冷えは大病の元?皮ごと食べると効果UPな食べ物

夏なのに、お腹が冷えたり、冬は手足が凍ったように冷たくなってしまうなど、冷えに悩んでいる方は多いはず。
冷えはどうして起こるの?冷えに効く食べ物って?
体を温める食材を摂っていれば病気の予防だってできちゃいます。

今回はそんな冷えについてご説明いたします!

 

冷えとは?


36,6℃が平熱、健康体で免疫力が旺盛と言われています。
元々人間には体毛がないので、寒さに対する特別な機能を持っていません
そのため冷えに弱く、冷えると様々な病気にかかりやすくなると考えられています。
冬に、風邪、肺炎、脳卒中、心筋梗塞、高血圧、ガン、腎臓病、糖尿病、膠原病などによる死亡率が上がる原因の一つに、冷えがありそうです。

体が冷えると、
血液中の白血球の活動が鈍る=老廃物や病原菌を処理する力が低下する=免疫力が下がる
という流れができます。
しかも、体温が1度下がると、免疫力は30%以上下がると言われています。
免疫力は、外敵の侵入を食い止めたり、侵入してきた外敵を攻撃する働きがあるので、免疫力が下がると外敵に勝てず、体調を崩してしまいます。

 

体を冷やす原因とは?


体を冷やす原因にはいくつかあります。

 

慢性的なスポーツ不足
→筋肉量が減少、エネルギーを生み出す量が少なくなっているため。
運動が苦手な方は、ウォーキングがオススメです。

 

ストレスによる血行不良
→緊張ホルモンの分泌が高まり、血管が収縮し血行不良に。
体温の低下の原因にも。
ストレスを0にすることは難しいので、空いた時間には自分の好きなことをして気分転換しましょう。

 

湯船に入らない
→全身の血行を良くして、全臓器・細胞の新陳代謝を促し、体温を上げるためには、シャワーだけではNG。
湯船に入ると、発汗・排尿を増やして、冷えの原因となる体内の余分な素分を排泄してくれる役割も。
面倒くさがらずに、湯船に入る習慣をつけましょう。

 

体を冷やす食べ物や飲み物をよく摂る
コンビニでも常温の水やお茶が増えてきましたが、キンキンに冷えたものはなるべく避けましょう。

 

基礎代謝の低下
→冷たい食べ物やクーラーで体を冷やすので血管が収縮し、血行が悪くなる。
飲み物には、身体を温めるものと冷やすものがあります。
茶葉から発酵させたもので、暖色系のもの(赤、黒、黄、橙)は体を温めるので、上手に組み合わせて摂るようにしましょう。(紅茶、ほうじ茶、黒ビール、赤ワインなど)

 

薬の飲み過ぎ
→解熱剤や鎮痛剤は体を冷やす作用が。
なるべく薬に頼らないような健康的な生活習慣を送れるといいのですが・・・。

 

自分でも気付かないうちに、体を冷やしている習慣があるのでは?
上記に挙げた6つですが、意識していれば自然と身につくものしかありません。
自分の健康を考えたら簡単ですよ。

 

体が冷えるとどうなる?


体が冷えると、血液中に老廃物や過剰栄養素が多くなります。
そこで、それらを処理しようと白血球が動き出しますが、白血球が処理できないほどに体内にたまると、身体に何らかの症状を及ぼします。
つまり、体が冷えると血が汚れ、病気になりやすくなるということ。

すぐに分かる症状としては、発疹が出ている、炎症が起こっている、血圧が高いなど目に見えて分かる症状が出ている場合は、体が冷えている場合があります。
ひどい場合は、動脈硬化、血栓、がんなどにもなるので、体は冷やさないに越したことはありません。

 

体を温める=免疫力を高める
体を温めるオススメ食材


冷えからくる体調不良や病気は、体を温める食材で予防や改善ができます。
簡単な見分け方は、暖かい南国などで取れるものは体を冷やす効果、寒い北国で取れるものは体を温める効果があるということです。
果物は基本的には、身体を冷やす作用がありますが、りんごだけは例外なんです。
確かに青森、長野と言った寒い地域で有名なりんご。
りんごは体を冷やさない果物なので貴重ですね。

果物以外で、いくつかご紹介します。

 

しょうが

効果:代謝促進、デトックス、免疫力アップ、血流を良くする強心作用、発汗・利尿作用、解熱作用、高血圧・低血圧に効果的
主な成分:ジンゲロール、ショウガオール、シネオール、ジンゲロン

特に、しょうがの皮に多く含まれているジンゲロールという成分は、抗酸化作用、末梢血管の血行促進、発汗、保温、肝臓機能促進、免疫力アップといった効果があります。
皮を剥いてしまうとせっかくの効果がかなり減ってしまうので、剥かずに皮ごと食べることが大事です。
また、加熱するとショウガオールに変化して体を温める効果を発揮しますが、100℃を超えると機能を失ってしまうので、低温での調理がおすすめです。

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玉ねぎ

効果:解毒作用、血栓防止、抗アレルギー、老廃物の排出促進、抗ガン、老化防止、抗酸化作用
主な成分:オリゴ糖、セレン、アリシン、ケルセチン

玉ねぎの皮に含まれているケルセチンは、ポリフェノールの一種です。
高い抗酸化力で動脈硬化を予防したり、血中コレステロールを抑制し、血流を良くしたりします
皮のまま食べるのは難しいので、玉ねぎの皮茶にしたり、皮を剥いた状態で一週間程度日光に当てるとケルセチンが生まれるので、日光浴がおすすめです。

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にんじん

効果:ガン予防、老化予防、骨を丈夫にする、水銀を排泄する作用、血圧を下げる、抗酸化作用
主な成分:βカロテン、ビタミンA、カリウム、カルシウム

生で食べても体を冷やすことがないのが、にんじん。
しかも、にんじんに豊富に含まれているβカロテンは、抗酸化作用に優れ、ガン予防にも優れた成分
皮の下に多く含まれているので、皮ごと食べるのがおすすめ
普段、皮と呼ばれる部分は内しょう細胞と言われ、食べられる部分なので、本来捨てるのにはもったいないところなんです。
脂溶性成分なので、油と一緒に食べると吸収率が更にアップするので、ココナッツオイルなど、良質な油と一緒に食べましょう。

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ごぼう

効果:生活習慣病の予防・改善、デトックス作用、肝臓の機能改善、便秘改善、精力増強
主な成分:イヌリン、タンニン、食物繊維、アルギニン

皮に脂肪の蓄積を予防するポリフェノールの一種のクロロゲン酸が豊富です。
しかし、水にさらすと食物繊維同様、流れ出てしまうので、あく抜きや下茹ではしない方が、栄養をたくさん摂ることができます

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れんこん

効果:貧血の予防・改善、胃もたれ改善、消化促進、むくみ予防、消炎作用、新陳代謝の活性化
主な成分:タンニン、カリウム、ムチン、ビタミンC

ビタミンCがレモンにも匹敵するほど豊富なれんこん。
意外にも貧血の予防や改善に活躍してくれます。
他にも、切り口が黒くなるのはポリフェノールの一種のタンニン
黒ずむからといって、長い時間あく抜きをしていると栄養分が流れ出てしまいます。
特に、皮付近に多く含まれているので、よく洗って皮ごとの調理がおすすめです。

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他にも、ニラ、大根、かぶ、かぼちゃ、じゃがいも、ねぎなど、日ごろ何気なく食べている野菜も効果的です。
以前、ご紹介したスーパーフードも同様の効果があるので、こちらもおすすめです。

主食となる肉や魚の中にも、体を温める食材はあります。
中でも、羊肉、鶏肉、牛肉、鮭、鰹、鯖、鮪がおすすめです。
もちろん、添加物が入っていないものを選んでくださいね!

 

 

まとめ
●病気にならないためにも体を冷やす習慣を止めること。
●体を温める食材を摂って、免疫力を高めること。

 

皮ごと食べると、更なる効果を期待できます。
農薬や化学肥料などが一切使われていないものであれば、皮まで安心して食べることができますね。
あれが足りない!と身体が欲しているような場合は、意識して野菜を選ぶことも大事ですね。

夏バテにならないためには?夏バテを予防する食材とは?

連日、35度を超える猛暑日が続いており、ニュースでも注意喚起しています。
埼玉の熊谷市では日本歴代最高気温を上回る41,1度を記録したとも言われています。

暑さでだるい、食欲がわかなくて元気が出ないなど、夏バテの症状が出ている人も多いのではないでしょうか?
夏バテにならないためにも、今調子が悪い人にも是非知ってもらいたい、夏バテについてご説明いたします!

 

夏バテとは?


夏バテとは、

・水分や栄養不足
・睡眠不足
・疲労
・炎天下や暑い室内での仕事や運動による極度な体力消耗
・暑さと睡眠不足で食欲が低下し、体内のたんぱく質の消費量の供給が追い付かない
・室内と外の温度差に身体がついていけず、バランスを崩す

などが原因で、だるい、疲れやすい、食欲がわかない、眠れないなどの症状が起こることです。
更に、汗と一緒にビタミンやミネラルなどの微量栄養素も一緒に出てしまうので、夏はいつも以上に食事に気を付け、必要な栄養素を補わなければなりません。

夏バテだと感じた場合は、休養はもちろん、栄養もしっかりとりましょう。

 

夏バテを予防するには?


夏バテの原因として、特によく見られるのが、食欲不振が原因によるものです。
先ほども述べましたが、暑い夏は基礎代謝が高まるので、たんぱく質をたくさん消耗します。
しかし、食欲が減ってしまうので、食が細くなり、たんぱく質を十分に摂ることができません。
特に意識して食べていただきたいものは、たんぱく質ですが、他にも夏に積極的に摂ってほしいものはあります。

 

豆腐

原料の大豆には良質の植物性たんぱく質や、体内で合成できない必須脂肪酸の1つであるリノール酸などの植物油が含まれています。
大豆に含まれるサポニンは、体内の過酸化脂質を抑え、血液中のコレステロール値を下げる働きもあります。
他にもエストロゲンに似た作用や、抗酸化作用などもあるので、積極的に食べましょう。

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鶏肉

消化が良く、腸の弱い人にも適した、たんぱく質のよい補給源です。
特にささみ肉は脂肪が少なく、食欲のない時に最適です。

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枝豆

枝豆は大豆の未熟なものなので、たんぱく質が豊富です。
カリウム、ビタミンB1、B2、C、食物繊維も豊富なので、これ一つで栄養をたっぷり摂ることができます。

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牛肉

良質なたんぱく質、鉄分、ビタミンB2を多く含み、脂質の供給源となる栄養価の高い食品です。
冷え性にも良く、貧血の改善にも効果的です。

 

うなぎ

たんぱく質、カルシウム、鉄分、ビタミンA、B1、B2などが豊富で、脂肪が多く少量で高エネルギーなので、スタミナをつけるのにもってこいです。
土用の丑の日と言われるほど、夏バテには最適です。

 

料理を冷たくしたり、お酢やレモン、上手に香味野菜(薬味)を使い、食欲をそそるような工夫をしたりしてみましょう。

 

脱水症状とは?


日頃の食事を注意していれば夏バテにならないというわけではありません。
体を冷やすために大量の汗をかきます。
しかし、水分をあまり摂らない、こまめに水分補給をしていないと、体内の水分と塩分(ナトリウム)が急激に少なくなり、血液が濃縮され、脱水症状を引き起こします

脱水症状が起こると、血液や体液の循環調節が上手くいきません。
脱水症状を起こしていても水分をきちんと摂っていないと、発汗がストップしてしまい、熱中症になってしまいます。
熱中症にもならないためにも、脱水症状を起こさないことが大事です。

体を構成している成分で一番多いのは水分です。
一般に脱水の程度は、体重減少から判定されていますが、

短期間に健康時の体重の3%前後の現象があれば軽症
6%前後では中等症
9%前後では重症
15%以上になると死亡率が一気に高くなります

ニュースで、脱水症状を起こして病院に運ばれる高齢者の方が多いのは、特に喉の渇きが現れにくいから。
高齢者に限らず、日頃から喉の渇きを感じる前に、こまめに水分を摂取することが大事です。

脱水症状を起こしている場合、症状に合わせて水分補給の仕方が変わります。
症状によって、大きく2つに分けることができます。

 

水分欠乏性脱水
細胞外液の水分が減り、血液が濃くなった(ナトリウムの濃度が高い)状態
症状:口の渇き、尿量の減少など
水分欠乏性脱水の場合は、こまめに水分を摂取しましょう。

 

ナトリウム欠乏症
細胞外液のナトリウムが減り、血液が薄くなった(ナトリウムの濃度が低い)状態
症状:頭痛、めまい、下痢、嘔吐、たちくらみなど
ナトリウム欠乏症の場合は、水分と共にナトリウムを速やかに摂取しましょう。

ポカリスエットやアクエリアスなどのスポーツドリンク、経口補水液OS-1など、塩分や糖分の入ったものがオススメです。
この時にミネラルウォーターなどの水を飲んでいると、ナトリウムが不足したままなので、水中毒を引き起こします!
低ナトリウム血症やけいれんを起こして、最悪の場合死に至ることもあります。

食事からも水分は補給できます。
お吸い物、味噌汁、スープなどを食事に取り入れ、果物からも摂ることができますので、積極的に摂取することを意識しましょう。

 

脱水症状を予防するオススメ食材

脱水症状を起こす前に、気軽に食べられる(飲める)食材をご紹介します。

 

スイカ

果肉中の水分が特に多いのがスイカです。
ミネラル、ビタミンも豊富で、水分補給には最適な水分源となります。
しかし、糖分も多いので、食べ過ぎには注意が必要です。
イチゴ、グレープフルーツ、夏ミカン、みかん、梨、桃もオススメです。

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オレンジジュース

体内にビタミンAになるカロテン、ビタミンC、カリウムなどが豊富に含まれています。
しかし、便を軟らかくする作用があるので、下痢気味の場合は避けましょう。

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ほうじ茶などのお茶

タンニンやカフェインが少ないので水分補給に最適です。
私たちの皮膚、爪、毛、骨などに存在しているケイ素も含まれているので、一石二鳥です。

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農薬・化学肥料不使用の体と心に優しいお茶。

 

りんごジュース

カリウムが豊富に含まれているので、水よりも吸収が早く、脱水の際には最適です。

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まとめ
●喉が渇く前に、こまめに水分補給すること。(症状に合ったものを飲むこと。)
●毎日の食事では、特にたんぱく質を積極的に摂ること。

 

暑い夏はまだまだ続きます。
ワイルドクラフトの美味しい野菜、果物を毎日しっかり食べて体力をつけ、たっぷり睡眠をとって、暑い夏を乗り切りましょう。

ワインとは?ワインで頭が痛くなる原因とは?安くて美味しいワインに騙されないで

お料理に合わせてワインを飲む方、家にワインセラーを置くほどワインが大好きな方、ワイン好きな方はとことん美味しいワインを極めるイメージがありますが、ワインを選ぶポイントはなんでしょうか?
ワインは抗酸化作用のあるポリフェノールが多いので、体にいいものだと思われていますが、腐らせないために防腐剤が入っているので、本当のところどうなの?と疑問を持った方もいるはず…。
無添加ワインなら安心、オーガニックワインなら安心と思っている方、それはちょっと違うかも?
今回はそんなワインについてご説明いたします!

 

ワインとは?


ワインとは葡萄の実を摘み潰して、皮に住む酵素によって発酵させたものです。
集められた実は、水洗いはしません
つまり、化学肥料や農薬などを使っている場合、全く洗い流されず、そのままワインになってしまいます。
以前、残留農薬のところでお話しましたが、ぶどうは残留農薬が多い食材のひとつです。

しかし、

①果実が傷むため
②果汁が流れてしまうため
③高めた糖度も水に溶けてしまうため
④酵素が流されてしまい、発酵できなくなってしまうため

といった理由により、水洗いすることができません。

この時点で、どのように栽培されたか分からない葡萄からできたワインは、大量生産であるために、化学肥料や農薬を使用している可能性が高いということ。
つまり、安価なものが多いということが分かると思います。

ワインの中にも色々な種類があります。
種類によってワインの作り方は異なります。
よく飲まれる赤ワイン、白ワイン、ロゼワイン、スパークリングワインの作り方をご紹介します。

 

赤ワイン


実、種、皮が入ったまま、発酵槽で発酵させます。(主発酵)
皮ごと発酵させるので、皮の色素が溶け出し、種のタンニンが、発酵でできたアルコールによって抽出されます。
その後、皮、種、澱(おり)を取り除き、更に発酵させます。(後発酵)
後発酵の後、樽やステンレス槽で熟成させ、濾過して、イオウの煙を吹き込み瓶詰めします。

 

白ワイン


果汁だけを発酵させます。
15~20℃の低温の発酵槽で主発酵させ、熟成させます。
その後、濾過して、イオウの煙を吹き込み瓶詰めします。

 

ロゼワイン


赤ワインと同様に仕込み、アルコールの抽出を始めて液が適度に色づいたら皮、種を取り除きます。
温度管理が難しく色や香りが変わりやすいので、瓶詰め前に糖分を加えることが多いです。

 

スパークリングワイン(発泡ワイン)


白ワインと同様に、果汁だけを発酵させます。
夏の太陽を浴びていない葡萄は糖分が高くないため、糖分を加えます。
糖分を加えることで、発酵でアルコールへと変わるので、甘味が出ます。
その後、瓶詰めをして更に発酵させます。
瓶詰めをしていても発酵しているので、シュワシュワと炭酸があります。
赤ワイン、ロゼワインは皮ごと使っているので、特に選ぶ際に注意する必要がありそうです。

 

ワインに含まれる酸化防止剤とは?
頭痛の原因?


ワインには、フィトケミカルである抗酸化作用の強いポリフェノールが多く含まれていますが、酸化が進むにつれ、雑菌が繁殖しワインの品質が劣ってきてしまうので、酸化防止剤を使う必要があります。

 

二酸化イオウ(イオウの煙)
ワインのラベルを見るとよく書かれている酸化防止剤(亜硫酸塩)は、硫黄を燃やした煙「二酸化イオウ」のことです。
二酸化イオウには、

①雑菌排除・酵母抑制:殺菌効果により、果汁に含まれている雑菌を殺す
③酸化防止:水に溶けると還元作用のある亜硫酸となり酸化を防ぐ

この2つの作用があります。
輸送や保管をより容易にするために、色、味、香りを守るためにも二酸化イオウは必要になります。
しかし、二酸化イオウは、亜硫酸ガスとも呼ばれていて、大気汚染の原因となる物質です。
オーガニックワインでも、残留濃度が通常のワインより少ないとは言え、入っています
海外で作られたオーガニックワインは輸送される際に、多くのCO²が排出されるので、人間にとっても環境にとっても優しいワインかと言うと、そうではないような気がします。

 

メタ重亜硫酸カリウム(メタカリ)
メタカリを入れることで化学反応を起こし、二酸化イオウを発生させ、酸化を防ぎます。
しかし、香りを損ねること、分子レベルまで入り込むので、ワインの中に大量に残留してしまいます。
また、使用許容量が日本の厚生労働省が350mg/リットルなのに比べ、EU基準は赤ワインが160mg、白ワインが210mgと、日本の許容量は約倍になっています。
海外で作られても輸出する国の基準に合わせて作られるので、海外製だからと安心はできません。


ワインを飲むと頭が痛くなる、胃が痛くなるという方がいらっしゃいますが、その原因は二酸化イオウやメタカリのせいだという説もあります。
(マロラクティック発酵という工程で発生する、血管を拡張させる作用を持つ「ヒスタミン」や血管を収縮させる作用を持つ「チラミン」が原因ではないかという説もあります。)

原因はまだ解明されていないようですが、酸化防止剤のせいだと言われている説があるということは、人間の身体が拒否反応を示していると考えてもいいような気がします。

 

ワインに含まれる保存料とは?
ジュースやお茶に含まれるビタミンCの正体とは?


輸入の時、少しでも値段を抑えるために温度管理が雑になっているのが現状です。
そのためには、大量の保存料が必要になってきます。

 

ソルビン酸
細菌やカビの発生・増殖を抑える働きがあるため腐敗防止として多くの食品の殺菌剤として用いられます。
分解して異臭を発生させたり、他の物質との複合摂取により発がん性が危惧されています。

 

アスコルビン酸
ビタミンCのことでもあります。
合成した化学物質で、色や味わいに影響します。
日本のジュースなどにもよくビタミンCの表示があり、ビタミンCを摂れると勘違いする方が多いですが、体にいいどころか悪いものです。
ビタミンCはとても酸化しやすい物質で、食品などに混ぜることで最初に酸化し、他の素材の酸化を防いでくれます。
酸化防止剤として添加されるビタミンCは、消費者の口へ運ばれる前に、既に酸化しているものです。
酸化したビタミンCを体内に入れると、今度は還元作用が働き、体内の電子が奪われ活性酸素が発生し体を傷つけてしまいます

ワインだけではなく、コンビニなどで気軽に買うことのできるお茶やジュースにも気を付けなくてはなりません。
成分表に書かれているビタミンCが保存料であることの認識がまだまだ薄いということなのでしょうか。
せっかく抗酸化に優れているポリフェノールが豊富でも、保存料のビタミンCのせいで抗酸化作用の意味がなくなってしまいそうです…。

 

添加物不使用のおすすめペットボトル飲料

ちなみに、ビタミンCなどの添加物を一切加えていないお茶は、コンビニやスーパーで買うことができますので、見つけたら是非買ってみて下さい。

株式会社遠藤製餡
【有機JAS認定商品のあずき美人茶】はこちら

主原材料:有機小豆
賞味期間:(メーカー製造日より)270日

伊藤園
【無添加LIFE ルイボスティー】はこちら

原材料名:ルイボス
賞味期間:(メーカー製造日より)9カ月

 

無添加ワインとは?


では、保存料などの添加物を避けるのであれば、無添加ワインを選べばいいと思うと思います。
無添加ワインとは、殺菌や液中成分の除去などに様々な技術を駆使したり、発酵をコントロールするために酵素を使用したりしています。
雑菌や酸化変質する物質の除去にはマイクロフィルターを使い、濾過します。
微発酵や酸化変質を防ぐために加熱処理していることなんかもあるようです。
加熱処理すれば、もちろん味や香りが変わってしまいますし、酵素が死んでしまうので、ワインとしての熟成は行われることはありません

 

安くておいしいワインの正体とは?


コンビニでは1,000円以下のワインがたくさん並んでいます。
味も香りもよくてコストパフォーマンスがいいと言われていますが、その美味しさは何か知っていますか?

化学肥料、農薬、除草剤の使用で土が弱く固くなり、ぶどうの品質が落ちてきてしまっています。
そんなワインを美味しく見せるために、高級なワインや有名なワインの香料を加えているので、本来のワインの味や風味ではありません
香料のおかげなんです。
また、農薬を使うことで皮に住む酵素も死んでしまうので、発酵をコントロールするために酵素も使っています。
ヨーロッパでは、酒類は大蔵省の管轄のために、原材料表示の義務がないため、あまり知られていないのが現状です。
もはやワインの味をした、人工的なぶどう味のお酒といった感じですね。

化学肥料、農薬、除草剤を使えば大量生産できるということは分かると思いますが、土には大きなダメージを与え、それが元に戻るのには何十年(それ以上?)もかかります。

樹木の周りに雑草があると栄養を吸われてしまい、バランスが崩れてしまうので化学肥料を使います。
その雑草を無くすために除草剤を使います。
しかし、雑草がいないと害虫や病原微生物の天敵となる雑草がいないので、異常繁殖してしまいます。
その病害虫などを駆除するために農薬を使います。
その結果、土に栄養や空気を与えていた微生物も死んでしまいます。
栄養を作り出せないため、また化学肥料を使う・・・と悪循環になってしまいます
良い土とは、生態系のバランスが整っている土のことです。
生態系がしっかりしていれば、害虫などは発生しません。
化学物質を使うと生態系が狂い、病害虫が発生するんです。

人間のその場しか考えない行動が、何倍にも悪い状態になって帰ってくるなんて、その時は考えもしなかったと思います。

 

オーガニックワインとは?


オーガニックワインとは、オーガニック農業で栽培したぶどうから造ったワインのことです。
メタカリなどの保存料、色素安定剤、香料不使用であり、味・色・香りの補正は禁止されていますが、二酸化イオウを少量使用することは許可されています。
オーガニック原料を使っていればオーガニックコスメと呼ぶことができるように、オーガニックワインも少なからず酸化防止剤が入っているので、絶対安心とは中々言えないような気がします。
現時点では、美味しいワインを作る上で、酸化防止剤は必要不可欠なようですので、結局のところ飲む方の判断に委ねるといった感じです。

ワイルドクラフトのワインはないかと思い探しましたが、ワイルドクラフトのぶどうは使っているけれど、酸化防止剤などは入っていないワインは見つけることができませんでした。
やはり、酸化防止剤は今の技術では不可欠なんでしょう…。
使用するぶどうはワイルドクラフトのものというものを見つけましたので、少しご紹介します。

KURAMBON WINE
【KURAMBON WINE】はこちら
自然栽培でぶどうを育て、最小限の濾過(場合によっては無濾過)で瓶詰めされています。
(酸化防止剤(亜硫酸塩)が入っています。)

ROBERT MONDAVI(ロバート・モンダヴィ)
【ROBERT MONDAVI】はこちら
自然環境およびそこに棲息する動物たちを保護するために、自然との調和を大切にした革新的なナチュラル・ファーミング(自然農法)を採用しています。
(酸化防止剤(亜硫酸塩)が入っています。)

 

ビオディナミワイン=自然派ワインとは?


オーガニックに当てはまらない、自然派ワインと呼ばれるものが、ビオディナミワインです。
ビオディナミとは、ドイツの哲学者ルドルフ・シュタイナーが提唱した自然派主義生活のことで、それに基づく農業のことです。
ドイツのオーガニック認定機関であるDemeterがビオディナミの認証をしていますが、法律の規定がなく、認証がなくても使用することができます
実際には様々な添加物が入っていたり、人工的に味・色・香りの補正が行われているようです。

このように色々とワインについて調べてみましたが、今の技術では中々酸化防止剤や添加物を一切なくした、ワイルドクラフトのワインの製造は難しいのかもしれません。
ただでさえ、ワイルドクラフトのぶどうは少ないので無理ないかもしれませんが・・・。

 

まとめ
●今の技術では酸化を防ぐためには酸化防止剤を使うか、加熱処理しかないので、どちらを選ぶかは消費者が選ぶしかない。
●ワインを飲んで頭痛がする原因は酸化防止剤のせいかもしれない。
●ワインだけでなく、ジュースやお茶などに入っているビタミンCは保存料で、活性酸素を発生させる原因。
●安くて美味しいワインの正体は香料であること。
●ビオディナミワイン=自然派ワインは法律の規定がないため、添加物や香料が入っている可能性が高い。

 

今後もっとワイルドクラフトの概念が世間に知られていけば、酸化防止剤に代わる酸化を防げるものができれば、正真正銘のオーガニック=ワイルドクラフトのワインができる日もそう遠くはないかもしれませんね。

食べ合わせとは?炭水化物と果物を一緒に食べるのはNG?甘い果物と酸っぱい果物を一緒に食べるのもNG?

ホテルの朝食などビュッフェでは、フルーツがたくさん盛られていて、何を食べようか悩んでしまいますよね。
どれも食べたくなってしまい、全種類を少しずつ食べている方も多いのでは?

よく「ウナギと梅干し」「天ぷらとスイカ」の食べ合わせは身体によくないからやめた方がいいなんてことも言われています。
このように、果物同士でも、一緒に食べるのを控えた方がいいものがあるのを知っていますか?
〇〇は体にいい!と言われて食べていても、食べ合わせによって効果を得られていないかもしれません。

果物の食べ合わせについてはあまり考えたことがないかもしれませんが、今回は果物の効果的な食べ合わせについてご紹介いたします!

食べ合わせとは?


食べ合わせとは、合食禁や食合禁と言われる、食に関する伝承の一つです。
一緒に食べると消化活動に影響を与え、脱水症状や腹痛、下痢などの症状が起こすことがあります。

以前、酵素とは?最初に野菜を食べる意味とは?でも説明しましたが、体を維持するためには酵素はなくてはならないもの。
しかし、食べ合わせによって、酵素の働きを阻害してしまうことがあります。

熱に弱い酵素ですが、果物なら生で食べられるので、簡単に酵素を補給することができます。
炭水化物は、食べると消化酵素の働きで糖に分解されてエネルギーになりますが、果物は熟す過程で自らの酵素で消化が進み、糖の形で体内に入っていきます
そのため、消化もスムーズで、消化器に負担をかけずに代謝をアップさせることができます

食べ物はそれぞれ消化にかかる時間が異なります。
生の果物は15~20分で胃から出ていくのに対し、炭水化物や肉は数時間以上かかってしまいます。
そのため、これらを果物と一緒にとると消化に時間がかかり、果物の糖が発酵してしまいます。
そして、この時に、消化の邪魔をしてしまいます。
これが、胃のムカムカや胃が重いなどといった症状の原因です。

もし果物と何かを一緒に食べるなら、消化の早い生野菜がオススメです。

 

果物の種類とは?


果物にも、特徴や産地によってグループ分けされています。

仁果(じんか)

花托という花の付け根が発達したところを食べるもの。
中心部あたりに芯があり、そこに種ができる。
例:りんご、梨、洋ナシ

 

核果(かくか)

硬い核の中に種があり、その周りを食べるもの。
表面を覆う皮は薄くて柔らかく、水分が多くジューシーなものが多い。
例:桃、さくらんぼ、梅

 

柑橘

さわやかな香りと甘酸っぱい味が特徴。
酸味が強く料理の風味付けなどに使うものを、香酸柑橘と分類される。
例:オレンジ、グレープフルーツ

 

果菜

野菜の仲間として分類されるが、果物として食べられるもの。
トマトやピーマン、キュウリなども含まれる。
例:スイカ、メロン、いちご

 

熱帯果物

熱帯から亜熱帯で作られるもの。
例:パイナップル、バナナ、ドラゴンフルーツ

 

堅果(けんか)

硬い殻で覆われている種を食べるもの。
ナッツ類などは果物でも、良質な油やたんぱく質を多く含み、ビタミンEも豊富。
例:木の実、ナッツ類、栗

 

果物の食べ合わせで理想的なものは?


果物には、甘いものと酸っぱいものがあります。
比較的よく食べられている果物を表にしました。

酸っぱいものと甘いものには、それぞれ消化にかかる時間が違います。
そのため、酸っぱいものと甘いものを同時に食べてしまうと、消化器官に負担をかけてしまいます
(特に消化器官が弱っている時は注意が必要です!)

消化に時間のかかるものを食べ過ぎると、次の食事の時間になってもまだ胃腸は働いている状態で、そこに更に新しいものが入ると消化器官は休むことができません。
その結果、うまく消化吸収できず、太る原因にもなってしまいます。

上の表の隣同士になっているものは、比較的酸味が近いものなので、一緒に食べても問題はありません。
参考にしてみて下さい。

果物でデトックスと言いますが、あまりに違いすぎる種類を摂ると、デトックスどころか、逆に内臓を疲れさせてしまうので、果物を食べる際にも気を付ける必要があります。

 

ビュッフェにある果物の安全性は?


ビュッフェや、自ら取りに行く食べ放題メニューのあるお店などで、果物が置いてあるのをよく見かけますが、その安全性について考えたことはありますか?
残留農薬のことを気にしていたり、オーガニック、ワイルドクラフトにこだわっている方なら、農薬については考えるかもしれませんが、その果物がどのくらいの時間その場所に置かれているかをいちいち考えて食べる人は少ないと思います。
(見て、明らかに乾燥してしまっているものは別として。)

農薬だけでなく、食中毒の原因となる菌にも注意が必要です。
加熱された料理は、熱で菌が死んでいる可能性が高いですが(菌は60℃以上で死ぬと言われています。)、生のまま食べる果物の場合は、そうはいきません。
菌はもちろん果物にも付着することがあります。

以前、世界仰天ニュースで、菌のついたメロンを食べた33人が食中毒で亡くなったというニュースがありましたが、最悪の場合、食中毒で死に至ることもあります。
33人の命を奪った殺人メロン

果物は熱を加えていない分、そのリスクは高まります。
ビュッフェの果物が置かれているところで注意してもらいたいのは、

①トングなどの道具がなく、手掴みで取っていないか
人の手から菌が移る可能性があります。

②同じお皿に新しいものをつぎたす形式ではないか
もし、そのお皿に菌がいたら、菌のついていない果物にも菌がついてしまいます

大抵の場合、果物は皮を剥いて食べるので、そこまで心配になることではないかもしれませんが、皮が剥かれているもの、皮ごと食べるものには特に気を付けて下さいね。

 

まとめ
●果物を食べる時は、生野菜と一緒に食べる。
●色々な種類の果物を食べたい時は、酸味が近いものを選ぶ。
●ビュッフェで果物を食べる時は衛生面をしっかりチェックする。

 

果物を美味しく、もっと効果的に取り入れていきたいですね。

スーパーフードとは?アンチエイジング、ダイエット、美肌効果など女性に嬉しい効果がいっぱい!

少し前から聞くようになった「スーパーフード」。
チアシード入りのジュースや、ココナッツオイルを使ったお菓子など、一度は目にしたことがあると思います。
身体にいい栄養素がぎっしり詰まったものだということはご存知だと思いますが、中々手を出しにくいもの。
目的に合わせたスーパーフードを上手に取り入れて、健康と美容の両方を手に入れましょう。

今回は、スーパーフードについてご説明いたします!

スーパーフードとは?


スーパーフードとは元々、世界各国で、食べると健康や長寿をもたらすことから、貴重な食糧として食べられていたものです。
世界共通の定義はありませんが、

栄養バランスに優れ、一般的な食品より栄養価が高い食品であること。あるいは、ある一部の栄養、健康成分が突出して多く含まれる食品であること。
②一般的な食品とサプリメントの中間のような存在で、料理の食材としての用途と健康食品の要素をあわせもつこと。

と、日本スーパーフード協会では定義づけしています。
少量で効率よく栄養素を補うことのできる食糧こそ、スーパーフードです。
中には薬として使われていたものや、お金の代わりになっていたものもあるほど、とても価値のあるものです。

自然な食べ物の栄養価をとることで、身体を改善していこうとする考え方から、特に高栄養化で身体に良い影響をもたらす食べ物をスーパーフードと呼んでいます

スーパーフードの歴史は意外に長く、1980年代にアメリカ・カナダで食事療法を研究する医師や専門家がスーパーフードという言葉を使い始めたことがきっかけとなり、最近、特に注目され始めた理由は、スーパーフードの栄養価の高さが科学的に解明されてきたためです。
また、化学肥料や農薬などを使用しないオーガニックやワイルドクラフト、自然に近い生のまま食べるローフード、自然食品を皮ごと食べるマクロビオティックなどの、自然食の考えに似ているため、オーガニックや自然派志向の方などに受け入れやすいものだったと考えられます。

 

スーパーフードに含まれる栄養素は?


多くのものに共通するのは、抗酸化物質です。
代表的なものに、ビタミンC、ビタミンE、フィトケミカルがあげられます。
ビタミンCが豊富だと思われているレモンですが、スーパーフードであるカムカムの30分の1しかありません。

もちろん、身体に必要なたんぱく質やアミノ酸、ビタミン、ミネラル、食物繊維など、多数の種類の栄養素が含まれています
人間の身体が健康であるためには、五大栄養素(炭水化物、脂質、たんぱく質、ビタミン、ミネラル)が必要だと言われていますが、身体の働きを助ける第六の栄養素である食物繊維やフィトケミカル、これらすべてのバランスがとても重要です。
スーパーフードは普段の食事にプラスするだけで、栄養バランスを改善することができます。

抗酸化物質は、身体に入るとすぐに活性酸素を除去する作用が働きますが、摂取後3~4日間で排出されてしまうので、毎食取り入れるのが理想的です。
たくさん摂れば摂った分だけ効果を期待できると思われがちですが、摂り過ぎても排出されてしまうので、サプリメントなどで補わなくても、自然な食べ物に含まれる量で十分です。
健康な身体を保つために、取り入れていきたいものですね。

 

オススメスーパーフード、その成分は?


スーパーフードと言っても何にどう良いのか分からない方もいらっしゃると思うので、比較的手に入りやすいもの、特に女性にとって嬉しい効果のあるものをご紹介いたします。
スーパーフードは基本的にはオーガニックのものですが、中にはワイルドクラフトのものもあるので、そちらもご紹介いたします!

ココナッツオイル


・ココナッツオイルに含まれる中鎖脂肪酸のラウリン酸、カプリル酸、カプリン酸は、体内でケトン体に変わり、素早くエネルギーに変換されるので、身体にたまりにくく、肥満や脂質異常の原因にならない
動脈硬化の抑制に役立つので、ダイエットに向いている。
・脳のエネルギーとしても使われるので、脳の活性化にも繋がり、アルツハイマー病を改善させたり、活性酸素の除去(抗酸化作用)、コレステロール値や中鎖脂肪値を下げてくれる
・腸の代謝を促すので、便秘を改善
・免疫力をアップするので、病原体に感染しにくくなる
抗菌抗炎症作用、細菌による肌トラブルに効果的。
・含まれるビタミンEには、皮膚の血行促進保湿しみくすみ予防

オーストラリア・ケアンズの美しくクリーンな環境で自生するココナッツからできたココナッツオイル
【ココナッツオイル・ピュア】はこちら

 

チアシード


水に漬けると種の周りがゼリー状ふくらみ、ゼリー状の部分は食物繊維が豊富に含まれている。

・水に漬けるとかさが10倍に増えるので、食べ過ぎ防止、グルコマンナンという水溶性食物繊維が含まれるので、便秘改善につながる。
・たんぱく質が豊富なので代謝をアップ。
・必須脂肪酸のオメガ3系脂肪酸のα-リノレン酸を含むので、生活習慣病の予防にも。

 

キヌア


・種子を覆うサポニンという苦い成分は、抗酸化作用抗菌作用血行改善に効果的。
白米の約2倍のたんぱく質、約26倍のビタミンE、約9倍のカルシウム、約8倍のマグネシウム、約12倍の食物繊維を含み、21世紀の主食として高く評価されている。
・代謝を助けるため、食べたものが効率よくエネルギーに変わり、痩せやすい体に
・サポニンが更年期障害の症状を改善

 

アサイー


・直径1cmほどの黒っぽい実の深い紫色の色素にポリフェノールが豊富に含まれていて、抗酸化作用がある。肌の細胞を若く保ち、美肌につながる。
・女性に不足しがちな鉄分が豊富に含まれる。血液を濃く健康に保ち、新陳代謝を活性化
抗酸化作用の強いビタミンEが豊富。

SAMBAZON(サンバゾン)
【無農薬天然栽培 アサイースムージーパック】はこちら

 

タイガーナッツ


チュファという植物の塊茎で、野菜の一種。土に埋まった地下茎の一部が肥大化し、栄養分を蓄えて塊になったもの。

・食物繊維が豊富、噛み応えがあるので満腹感を得られ、また便秘を解消するので、ダイエットに効果的。
・代謝を促進するマグネシウムが豊富に含まれるので、痩せやすい体に
・ビタミンEを多く含むので、アンチエイジングに効果的。

タイガーナッツジャパン
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フリーカ


収穫期を迎える前の緑色で水分の多い小麦をローストし、ひきわりにしたもの。

・食物繊維が白米の21倍と豊富で、便秘を解消するので、ダイエットに効果的。
・カルシウムとマグネシウムなどのミネラル、ビタミンB1が豊富で、代謝を助け、エネルギー消費アップ
新陳代謝アップアンチエイジング美肌効果も。

 

カムカム


ビタミンCがレモンの60倍、アセロラの2倍と言われ、現在確認されているフルーツの中で最もビタミンCが多く含まれている。皮膚の細胞の酸化を防ぐ抗酸化作用に優れている。
・コラーゲン生成を助けるので、肌に弾力としなやかさを与える
ポリフェノールも赤ワインの7倍含まれていて、抗酸化作用の高いフルーツ。
・メラニン色素の生成を抑え、美白効果が期待できる。
・ストレスに関わる副腎の機能を持つのでストレス解消に。

アマゾンカムカムセレクト
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ワイルドライス


ライスという名前がつくが、米と同じイネ科のマコモという草の実。マコモダケとも呼ばれている。マコモの種子の中にできるのがワイルドライス。

・ビタミンEが豊富に含まれるので抗酸化作用に優れ、肌の細胞が老化するのを防ぎ、美肌を作る。
・鉄分を多く含むので、貧血予防や、髪や肌の生まれ変わりを助ける。

デニスバンクスプロダクツ
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サチャインチ


木の実で、インカインチ、グリーンナッツとも呼ばれる。

・必須脂肪酸α-リノレン酸が豊富に含まれているので、血管の修復血栓を予防
ビタミンEが豊富で、オリーブオイルと比べると抗酸化作用が22倍

心が伝わるショッピングモール 農大市場
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ビーポーレン


ミツバチが集めた花粉を、巣に持ち帰る時に自らの分泌する酵素で団子状に固めたもの。アメリカでは先住民が「命の源」と呼んで宗教儀式で用いていたと言われている自然食品。自然界でも最も完璧と呼ばれるスーパーフード。

・花粉への耐性をつくるので、花粉症の予防
・ビタミンB群のナイアシンが豊富に含まれるので、たんぱく質の代謝を助けて免疫機能を高める
・葉酸とビタミンB12も含まれており、血液をつくる働きをする。
・ミネラルや脂肪酸も豊富で、わずかな量で多くの栄養素が摂れる。

サンフード スーパーフーズ
【ワイルドクラフト ビーポーレン】はこちら

 

カカオ


木の幹にラグビーボールのような実をつけ、中に白い果肉に包まれた約2~3cmの種子がカカオ豆。カカオ豆から胚乳だけ取り出したものをカカオニブと呼び、これを加工するとチョコレートになる。

・食物繊維が豊富なほか、カカオポリフェノールも豊富。カカオポリフェノールには、強い抗酸化作用があるので、動脈硬化予防血圧を下げたり美肌に効果がある。
・他の食材には含まれていない、テオブロミンやフェニルエチルアミンがホルモンや神経伝達物質に働きかけ、リラックス効果集中力を高めてくれる

EL CEIBO Bolivia(エルセイボボリビア)
【ヘリテイジカカオチョコレート】はこちら

 

ケール


青汁の材料として知られているアブラナ科の野菜。緑黄色野菜の王様と呼ばれる。

・キャベツの仲間なので食物繊維が豊富で便秘解消に。
・ビタミンKがカルシウムを骨にとどめ骨を丈夫にする。
・葉酸が豊富なため、赤血球を作り貧血を改善、たんぱく質を合成して体の発育を助ける

ハートネットショップ
【無肥料・自然栽培 ケール】はこちら

 

ウコン


ターメリックとも言い、スパイスとして使われたり、アーユルヴェーダや、中国の漢方の薬として使われてきた。

・黄色い色素はクルクミンと言い、ファイトケミカルの一種で、強い抗酸化作用がある。
・クルクミンは肝機能や脂質代謝を改善したり、アルツハイマー(認知症)の原因である「アミイロイドβ」の蓄積を抑える。

そらの野菜
【自然栽培 うこん粉末 愛知県産 不耕起自然農栽培】はこちら

 

ゴツコラ


ツボクサと呼ばれるハーブの一種で、アーユルヴェーダでは、脳や神経を活性化する強壮剤として使われていた。

・ポリフェノールの一種のタンニンが含まれ、抗酸化作用がある。
・緑色の色素のクロロフィルが含まれ、血流を改善する。脳の血流もアップ

トゥルシーボタニカルズ
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マルベリー


日本でも食べられる桑の実のこと。中国では漢方薬として使われている。

長寿遺伝子(サーチュイン)を活性化するレスベラトールが豊富に含まれている。
・果実の色が、黒や赤のものには、ポリフェノールが含まれている。
・ビタミンEが豊富なので、抗酸化作用がある。
・体の細胞を酸化から防ぎ、がんや生活習慣病などの予防

People tree(ピープルツリー)
【フェアトレードドライフルーツ ブラックマルベリー】はこちら

 

マカ


・マカが栽培される標高4,000mの地帯では、一日の寒暖差が20度もあり、強烈な紫外線が降り注ぐ過酷な条件で育つため、強い抗酸化作用がある。
・ファイトケミカルやアミノ酸が豊富に含まれ、抗酸化作用や、ホルモンの不調を改善する働きがある。
・アミノ酸の中にあるアルギニンは、脳や内分泌系に働きかけ、成長ホルモンや性ホルモンの分泌を促す。男性の精力剤のイメージが強いが、男性だけでなく女性ホルモンにも効く。
・たんぱく質、カルシウムなどのミネラルが豊富に含まれる。

サンフード スーパーフーズ
【サンフードオーガニック レッドマカ パウダー】はこちら

 

マキベリー


・濃い紫色の中にはポリフェノールの一種であるアントシアニンが豊富に含まれている。目の網膜で光を受け止めるロドプシンという物質の合成を助け、目の疲れ、かすみを和らげたり、目の毛細血管の血流も改善する。
・マキベリーは寒さの厳しい過酷な環境で育つため、強い抗酸化作用がある。
(ブルーベリーやカシスにも同様の効果が期待できます。)

サンフード スーパーフード
【オーガニック マキベリー パウダー】はこちら

 

 

見た目の老化や、様々な病気を引き起こす原因となるのが酸化です。
酸化を引き起こす活性酸素は、本来は免疫を助け、体を守る役割のあるものです。

体には活性酸素を無害化してくれる仕組みがあります。
活性酸素を無害化することを抗酸化と言いますが、食べ物から摂取した抗酸化物質の働きによって分解され、無害化されます。
先ほど説明したように、抗酸化物質である、ビタミンCやビタミンE、ポリフェノールなどが、スーパーフードにはたっぷり入っています。

まとめ
●スーパーフードは強い抗酸化作用を持つ。
●抗酸化物質は、摂取後3~4日間で排出されてしまうので、毎食取り入れる必要がある。

 

アンチエイジングや、病気を予防するためにも、高い抗酸化作用のあるスーパーフードも取り入れてみてはいかがでしょうか?

ワイルドクラフトコーヒーとは?一日何杯飲むのがいい?ダイエットにいい?紫外線の予防にも?

前回は、ワイルドクラフトの紅茶とハーブティーをご紹介いたしました。
紅茶やハーブティーがあるならコーヒーもあるのでは?と思った方もいらっしゃるかもしれません。
ワイルドクラフトのコーヒーももちろんあります。

紅茶も好きだけど、コーヒーの方がもっと好きという方!
今回はコーヒーについてご紹介いたします!

 

コーヒーとは?


コーヒーノキを発見いたのはエチオピアの西南部。
この時は、どのようにコーヒーと関わっていたのか記録は残っていませんが、10世紀頃には、薬として扱われるようになります。
嗜好品として飲まれるようになったのは、15世紀頃で、1500年頃にメッカに「カフェハネ」と呼ばれるコーヒー専門店が生まれ、だんだんとコーヒー文化が広がっていきました。
日本に入ってきたのは19世紀に入ってからと、世界と比べると少し時間が経ってからです。

さて、コーヒーは、コーヒー豆からできているのはご存知ですよね!
コーヒー豆と言うので、コーヒーは豆からできているのだと思われがちですが、
本当は「リンドウ目アカネ科コーヒーノキ属」に分類される「コーヒーノキ」という植物の、「コーヒーチェリー」と呼ばれる実の中にある2つの種子がコーヒー豆の正体です。

このコーヒーチェリーの外皮、果肉、パーチメント(肉果皮)などを取り除いたものが生豆(焙煎する前の状態のコーヒー豆)となります。

主な産地は北緯25度~南緯25度の範囲に当たる、熱帯・亜熱帯地域です。
コーヒーノキは繊細な植物なため、育つ条件が厳しく、

①気温:平均気温22度前後の高地
②降雨:年間降水量1,200~1,600mmが目安
③日照:直射日光に弱いため、ゆるやかな山の斜面
④土壌:火山灰が積もった土壌。pH4.5~6.0程度の弱酸性の土壌
⑤標高:1,000~2,000mの涼しい高地

これらの条件を満たす場所ではないと育つことはありません。

日本でも、地球温暖化に伴い栽培量は少しずつ増えてきています。
沖縄本土、石垣島、徳之島、小笠原諸島などで栽培が行われていますが、生産量が少ないためほとんど流通していません。

収穫されたコーヒーチェリーは、収穫後すぐに実から種子を取り出し、生豆にする精製を行います。
精製方法は大きく分けると2つあり、精製方法によって味わいも変わってきます。

ナチュラル(乾燥式):水を使わずに乾燥させて脱殻する
発酵したマンゴーやベリーのような甘い香りとコク。
雑味も含め、コーヒー豆そのものの風味や個性を感じることができる

ウォッシュド(水洗式):水を使って果肉とミューシレージ(パーチメントの外側についている粘質物)を除去してから乾燥、脱殻する
すっきり澄んだ味わい、上品な酸味。
ナチュラルに比べるとクリアでシンプルな味。

精製方法と味の特徴を知っておくとコーヒー選びの際に役立つかもしれません。

ちなみにですが、よく耳にするアラビカ種、カネフォラ種、リベリカ種が、コーヒーの3原種と呼ばれていますが、日本で飲めるのは、アラビカ種とカネフォラ種の2種類です。
リベリカ種は主にヨーロッパで消費されているので、日本では中々お目にかかれないかもしれません。
もし、リベリカ種を目にした際には是非飲んでみて下さいね。

 

コーヒーに含まれる成分とは?


テレビでも、コーヒーは身体にいいから毎日〇杯は飲んだ方が良いと言われています。

10世紀、アラビア人の医師が、コーヒーは身体各部を強化し、皮膚を清めて湿りを取り去り、香りを生むものだとして医学的な効果に注目していたり、15世紀、イスラム教の間で眠気覚ましの効果があるコーヒーは秘薬として注目されていたり、昔から人々にとって薬としても効果を発揮していました。

・カフェイン

基底細胞がん(皮膚がんの一種)の予防
覚醒作用
代謝アップ
脂肪の燃焼を助ける
抗炎症作用

・ポリフェノール

(コーヒーポリフェノールと呼ばれるクロロゲン酸)
抗酸化作用
長寿ホルモンであるアディポネクチンの分泌を促す
食後の血糖値の上昇を抑制
血圧を下げる
中性脂肪を分解を促進

・トリゴネリン

加熱すると、ニコチン酸(ビタミンB3)とNMP(N-メチルピリジニウムイオン)に変化。加熱すればするほど増えるので、深煎り豆の方が多く摂することができる。

・ニコチン酸
高脂血症の予防
糖尿病、高血圧、動脈硬化の予防
血液をサラサラにする
大腸がんの予防

・NMP
強い抗酸化作用
副交感神経を刺激し、リラックス効果
大腸の働きを改善
血圧を下げる
発がん性物質の解毒作用

特にカフェインの、基底細胞がんの予防は、紫外線で傷ついた細胞を消滅させ、傷を残さないことから、コーヒーを飲まない人より皮膚がんの発症リスクを78%まで下げるという研究結果が報告されています。
アメリカではカフェイン入りの日焼け止めまで売られているそうです。

紫外線を浴びる前にコーヒーを飲めば、紫外線予防の助けにもなりそうですね。

 

いつ飲むのが効果的?


先ほど、紫外線予防にも役立つと説明しましたが、目的に合わせて飲むタイミングを変えるのがベストです。

ダイエットには・・・食前に飲む!
クロロゲン酸が糖の吸収を遅らせ、食後の血糖値の上昇を防ぐからです。
更に食前に飲むと、食欲を抑制するホルモンを刺激することができ、食べ過ぎ防止にもなります。

認知症予防(アルツハイマー)には・・・習慣的に飲む!
カフェインの血中濃度を保つことができるので、一日2~3杯飲むと効果的です。
カフェインには、運動機能を高める効果と、単純計算能力を高めるという研究結果があるので、運動する30分前に飲んで、運動しながら簡単な計算をすれば筋肉と脳の両面から、認知症機能の活性化が期待できます。

このような効果が報告されているので、毎日2~3杯は飲む習慣をつけられるといいですね!

 

ワイルドクラフトのコーヒー取扱いおすすめショップ


澤井珈琲 Beans&Leaf

【ストレートコーヒー豆 タンザニアAAタデラ】はこちら
・年間1200ミリを超える豊富な雨、キリマンジャロの火山活動で積み重なった肥沃な火山灰土壌、野生の動物を育む豊かな大地は、個性豊かなコーヒーの故郷でもあるタンザニアの自生しているコーヒー。
・赤く熟した実だけを一粒一粒、手で摘み取り、精製工場へ集め、赤い実から種を絞り出し乾燥させ、電子色彩選別機で色による選別をし、熟練した手でコーヒーの最上級品AAを作っている。
特徴:キレのある酸味と、口の中に重く広がるコクを持つ香り高いコーヒー。

広島発☆コーヒー通販 CAFÉ工房

【レギュラーコーヒー ビルカマウンテン】はこちら
・世界的に有名な長寿の村、「ビルカバンバ村」で自生しているコーヒー。
特徴:バランスが取れていて、まろやかながらコクのある味わいのあるコーヒー。

幻の森林コーヒー、自生するコーヒー

【エチオピア ベレテゲラのコーヒー】はこちら
・プランテーション栽培ではなく、森の中に自生している原種のコーヒー。
収穫時以外はほとんど人の手が加わっていません。品種改良もされていないので、
アラビカ種本来の野生のままの味を楽しむことができる。
・エチオピア南西部ベレテ・ゲラの森では、住民によりWaBuBと呼ばれる森林管理組合が作られ、コーヒーの品質を高める努力をしており、森を守りながら、森からの贈りもの、原種のコーヒーの品質を高めることで、収入を増やし生活をよくしていくという、現地の人々の思いのこもった、「自生するコーヒー」と呼ばれている。
特徴:コクがあり、素朴な深みのあるコーヒー。

AndromedA Ethiopia Coffee(アンドロメダエチオピアコーヒー)

【アンドロメダエチオピアコーヒー】はこちら
・コーヒー発祥の伝説があるエチオピア・カファ地方の肥沃な森林に自生する100%野生のコーヒー。人の手が全く介さないところで自生しているアラビカ原種。
野生のコーヒーは発見当初から今でも現地では薬として飲まれています。
特徴:フルーティな香り、苦味と丸みを感じるまろやかさのバランスが良く、後味がすっきりしているコーヒー。

 

前回、ご紹介した紅茶やハーブティーよりも、コーヒーの方がワイルドクラフトのものが多いので、コーヒーの方が手に入りやすいのかな?という印象です。

ワイルドクラフトのコーヒーで生計を立てている方々も世界中にたくさんいます。
ワイルドクラフトのコーヒーを飲むことは、身体に良く、地球にも優しく、そしてその土地の人々の生活を微力ながら助けることに繋がります。

まとめ
●カフェインは皮膚がんの発症リスクを下げる働きがある。
●コーヒーはダイエット・認知症・生活習慣病などを予防する。
●毎日2~3杯飲むと効果的。

お気に入りの味を見つけて、毎日楽しいコーヒータイムを作れるといいですね。

ワイルドクラフトの紅茶,ハーブティーとは?どんな効果効能が?

今まで食事について多く触れてきましたが、まだまだオーガニックでさえハードルが高いのに、ワイルドクラフトなんてまだ…と思われていると思います。
ですので今回は、そんな野菜や果物よりも簡単に手に入れることのできる、紅茶とハーブティーについてご紹介いたします!

 

紅茶とは?


紅茶、緑茶、ウーロン茶など、お茶と言っても様々な種類があります。
それぞれ味も香りも全く異なりますが、実は同じ木から採れるものなんです!!
意外に知られていないんですが、元は全て一緒です。
葉の中に含まれる酸化酵素の働きを活性化させるか、させないかの製法の違いだけで、何ができるかが変わってきます。

例えば、

緑茶:茶葉を蒸すか、窯で煎り、熱を加え茶葉の酸化酵素の働きを止めてから製造。
紅茶、ウーロン茶:酸化酵素の働きを高めて製造。
その働きを強めたものが紅茶、途中で止めたものがウーロン茶になります。

 

紅茶とウーロン茶は途中までは製造工程が一緒なのですが、紅茶の製造方法についてご紹介いたします。

紅茶の伝統的製法としてオーソドックス製法と呼ばれるものがあります。

①適採(人の手で茶樹から、1芯2葉、3葉摘み)
②萎凋(生葉を萎小させ水分を減少、よく揉めるようにする)
③揉捻(葉によじれを与え、揉んで、成分を含んだ葉汁を出す)
④発酵(揉捻した葉を発酵室に静置して、酸化酵素の働きを促進)
⑤乾燥(茶葉の発効を止める)
⑥クリーニング、区分け(混入物を取り除き、茶葉をサイズ別に区分)

このようにして、貯蔵や輸送に適した状態の紅茶ができあがります。
現在では、CTC製法と呼ばれる大量生産を可能にした製法がメインのようです。

紅茶などのお茶の元の木は、椿やサザンカの仲間の常緑樹「チャ」というもので、学名では「カメリア・シネンシス」と呼ばれ、温暖で雨の多い温帯から熱帯の地域で栽培されています。
チャの木の、新芽、若葉、茎などを原料として、お茶が作られます。

チャの木には、中国種と、インドのアッサム地方で発見されたアッサム種が、よく知られている2種です。

中国種:中国茶や日本茶向け
枝分かれする灌木で、耐寒性の強い温帯向きの樹。
アッサム種:タンニン含有量が多いので紅茶向き
高温多湿の風土向きの樹。

どちらも、雨量の多い地域が適しており、排水が良好な広い土地、弱酸性の土壌が望ましいと言われています。
紅茶の産地として、インド、スリランカ、インドネシア、ケニアが挙げられますが、確かに紅茶の栽培に適した地域ですね。

 

一杯目のお茶を捨てる理由


昔、中国茶のお土産をもらった際に、
「一杯目は少しお湯を注いで、時間が経ったらそのお湯は捨ててください。二杯目から飲んでくださいね。」と言われたことがあります。
その理由は、農薬が周りについているから・・・というものでした。

日本のお茶の産地でも、十数回は農薬が使用されているのが実情です。
野菜や果物は水で洗ったり、茹でこぼしたりして、ある程度の農薬は洗い落とすことが可能ですが、お茶の場合、一杯目を捨てずに飲んでしまうと、農薬のついた野菜や果物をそのまま食べるのと同じと言ってもいいような気がします。
本来一杯目が、グルタミン酸ナトリウムが一番多く出るので一番甘くて美味しいのですが、農薬も一番多く出てしまいます
もちろん、市場に出回っているものは、全て残留農薬の基準値は越えていません。
しかしそれは農薬がまったく入っていないというわけでもありません。

中国の長いお茶の歴史の中、より安全な飲み方を追究した結果が、一杯目を捨てるになったのでしょう。
日本でも、安心できないものは一杯目を捨てる方が安心ですね。

下にワイルドクラフトのお茶取扱いおすすめショップを載せていますので、一杯目から美味しいお茶を、そして、農薬の心配のないお茶を飲みたい方は是非参考になさってくださいね。

 

紅茶に含まれる成分とは?


紅茶は体に良い成分が多く含まれています。
かつではイギリスで薬として使われていたこともあり、美味しさだけでなく、私たちにとって嬉しい効果もたくさんあります!

カフェイン

新陳代謝、皮下脂肪の燃焼、血液循環の促進
美肌、ダイエット
自律神経を興奮させる
疲労回復
集中力を高める
消化機能の活性化
食欲増進効果
利尿作用

タンニン(カテキン)

(渋みの一種、ポリフェノールを豊富に含む)
強い抗酸化作用
血液をサラサラにしてくれる
大腸菌などの細菌の繁殖を抑えるので食中毒を予防
消化機能の活性化
食欲増進効果
新陳代謝の促進
糖尿病や高血圧の予防

テアニン

(甘みやうまみになる成分、たんぱく質の中のアミノ酸の一つ)
リラックス効果
血圧を下げる

フッ素

歯のエナメル質を強くする
虫歯予防

アミノ酸

興奮を抑制

カリウム

筋肉の収縮や弛緩を助けるので便秘解消
利尿作用

カロテン

抗酸化作用(ただし浸出された紅茶には含まれないのでお菓子作りなど)

ビタミンB群

皮膚の病気や口内炎の予防
疲労回復
ストレス解消

紅茶フラボノイド

血糖や血中コレステロールを抑える
動脈硬化の予防
血圧を下げる
生活習慣病の予防

など、女性だけでなく、男性にも嬉しい効果が凝縮されています。
この効果を見ると一日一回は最低でも飲みたくなってきますね。

 

ハーブティーとは?


ハーブティーの歴史はとても長いのをご存知ですか?

古代エジプト時代にはパピルスの医学書に、約700種類のハーブについての記録が残されており、ハーブの効能を治療目的に利用していたことが分かっています。
そして、15~17世紀の大航海時代になると、様々なハーブがヨーロッパに持ち込まれ、伝統療法に生かされるようになりますが、19世紀に入り、化学の発展により植物療法は薄れてきました。
しかし、20世紀に入ると医薬品による薬害や副作用への懸念などから、再びハーブへの関心が高まりました。
日本にハーブが入ってきたのもこの頃です。

一度は耳にしたことがある「メディカルハーブ」と呼ばれるものは、ハーブを使った植物療法を指します。
ストレスを原因とする不調や慢性的な症状など様々な心身の不調を和らげてくれると言われています。

ハーブティーは、普段のライフスタイルに気軽に、このメディカルハーブを取り入れることができます
味や香り以外にもハーブごとに違う色も楽しめるので、まさに五感で楽しめることのできるお茶です。
また、数種類のハーブを混ぜて、自分好みにアレンジすることもできますし、それぞれの効能の相乗効果も期待できます。

生の野菜や果物と違って、賞味期限も長いので、軽い気持ちで手を出せるのも魅力の一つではないでしょうか。

 

ハーブティーの種類は?どんな効果が?


ハーブティーには、治癒力の向上、ビタミン・ミネラルの補給など、健康と美に役立つ働きがあると言われています。
よく見かける人気のハーブティーにはどんな効果があるのか、いくつか挙げましょう。

カモミール


ストレス解消
緊張緩和

ハイビスカス


代謝促進
肉体疲労、眼精疲労、二日酔いの緩和

ペパーミント


緊張緩和
ストレス性の胃腸不調の緩和

レモングラス


消化不良、胃もたれの改善
リフレッシュ

ローズヒップ


美肌作り
ビタミンCの補給
便秘改善

ローズマリー


集中力、記憶力の向上
老化予防

などがあります。
こちらに挙げたのは一部ですが、一種類でも嬉しい効果が期待できます。
いくつかブレンドすれば、それぞれの効果が期待できるとなると、ハーブティーはすごいですね。

よくお菓子などに使われている、オレンジピールやシナモン、ジンジャーなどもハーブの一種です。
ハーブティーは少し苦手という方も、お菓子の風味として楽しむのもいいのではないでしょうか。

 

ワイルドクラフトのお茶取扱いおすすめショップ


enherb(エンハーブ)

【メディカルハーブ専門店 enherb(エンハーブ)】はこちら
・野山など、人工的な管理がなされていない、手付かずの自然環境で育つワイルドクラフトのハーブを主に選択。過酷な自然の中で生き抜いてきただけに、逞しさを持っているのが特徴。
・第三者機関による、残留農薬分析を行い合格したハーブのみ使用。重金属類などの有無についても検査・確認を経て、最後は選別機械と人の目を使って、状態の良いハーブだけを選別しているので安心。

BLISSTIA(ブリスティア)

【カスタムメイドを専門とする BLISSTIA(ブリスティア)】はこちら
・人の手をくわえず、自然環境下(ワイルドクラフト)で育つため生命力が違い、本来植物が持っている栄養分や有効成分のバランスが整っている。(時期や収穫などによりどうしても入手が困難な時にはオーガニック栽培のものを使用。)
・丁寧に手摘みされ時間を掛けて自然乾燥させたものだから、味や成分も損なわれることなくハーブの味とその素晴らしい効果を得られる。

LITTLE WONDERS(リトルワンダーズ)

【LITTLE WONDERS ORGANIC&WILDCRAFT HERBS&TEA】はこちら
・世界中から集められたオーガニック、無農薬、またはワイルドクラフトの茶葉のみを使用。
・JAMHA認定ハーバルセラピストが、「メディカルハーブ安全性ブック」に基づき、安全性を確認の上、ブレンド。

健一自然農園

【有機栽培大和茶 和紅茶 (ルーズリーフ)】はこちら
・緑茶の品種から生まれた、渋みの少ないすっきりとした香りと後味で、日本人にピッタリの和の紅茶。
・肥料や農薬を必要とせず、草々や虫たちを敵としない自然農で育てられたワイルドクラフトのお茶。

お茶の専門店HOJO

【野生紅 人里離れた雲南省の山奥に自生する野生のお茶から作られた紅茶】はこちら
・野生のお茶の木から収穫された茶葉から作られた紅茶。(野生のお茶の木とは、雲南省に多く見られる樹齢が数百年や千年を超える老木のことではなく、人里離れた山奥に自生している、人間の手が全くかかってない天然のお茶の木を指します)
・香りは非常に複雑で、ボディがとても強く、野生茶だけに強烈に深いコクを併せ持つ。
・多量のミネラル、鉄分を含む。

 

まとめ
●お茶はそれぞれ味も香りも全く異なりますが、実は同じ木から採れるもの。
●ハーブティーは、ストレスを原因とする不調や慢性的な症状などを和らいでくれる。
●それぞれ効果の異なるハーブを合わせることで、相乗効果を得ることができる。

 

このようにワイルドクラフトにこだわったハーブティー専門店、お茶の専門店がたくさんあります。
値段も、名の知れた有名なお茶ブランド、紅茶ブランドなどと比較しても、驚くほど高いわけではありません。

店舗のあるお店もあるので、実際に足を運んで試飲してみるのもいいと思いますし、インターネットで気軽にものが手に入るようになった時代だからこそ、気軽に一度試してみてはいかがでしょうか?

アメリカの食に対する取り組みとは?MyPlateとは?食育とは?CSA運動とは?

日本での食に対しての取り組みや、日本食のすばらしさなどをご説明してきましたが、海外はどうでしょうか。
特に、ファストフードやコーラなどの甘い飲み物をよく飲んでいて(偏見ですが)、肥満率もかなり高いイメージのアメリカではどんな取り組みがなされているのか知っていますか?

何もしてないから肥満率が上がっていると思われがちですが、実は、アメリカでも国民に対して健康を促す取り組みがあります。

今回は、そんなアメリカにフォーカスして、ご紹介いたします!

 

MyPlateとは?アメリカの肥満率を見て


MyPlateとは、アメリカの農務省(Department of Agriculture、USDA)と保健福祉省(Department of Health and Human Service)が、「アメリカ人のための食生活指針2015-2020」に基づいて、健康的な食事パターン実践のための一般向けツールとして、作成されたものです。
2011年から利用され始めました。

肥満や生活習慣病を予防、改善するために、どのような食事をすれば良いのかを分かりやすくイラスト化したものです。

赤色:果物
緑:野菜
紫:たんぱく質
茶色:穀物
青:乳製品

と色分けして、望ましいバランス面積で表しています。
日本で言う、一汁三菜のような指標ですね。

アメリカでは1992年に発表されたFood Guide Pyramidが有名ですが、

これを更にシンプルにしたものがMyPlateです。

My Plateの発表会では、オバマ前大統領夫人がプレゼンターとなり、話題となりました。
「毎日の食事をより健康的に変えていくために、シンプルで分かりやすいガイドラインが必要だ。1日の仕事を終え帰宅したときに、ほとんどの人は家事や育児で忙しく、栄養学者と同じように食事の準備するのは難しいだろう。でも子供のお皿を見る余裕はある」とオバマ前大統領夫人は説明しています。

My Plateは、とてもシンプルで分かりやすいものですよね。

では、アメリカ国民全体の肥満率を知っていますか?
2015~2016年の報告では、成人の肥満率は39.6%と3人に1人以上が肥満、2~19歳の肥満率も18.5%と、5~6人に1人が肥満という結果があります。
米国の肥満率が過去最悪を更新、「標準」が少数派に
日本の成人の肥満率は4.5%、22人に1人程度なのに比べると、アメリカの肥満率はかなり高いことが分かります。

以前、日本人とアメリカ人の野菜の摂取量の違いは?でご紹介いたしましたが、アメリカ人の方が野菜の摂取量が高いのに、肥満人口は日本の7~8倍です。
これは偏った食事をしていて、バランスの良い食事がとれていないことが原因だと考えられます。
和食と違いカロリーの高いものが多く、ファストフードの利用率も日本と比べると高めです。

しかし、アメリカ政府は肥満率を下げるために、成人の肥満率を15%に抑えることを目標にしています。
My Plateをしっかり理解、一人一人が健康を考えることで、自然とバランスの良い食事をとれるようになると思うので、この呼びかけは良いことだと感じます。
また、イラストになっているので、子どもも分かりやすいのもポイント。
子どもの場合は大人がしっかり教えてあげて、バランスの良い食事をとれるように教育、学校などでも食育をもっと推進していけば、肥満率は下げられるのではないでしょうか。
親子で楽しく食事をしながら、学んでいけるのはいいですよね。

 

食育とは?


様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実現することができる人間を育てることを食育と言います。

日本では、学校教育の一環で、
生産者や給食を作ってくれた人に「かんしゃの手紙を出そう」
「地域に伝わる食べ物を大切にしよう」「地域に伝わる食べ物や行事食を調べてみよう」
といった、生産者とのつながりの大切さや、地産地消が取り上げられています。

風土や伝統文化との関連性の中で、地産地消の重要性を強調しているということですね。

他にも、埼玉県のほぼすべての学校の給食は、地元の農家や直売組合との契約を通じ、地元野菜が学校の給食の食材として使われていたりと、様々な取り組みがされています。
以前、フードマイレージについて説明しましたが、地産地消であれば、運ぶ距離も短くて済みます。
健康のこと、環境のこと、その地域のことを考えた素敵な取り組みです。

 

CSA運動とは?


アメリカで1990年頃から始まった、地域の家族農業経営を応援し、農村環境を保持しながら、地域社会を維持しようとする運動のことです。
Community Supported Agricultureの頭文字をとって、CSAと名付けられました。

消費者が作付け前に一年分の農産物を前払いで購入することにより、不作の場合のリスクも生産者と共に負担するという仕組みで、現在12,000以上の組織によって展開されています。
しかもなんと!主にオーガニック野菜が消費者の元にやってくるんです!

元々は日本の産直運動をモデルとしたものですが、産直の場合は遠隔地まで出荷しますが、CSAは異なります。
農場に自ら取りに行ったり、ピッキングポイントと呼ばれる場所に取りに行ったりするので、無駄なCO2の排出もないので、環境にも優しいんです。
無駄な買い物も減るので節約になりますし、ゴミも減らせます。

日本でも、なないろ畑農場(神奈川県大和市)、メノビレッジ長沼(北海道長沼町)、ソフィア・ファーム・コミュニティー(北海道本別町)など、わずかですが実施しています。
CSA(地域支援型農業)導入の手引き

 

 

地域が支える農業、地産地消的な取り組みなので、どんどん日本でも広まっていってほしいものです。
ワイルドクラフトのものに関しては、この取り組みは難しいかもしれませんが、私たちの住む地球のこと、地域のこと、自分の体のことや家族のこと・・・
そんなことを考えた時に自分が何を選択するべきかがなんとなくでも分かってくると思います。

 

まとめ
●アメリカでは国を掲げて、バランスのいい食事を推奨している。
●地産地消が食育にも繋がる。
●オーガニックやワイルドクラフトのものを選ぶことは住んでいる地域、地球、健康に繋がる。

 

自分が食べるものを全てオーガニックやワイルドクラフトにするというのは難しいですし、正直できないと思います。
だからこそ毎日食べるお米だけでも変えてみるとか、サラダのメインの野菜を一つ変えてみるとか・・・
そのような意識は大事です。
きっと、何かいいことをしている気分になれますよ。

漬物の驚くべき効果とは?漬物はサラダ感覚で食べて

一人暮らしをしていると中々食べる機会のない漬物。
外食で定食を頼むと付け合わせで付いてくる時ぐらいしか、食べる機会はあまりないのではないでしょうか。
サラダは食べても、何だか残されがちなイメージの漬物。
昔と比べて漬物(発酵食品)を食べる機会が減ったから、食物繊維不足で大腸がんが増えたとも言われています。
また、漬物は塩分が多そうだから…と敬遠されがち。

今回は、生で食べるよりも食物繊維やビタミンなどの栄養素が豊富な漬物にフォーカスして、漬物のすごさをご紹介いたします!

 

漬物とは?


漬物とは、様々な食材を食塩、お酢、酒かす、ぬか床などに漬けることで、細胞の水分が塩によって外に出される原形質分離が起こり、生野菜がしんなりした状態になります。
これが漬物です。

大正時代や昭和の中頃までは塩分量が高かったのですが、年々塩分量が減り、今では塩分3%と、スナック菓子やインスタントラーメンなどと比べると、ほとんど入っていないほどにまでなってきています。

元々は収穫の少ない冬季に備え、秋にとれた野菜を貯蔵しておく工夫から生まれたと言われています。
寒さが厳しい地方に多くの種類の漬物があるのはそのためです。
北海道の松前漬け、長野県の野沢菜漬け、静岡県のワサビ漬け、京都府のしば漬けなどが有名です。
北海漬け、ニシン漬け、ハタハタ漬け、熟鮨(なれずし)など、野菜を漬けるだけとは限りません。

生の野菜をたくさん食べることは中々難しいですが、漬物になっていれば水分が抜かれることによりカサが減り、食べやすくなります。
また、生野菜よりも漬物の方が、食物繊維が約2割増しに!凝縮された形となっているんです。
そもそも、食物繊維は体内に入ると、胃では消化されず腸内へいき、水分や有害物質を吸収して排便を促進してくれます。
つまり便秘はもちろん、肥満、消化器系の病気の改善もしてくれます。
たかが漬物と思われているかもしれませんが、是非とも積極的に摂っていただきたいです。

特に漬物の中でもオススメなのが、ぬか漬けと梅干しです。

 

ぬか漬けが良い理由とは?


発酵したぬか床に大根、カブ、きゅうり、なす、にんじんなどを漬け込むことにより、微生物によって生成された香り成分が素材に浸透し、風味ある漬物になります。
米ぬかに含まれていたビタミンB類、ミネラル(カルシウム、マグネシウム、セレン、亜鉛など)などの栄養成分も野菜の中に吸収され、漬け込む前よりも栄養が豊富になります

ビタミンB1は、糖質がエネルギーに変わる際に必要な栄養素で、血糖値を下げる働きがあり、ぬか漬けにすると、生野菜よりも約10~15倍にアップするそうです。
ビタミンB2は、脂質の代謝を促します。
どちらも、口内炎、口角炎、眼精疲労、動脈硬化の予防に効果があります。

一晩漬けるだけでも浅漬けになりますし、古漬け、たくあんなど、じっくり漬けたものまで種類はたくさんあるので、毎日同じものを食べなくても意外にバリエーションは多くあります。

自分でぬか床を作ることは難しいかもしれませんが、食べきれなかった野菜を漬けることもできるので、節約にもなります。
色々なものを漬けて、自分だけのオリジナルの漬物もできるので、楽しみも増えますね!

 

梅干しが良い理由とは?


今ではどこでも見かけるようになり、お弁当の定番となっている梅干しですが、かつては紀州生まれの漬物でした。

梅干しにはクエン酸が豊富に含まれています。
クエン酸と言うと酸っぱいものいうイメージがあるかと思います。
クエン酸には、体内に溜まった乳酸を分解したり、新陳代謝を促進させて老廃物を排出し、脂肪の蓄積を防ぐ働きがあります。
また、糖質の燃焼にも力を発揮するので、血糖値の高い人にはもってこいの食べ物なんです。
梅干しを一つ食べるだけでも、このような働きにより、ドロドロになった血液はサラサラになります。

クエン酸以外にも、血圧を下げるカリウム血管と心臓を強くするカルシウム肥満を予防する食物繊維も豊富です。
以前、カルシウムとマグネシウムの相関関係についてお話しましたので、そちらも参考になさってくださいね!

疲労回復の効果もありますので、疲れがたまっている現代人には是非ともオススメしたいです!
一日1~2個を目安に食べ続けることが効果的と言われていますので、毎日の食事に取り入れていきましょう。

 

そらの通販
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まとめ
●漬物は生野菜より食物繊維が2割増し。
●ぬか漬けは漬ける前よりも栄養が増える。
●梅干しを毎日1~2個食べると、疲れ知らず、肥満知らずの健康的な体に。

 

ワイルドクラフトの野菜は、農薬などを使ったものよりも味がしっかりしていて美味しいと言われています。
その旬の素材本来の味、食感を楽しみながら、サラダ感覚で上手に食事に取り入れていきたいですね。

野菜についているマークの意味とは?泥のついていないものより泥付きを選ぶべき理由とは?

野菜売り場に行くと、〇〇野菜など、普通の野菜とは違うパッケージのものを見ますよね。
なんだか体に良さそうな雰囲気を感じますが、その違いはご存知ですが?
また、泥が付いている野菜や、パウチに入っている水煮の野菜など、あまり気にしないで買っているものが本当に体に良いものなのか・・・

今回は、野菜売り場で見かけるマークなど、ちょっと知っていたらためになる情報をご紹介いたします!

 

野菜についているマークは?


有機JASマークなどはよく見かけると思いますが、他にも色々なマークがあります。
いくつかご紹介いたします。

Eマーク


優れた品質(Excellent Quality)、正確な表示(Exact Expression)、地域の環境と調和(Harmony with Ecology)の頭文字をとった、地域の原材料の良さを活かしてつくられた特産品(地産地消)に、都道府県がつける共通のマークのことです。
原材料や製法など素性が明らかになっているので、私たち消費者が選ぶ時の目安にすることができます。

HACCP(ハサップ)


Hazard Analysis and Critical Control Pointの頭文字をとった、厚生労働大臣により承認されたHACCPシステムにより、衛生管理が行われている工場などで製造された商品につけられるマークのことです。
工程ごとにあらかじめ危害要因を分析し、特に重要な工程を重点的に管理し、最終製品が安全であるか証明しているので、異常が認められるとすぐに対策を取り、解決できるので不良品など問題のある製品の出荷を未然に防ぐことができます

オーガニックやワイルドクラフトのものを選ばないにしても、その商品が安全かどうか知るために参考になります。

 

ブランド野菜とは?



地域密着型の伝統野菜のことを言います。
「京野菜」「加賀野菜」「鎌倉野菜」などの地名ブランド、一定のコンセプトのもと、生産、販売されていたり、「あまおう」「キタアカリ」など品種をブランド化されているものもあります。

流通が発達し、様々な手段で全国に運ぶことができるようになったので、昔と比べると買いやすくなりました。

 

工場野菜とは?



完全密閉型の工場で水栽培方式、農薬を使わず栽培した野菜のことを言います。
季節や災害の影響を受けないのも特徴です。
そのため、供給量と価格が安定しているので、消費者としては嬉しいですが、生産者にとっては初期投資(光源、空調、電力などの設備が必要)に高額な費用がかかります。
雑菌の繁殖が非常に少ないため、外食産業やコンビニなどで歓迎されている野菜です。

現在、南極でも行われているシステムで、年間100トンの新鮮な野菜が生産されています。

 

機能性野菜とは?



本来まったく含まれない、もしくは微量しか含まれていない成分を何らかの技術で高含有にした野菜に対する名称のことを言います。
主な技術としては、

①元々含まれていない成分を生産工程で与える
②元々含まれている有用成分を生産方法で増やす
③品種改良する

といった方法で、従来の野菜よりも有用成分を多く含ませます。

よくスーパーで見かけるものだと、

マルチビタミンB12かいわれ
本来含まれていないビタミンB12をかいわれ大根に与えて生産したもの。

ブロッコリースプラウト
ブロッコリーに微量含まれる、抗酸化作用のあるスルフォラファンというという成分を7~20倍に増やしたもの。

リコピントマト、βカロテンニンジン
品種改良で生まれたもの。

などがあります。

ビタミン剤を飲むよりはいいかもしれませんが、品種改良も遺伝子組み換え食品と同様、DNAに変化を与えて作っています。
品種改良とは人間都合で機能性の高いものができるので、一見良いように見えますが、元々の種類がなくなってしまうこと可能性も考えられます。

 

泥つき野菜とは?



泥付き野菜と聞くと思い浮かぶのが、ごぼうや長ネギだと思いますが、なぜ泥がついたまま売っているか知っていますか?
正直、泥がついていないものの方が処理は楽ですし、ゴミも少なくて済みます。
しかし、泥がついているのには理由があります。

ごぼうは皮に香りがあります。
皮つきのものは、空気にさらされていないので香りが残ったままで、しかも常温で保存でき、長持ちするというメリットがあるからです。

長ネギも泥つきのものがありますが、泥つきのものの方が乾燥しにくく、鮮度をキープできるから。
買ってから時間が経っても、やわらかくて長持ちさせることができるから泥がついたままなんです。

ワイルドクラフトのものは、育てている土に肥料など使用していないので、万が一食べてしまっても体には影響ないと考えられますので、野菜を買う際、泥つきのものとそうでないもの両方が売っていたら、泥つきのものを選ぶ方が、野菜のためにも地球のためにも私たちのためにもいいことではないでしょうか。

 

野菜の水煮とは?



このように処理されて真空パックに入って売られている水煮ですが、チンジャオロースやきんぴらごぼう、豚汁などを作る際に買ったことのある方は多いのではないでしょうか。
簡単に調理できるし、野菜もたくさん摂れるし、優れものだと思っている方も多いと思います。

しかし、このように販売されている、特にごぼうやレンコンには注意が必要です。
異常に色の白いものは、次亜塩素などの漂白剤を使用しているので、色が白く、味や風味もありません。
成分表示を見ても、原材料の名前しか書いていないので、何を使って処理されているのかが不明です。
また、水溶性であるビタミンやミネラルは、何度も洗浄することでほぼなくなっていると考えられます。
唯一摂れると言えば、食物繊維くらいではないでしょうか。

野菜をたくさん摂っていると思っていても、実際には本来含まれているはずの栄養はほとんど残っていません。
いくら調理が簡単とはいえ、できれば避けた方がいいでしょう。

 

オーガニックやワイルドクラフトなど色々な野菜がありますが、ハードルが高いものだと思っている方もいらっしゃると思います。
農薬など気にしていない方でも、野菜をせっかく食べるならご紹介したブランド野菜や泥つき野菜などに、少しでも切り替えられるといいですね。

まとめ
●有機JASマーク以外にも、野菜についているマークに目を向ける。
●泥付き野菜は乾燥しにくく鮮度をキープできるので、できるだけ泥付きのものを選ぶ。
●野菜の水煮はできるだけ控える。

 

野菜は肉料理の付け合わせや、魚と一緒にバランスよく摂ってください。
また、ドレッシングやマヨネーズのかけ方には注意が必要です。
サラダだからヘルシーだと思いがちですが、かけるものによっては、結果、野菜炒めと一緒の脂質の多い油料理になってしまったということもあります。

 

調理方法も気にかけて、美味しく野菜を摂れるといいですね。