食べ合わせとは?炭水化物と果物を一緒に食べるのはNG?甘い果物と酸っぱい果物を一緒に食べるのもNG?

ホテルの朝食などビュッフェでは、フルーツがたくさん盛られていて、何を食べようか悩んでしまいますよね。
どれも食べたくなってしまい、全種類を少しずつ食べている方も多いのでは?

よく「ウナギと梅干し」「天ぷらとスイカ」の食べ合わせは身体によくないからやめた方がいいなんてことも言われています。
このように、果物同士でも、一緒に食べるのを控えた方がいいものがあるのを知っていますか?
〇〇は体にいい!と言われて食べていても、食べ合わせによって効果を得られていないかもしれません。

果物の食べ合わせについてはあまり考えたことがないかもしれませんが、今回は果物の効果的な食べ合わせについてご紹介いたします!

食べ合わせとは?


食べ合わせとは、合食禁や食合禁と言われる、食に関する伝承の一つです。
一緒に食べると消化活動に影響を与え、脱水症状や腹痛、下痢などの症状が起こすことがあります。

以前、酵素とは?最初に野菜を食べる意味とは?でも説明しましたが、体を維持するためには酵素はなくてはならないもの。
しかし、食べ合わせによって、酵素の働きを阻害してしまうことがあります。

熱に弱い酵素ですが、果物なら生で食べられるので、簡単に酵素を補給することができます。
炭水化物は、食べると消化酵素の働きで糖に分解されてエネルギーになりますが、果物は熟す過程で自らの酵素で消化が進み、糖の形で体内に入っていきます
そのため、消化もスムーズで、消化器に負担をかけずに代謝をアップさせることができます

食べ物はそれぞれ消化にかかる時間が異なります。
生の果物は15~20分で胃から出ていくのに対し、炭水化物や肉は数時間以上かかってしまいます。
そのため、これらを果物と一緒にとると消化に時間がかかり、果物の糖が発酵してしまいます。
そして、この時に、消化の邪魔をしてしまいます。
これが、胃のムカムカや胃が重いなどといった症状の原因です。

もし果物と何かを一緒に食べるなら、消化の早い生野菜がオススメです。

 

果物の種類とは?


果物にも、特徴や産地によってグループ分けされています。

仁果(じんか)

花托という花の付け根が発達したところを食べるもの。
中心部あたりに芯があり、そこに種ができる。
例:りんご、梨、洋ナシ

 

核果(かくか)

硬い核の中に種があり、その周りを食べるもの。
表面を覆う皮は薄くて柔らかく、水分が多くジューシーなものが多い。
例:桃、さくらんぼ、梅

 

柑橘

さわやかな香りと甘酸っぱい味が特徴。
酸味が強く料理の風味付けなどに使うものを、香酸柑橘と分類される。
例:オレンジ、グレープフルーツ

 

果菜

野菜の仲間として分類されるが、果物として食べられるもの。
トマトやピーマン、キュウリなども含まれる。
例:スイカ、メロン、いちご

 

熱帯果物

熱帯から亜熱帯で作られるもの。
例:パイナップル、バナナ、ドラゴンフルーツ

 

堅果(けんか)

硬い殻で覆われている種を食べるもの。
ナッツ類などは果物でも、良質な油やたんぱく質を多く含み、ビタミンEも豊富。
例:木の実、ナッツ類、栗

 

果物の食べ合わせで理想的なものは?


果物には、甘いものと酸っぱいものがあります。
比較的よく食べられている果物を表にしました。

酸っぱいものと甘いものには、それぞれ消化にかかる時間が違います。
そのため、酸っぱいものと甘いものを同時に食べてしまうと、消化器官に負担をかけてしまいます
(特に消化器官が弱っている時は注意が必要です!)

消化に時間のかかるものを食べ過ぎると、次の食事の時間になってもまだ胃腸は働いている状態で、そこに更に新しいものが入ると消化器官は休むことができません。
その結果、うまく消化吸収できず、太る原因にもなってしまいます。

上の表の隣同士になっているものは、比較的酸味が近いものなので、一緒に食べても問題はありません。
参考にしてみて下さい。

果物でデトックスと言いますが、あまりに違いすぎる種類を摂ると、デトックスどころか、逆に内臓を疲れさせてしまうので、果物を食べる際にも気を付ける必要があります。

 

ビュッフェにある果物の安全性は?


ビュッフェや、自ら取りに行く食べ放題メニューのあるお店などで、果物が置いてあるのをよく見かけますが、その安全性について考えたことはありますか?
残留農薬のことを気にしていたり、オーガニック、ワイルドクラフトにこだわっている方なら、農薬については考えるかもしれませんが、その果物がどのくらいの時間その場所に置かれているかをいちいち考えて食べる人は少ないと思います。
(見て、明らかに乾燥してしまっているものは別として。)

農薬だけでなく、食中毒の原因となる菌にも注意が必要です。
加熱された料理は、熱で菌が死んでいる可能性が高いですが(菌は60℃以上で死ぬと言われています。)、生のまま食べる果物の場合は、そうはいきません。
菌はもちろん果物にも付着することがあります。

以前、世界仰天ニュースで、菌のついたメロンを食べた33人が食中毒で亡くなったというニュースがありましたが、最悪の場合、食中毒で死に至ることもあります。
33人の命を奪った殺人メロン

果物は熱を加えていない分、そのリスクは高まります。
ビュッフェの果物が置かれているところで注意してもらいたいのは、

①トングなどの道具がなく、手掴みで取っていないか
人の手から菌が移る可能性があります。

②同じお皿に新しいものをつぎたす形式ではないか
もし、そのお皿に菌がいたら、菌のついていない果物にも菌がついてしまいます

大抵の場合、果物は皮を剥いて食べるので、そこまで心配になることではないかもしれませんが、皮が剥かれているもの、皮ごと食べるものには特に気を付けて下さいね。

 

まとめ
●果物を食べる時は、生野菜と一緒に食べる。
●色々な種類の果物を食べたい時は、酸味が近いものを選ぶ。
●ビュッフェで果物を食べる時は衛生面をしっかりチェックする。

 

果物を美味しく、もっと効果的に取り入れていきたいですね。

スーパーフードとは?アンチエイジング、ダイエット、美肌効果など女性に嬉しい効果がいっぱい!

少し前から聞くようになった「スーパーフード」。
チアシード入りのジュースや、ココナッツオイルを使ったお菓子など、一度は目にしたことがあると思います。
身体にいい栄養素がぎっしり詰まったものだということはご存知だと思いますが、中々手を出しにくいもの。
目的に合わせたスーパーフードを上手に取り入れて、健康と美容の両方を手に入れましょう。

今回は、スーパーフードについてご説明いたします!

スーパーフードとは?


スーパーフードとは元々、世界各国で、食べると健康や長寿をもたらすことから、貴重な食糧として食べられていたものです。
世界共通の定義はありませんが、

栄養バランスに優れ、一般的な食品より栄養価が高い食品であること。あるいは、ある一部の栄養、健康成分が突出して多く含まれる食品であること。
②一般的な食品とサプリメントの中間のような存在で、料理の食材としての用途と健康食品の要素をあわせもつこと。

と、日本スーパーフード協会では定義づけしています。
少量で効率よく栄養素を補うことのできる食糧こそ、スーパーフードです。
中には薬として使われていたものや、お金の代わりになっていたものもあるほど、とても価値のあるものです。

自然な食べ物の栄養価をとることで、身体を改善していこうとする考え方から、特に高栄養化で身体に良い影響をもたらす食べ物をスーパーフードと呼んでいます

スーパーフードの歴史は意外に長く、1980年代にアメリカ・カナダで食事療法を研究する医師や専門家がスーパーフードという言葉を使い始めたことがきっかけとなり、最近、特に注目され始めた理由は、スーパーフードの栄養価の高さが科学的に解明されてきたためです。
また、化学肥料や農薬などを使用しないオーガニックやワイルドクラフト、自然に近い生のまま食べるローフード、自然食品を皮ごと食べるマクロビオティックなどの、自然食の考えに似ているため、オーガニックや自然派志向の方などに受け入れやすいものだったと考えられます。

 

スーパーフードに含まれる栄養素は?


多くのものに共通するのは、抗酸化物質です。
代表的なものに、ビタミンC、ビタミンE、フィトケミカルがあげられます。
ビタミンCが豊富だと思われているレモンですが、スーパーフードであるカムカムの30分の1しかありません。

もちろん、身体に必要なたんぱく質やアミノ酸、ビタミン、ミネラル、食物繊維など、多数の種類の栄養素が含まれています
人間の身体が健康であるためには、五大栄養素(炭水化物、脂質、たんぱく質、ビタミン、ミネラル)が必要だと言われていますが、身体の働きを助ける第六の栄養素である食物繊維やフィトケミカル、これらすべてのバランスがとても重要です。
スーパーフードは普段の食事にプラスするだけで、栄養バランスを改善することができます。

抗酸化物質は、身体に入るとすぐに活性酸素を除去する作用が働きますが、摂取後3~4日間で排出されてしまうので、毎食取り入れるのが理想的です。
たくさん摂れば摂った分だけ効果を期待できると思われがちですが、摂り過ぎても排出されてしまうので、サプリメントなどで補わなくても、自然な食べ物に含まれる量で十分です。
健康な身体を保つために、取り入れていきたいものですね。

 

オススメスーパーフード、その成分は?


スーパーフードと言っても何にどう良いのか分からない方もいらっしゃると思うので、比較的手に入りやすいもの、特に女性にとって嬉しい効果のあるものをご紹介いたします。
スーパーフードは基本的にはオーガニックのものですが、中にはワイルドクラフトのものもあるので、そちらもご紹介いたします!

ココナッツオイル


・ココナッツオイルに含まれる中鎖脂肪酸のラウリン酸、カプリル酸、カプリン酸は、体内でケトン体に変わり、素早くエネルギーに変換されるので、身体にたまりにくく、肥満や脂質異常の原因にならない
動脈硬化の抑制に役立つので、ダイエットに向いている。
・脳のエネルギーとしても使われるので、脳の活性化にも繋がり、アルツハイマー病を改善させたり、活性酸素の除去(抗酸化作用)、コレステロール値や中鎖脂肪値を下げてくれる
・腸の代謝を促すので、便秘を改善
・免疫力をアップするので、病原体に感染しにくくなる
抗菌抗炎症作用、細菌による肌トラブルに効果的。
・含まれるビタミンEには、皮膚の血行促進保湿しみくすみ予防

オーストラリア・ケアンズの美しくクリーンな環境で自生するココナッツからできたココナッツオイル
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チアシード


水に漬けると種の周りがゼリー状ふくらみ、ゼリー状の部分は食物繊維が豊富に含まれている。

・水に漬けるとかさが10倍に増えるので、食べ過ぎ防止、グルコマンナンという水溶性食物繊維が含まれるので、便秘改善につながる。
・たんぱく質が豊富なので代謝をアップ。
・必須脂肪酸のオメガ3系脂肪酸のα-リノレン酸を含むので、生活習慣病の予防にも。

 

キヌア


・種子を覆うサポニンという苦い成分は、抗酸化作用抗菌作用血行改善に効果的。
白米の約2倍のたんぱく質、約26倍のビタミンE、約9倍のカルシウム、約8倍のマグネシウム、約12倍の食物繊維を含み、21世紀の主食として高く評価されている。
・代謝を助けるため、食べたものが効率よくエネルギーに変わり、痩せやすい体に
・サポニンが更年期障害の症状を改善

 

アサイー


・直径1cmほどの黒っぽい実の深い紫色の色素にポリフェノールが豊富に含まれていて、抗酸化作用がある。肌の細胞を若く保ち、美肌につながる。
・女性に不足しがちな鉄分が豊富に含まれる。血液を濃く健康に保ち、新陳代謝を活性化
抗酸化作用の強いビタミンEが豊富。

SAMBAZON(サンバゾン)
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タイガーナッツ


チュファという植物の塊茎で、野菜の一種。土に埋まった地下茎の一部が肥大化し、栄養分を蓄えて塊になったもの。

・食物繊維が豊富、噛み応えがあるので満腹感を得られ、また便秘を解消するので、ダイエットに効果的。
・代謝を促進するマグネシウムが豊富に含まれるので、痩せやすい体に
・ビタミンEを多く含むので、アンチエイジングに効果的。

タイガーナッツジャパン
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フリーカ


収穫期を迎える前の緑色で水分の多い小麦をローストし、ひきわりにしたもの。

・食物繊維が白米の21倍と豊富で、便秘を解消するので、ダイエットに効果的。
・カルシウムとマグネシウムなどのミネラル、ビタミンB1が豊富で、代謝を助け、エネルギー消費アップ
新陳代謝アップアンチエイジング美肌効果も。

 

カムカム


ビタミンCがレモンの60倍、アセロラの2倍と言われ、現在確認されているフルーツの中で最もビタミンCが多く含まれている。皮膚の細胞の酸化を防ぐ抗酸化作用に優れている。
・コラーゲン生成を助けるので、肌に弾力としなやかさを与える
ポリフェノールも赤ワインの7倍含まれていて、抗酸化作用の高いフルーツ。
・メラニン色素の生成を抑え、美白効果が期待できる。
・ストレスに関わる副腎の機能を持つのでストレス解消に。

アマゾンカムカムセレクト
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ワイルドライス


ライスという名前がつくが、米と同じイネ科のマコモという草の実。マコモダケとも呼ばれている。マコモの種子の中にできるのがワイルドライス。

・ビタミンEが豊富に含まれるので抗酸化作用に優れ、肌の細胞が老化するのを防ぎ、美肌を作る。
・鉄分を多く含むので、貧血予防や、髪や肌の生まれ変わりを助ける。

デニスバンクスプロダクツ
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サチャインチ


木の実で、インカインチ、グリーンナッツとも呼ばれる。

・必須脂肪酸α-リノレン酸が豊富に含まれているので、血管の修復血栓を予防
ビタミンEが豊富で、オリーブオイルと比べると抗酸化作用が22倍

心が伝わるショッピングモール 農大市場
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ビーポーレン


ミツバチが集めた花粉を、巣に持ち帰る時に自らの分泌する酵素で団子状に固めたもの。アメリカでは先住民が「命の源」と呼んで宗教儀式で用いていたと言われている自然食品。自然界でも最も完璧と呼ばれるスーパーフード。

・花粉への耐性をつくるので、花粉症の予防
・ビタミンB群のナイアシンが豊富に含まれるので、たんぱく質の代謝を助けて免疫機能を高める
・葉酸とビタミンB12も含まれており、血液をつくる働きをする。
・ミネラルや脂肪酸も豊富で、わずかな量で多くの栄養素が摂れる。

サンフード スーパーフーズ
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カカオ


木の幹にラグビーボールのような実をつけ、中に白い果肉に包まれた約2~3cmの種子がカカオ豆。カカオ豆から胚乳だけ取り出したものをカカオニブと呼び、これを加工するとチョコレートになる。

・食物繊維が豊富なほか、カカオポリフェノールも豊富。カカオポリフェノールには、強い抗酸化作用があるので、動脈硬化予防血圧を下げたり美肌に効果がある。
・他の食材には含まれていない、テオブロミンやフェニルエチルアミンがホルモンや神経伝達物質に働きかけ、リラックス効果集中力を高めてくれる

EL CEIBO Bolivia(エルセイボボリビア)
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ケール


青汁の材料として知られているアブラナ科の野菜。緑黄色野菜の王様と呼ばれる。

・キャベツの仲間なので食物繊維が豊富で便秘解消に。
・ビタミンKがカルシウムを骨にとどめ骨を丈夫にする。
・葉酸が豊富なため、赤血球を作り貧血を改善、たんぱく質を合成して体の発育を助ける

ハートネットショップ
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ウコン


ターメリックとも言い、スパイスとして使われたり、アーユルヴェーダや、中国の漢方の薬として使われてきた。

・黄色い色素はクルクミンと言い、ファイトケミカルの一種で、強い抗酸化作用がある。
・クルクミンは肝機能や脂質代謝を改善したり、アルツハイマー(認知症)の原因である「アミイロイドβ」の蓄積を抑える。

そらの野菜
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ゴツコラ


ツボクサと呼ばれるハーブの一種で、アーユルヴェーダでは、脳や神経を活性化する強壮剤として使われていた。

・ポリフェノールの一種のタンニンが含まれ、抗酸化作用がある。
・緑色の色素のクロロフィルが含まれ、血流を改善する。脳の血流もアップ

トゥルシーボタニカルズ
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マルベリー


日本でも食べられる桑の実のこと。中国では漢方薬として使われている。

長寿遺伝子(サーチュイン)を活性化するレスベラトールが豊富に含まれている。
・果実の色が、黒や赤のものには、ポリフェノールが含まれている。
・ビタミンEが豊富なので、抗酸化作用がある。
・体の細胞を酸化から防ぎ、がんや生活習慣病などの予防

People tree(ピープルツリー)
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マカ


・マカが栽培される標高4,000mの地帯では、一日の寒暖差が20度もあり、強烈な紫外線が降り注ぐ過酷な条件で育つため、強い抗酸化作用がある。
・ファイトケミカルやアミノ酸が豊富に含まれ、抗酸化作用や、ホルモンの不調を改善する働きがある。
・アミノ酸の中にあるアルギニンは、脳や内分泌系に働きかけ、成長ホルモンや性ホルモンの分泌を促す。男性の精力剤のイメージが強いが、男性だけでなく女性ホルモンにも効く。
・たんぱく質、カルシウムなどのミネラルが豊富に含まれる。

サンフード スーパーフーズ
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マキベリー


・濃い紫色の中にはポリフェノールの一種であるアントシアニンが豊富に含まれている。目の網膜で光を受け止めるロドプシンという物質の合成を助け、目の疲れ、かすみを和らげたり、目の毛細血管の血流も改善する。
・マキベリーは寒さの厳しい過酷な環境で育つため、強い抗酸化作用がある。
(ブルーベリーやカシスにも同様の効果が期待できます。)

サンフード スーパーフード
【オーガニック マキベリー パウダー】はこちら

 

 

見た目の老化や、様々な病気を引き起こす原因となるのが酸化です。
酸化を引き起こす活性酸素は、本来は免疫を助け、体を守る役割のあるものです。

体には活性酸素を無害化してくれる仕組みがあります。
活性酸素を無害化することを抗酸化と言いますが、食べ物から摂取した抗酸化物質の働きによって分解され、無害化されます。
先ほど説明したように、抗酸化物質である、ビタミンCやビタミンE、ポリフェノールなどが、スーパーフードにはたっぷり入っています。

まとめ
●スーパーフードは強い抗酸化作用を持つ。
●抗酸化物質は、摂取後3~4日間で排出されてしまうので、毎食取り入れる必要がある。

 

アンチエイジングや、病気を予防するためにも、高い抗酸化作用のあるスーパーフードも取り入れてみてはいかがでしょうか?

ワイルドクラフトコーヒーとは?一日何杯飲むのがいい?ダイエットにいい?紫外線の予防にも?

前回は、ワイルドクラフトの紅茶とハーブティーをご紹介いたしました。
紅茶やハーブティーがあるならコーヒーもあるのでは?と思った方もいらっしゃるかもしれません。
ワイルドクラフトのコーヒーももちろんあります。

紅茶も好きだけど、コーヒーの方がもっと好きという方!
今回はコーヒーについてご紹介いたします!

 

コーヒーとは?


コーヒーノキを発見いたのはエチオピアの西南部。
この時は、どのようにコーヒーと関わっていたのか記録は残っていませんが、10世紀頃には、薬として扱われるようになります。
嗜好品として飲まれるようになったのは、15世紀頃で、1500年頃にメッカに「カフェハネ」と呼ばれるコーヒー専門店が生まれ、だんだんとコーヒー文化が広がっていきました。
日本に入ってきたのは19世紀に入ってからと、世界と比べると少し時間が経ってからです。

さて、コーヒーは、コーヒー豆からできているのはご存知ですよね!
コーヒー豆と言うので、コーヒーは豆からできているのだと思われがちですが、
本当は「リンドウ目アカネ科コーヒーノキ属」に分類される「コーヒーノキ」という植物の、「コーヒーチェリー」と呼ばれる実の中にある2つの種子がコーヒー豆の正体です。

このコーヒーチェリーの外皮、果肉、パーチメント(肉果皮)などを取り除いたものが生豆(焙煎する前の状態のコーヒー豆)となります。

主な産地は北緯25度~南緯25度の範囲に当たる、熱帯・亜熱帯地域です。
コーヒーノキは繊細な植物なため、育つ条件が厳しく、

①気温:平均気温22度前後の高地
②降雨:年間降水量1,200~1,600mmが目安
③日照:直射日光に弱いため、ゆるやかな山の斜面
④土壌:火山灰が積もった土壌。pH4.5~6.0程度の弱酸性の土壌
⑤標高:1,000~2,000mの涼しい高地

これらの条件を満たす場所ではないと育つことはありません。

日本でも、地球温暖化に伴い栽培量は少しずつ増えてきています。
沖縄本土、石垣島、徳之島、小笠原諸島などで栽培が行われていますが、生産量が少ないためほとんど流通していません。

収穫されたコーヒーチェリーは、収穫後すぐに実から種子を取り出し、生豆にする精製を行います。
精製方法は大きく分けると2つあり、精製方法によって味わいも変わってきます。

ナチュラル(乾燥式):水を使わずに乾燥させて脱殻する
発酵したマンゴーやベリーのような甘い香りとコク。
雑味も含め、コーヒー豆そのものの風味や個性を感じることができる

ウォッシュド(水洗式):水を使って果肉とミューシレージ(パーチメントの外側についている粘質物)を除去してから乾燥、脱殻する
すっきり澄んだ味わい、上品な酸味。
ナチュラルに比べるとクリアでシンプルな味。

精製方法と味の特徴を知っておくとコーヒー選びの際に役立つかもしれません。

ちなみにですが、よく耳にするアラビカ種、カネフォラ種、リベリカ種が、コーヒーの3原種と呼ばれていますが、日本で飲めるのは、アラビカ種とカネフォラ種の2種類です。
リベリカ種は主にヨーロッパで消費されているので、日本では中々お目にかかれないかもしれません。
もし、リベリカ種を目にした際には是非飲んでみて下さいね。

 

コーヒーに含まれる成分とは?


テレビでも、コーヒーは身体にいいから毎日〇杯は飲んだ方が良いと言われています。

10世紀、アラビア人の医師が、コーヒーは身体各部を強化し、皮膚を清めて湿りを取り去り、香りを生むものだとして医学的な効果に注目していたり、15世紀、イスラム教の間で眠気覚ましの効果があるコーヒーは秘薬として注目されていたり、昔から人々にとって薬としても効果を発揮していました。

・カフェイン

基底細胞がん(皮膚がんの一種)の予防
覚醒作用
代謝アップ
脂肪の燃焼を助ける
抗炎症作用

・ポリフェノール

(コーヒーポリフェノールと呼ばれるクロロゲン酸)
抗酸化作用
長寿ホルモンであるアディポネクチンの分泌を促す
食後の血糖値の上昇を抑制
血圧を下げる
中性脂肪を分解を促進

・トリゴネリン

加熱すると、ニコチン酸(ビタミンB3)とNMP(N-メチルピリジニウムイオン)に変化。加熱すればするほど増えるので、深煎り豆の方が多く摂することができる。

・ニコチン酸
高脂血症の予防
糖尿病、高血圧、動脈硬化の予防
血液をサラサラにする
大腸がんの予防

・NMP
強い抗酸化作用
副交感神経を刺激し、リラックス効果
大腸の働きを改善
血圧を下げる
発がん性物質の解毒作用

特にカフェインの、基底細胞がんの予防は、紫外線で傷ついた細胞を消滅させ、傷を残さないことから、コーヒーを飲まない人より皮膚がんの発症リスクを78%まで下げるという研究結果が報告されています。
アメリカではカフェイン入りの日焼け止めまで売られているそうです。

紫外線を浴びる前にコーヒーを飲めば、紫外線予防の助けにもなりそうですね。

 

いつ飲むのが効果的?


先ほど、紫外線予防にも役立つと説明しましたが、目的に合わせて飲むタイミングを変えるのがベストです。

ダイエットには・・・食前に飲む!
クロロゲン酸が糖の吸収を遅らせ、食後の血糖値の上昇を防ぐからです。
更に食前に飲むと、食欲を抑制するホルモンを刺激することができ、食べ過ぎ防止にもなります。

認知症予防(アルツハイマー)には・・・習慣的に飲む!
カフェインの血中濃度を保つことができるので、一日2~3杯飲むと効果的です。
カフェインには、運動機能を高める効果と、単純計算能力を高めるという研究結果があるので、運動する30分前に飲んで、運動しながら簡単な計算をすれば筋肉と脳の両面から、認知症機能の活性化が期待できます。

このような効果が報告されているので、毎日2~3杯は飲む習慣をつけられるといいですね!

 

ワイルドクラフトのコーヒー取扱いおすすめショップ


澤井珈琲 Beans&Leaf

【ストレートコーヒー豆 タンザニアAAタデラ】はこちら
・年間1200ミリを超える豊富な雨、キリマンジャロの火山活動で積み重なった肥沃な火山灰土壌、野生の動物を育む豊かな大地は、個性豊かなコーヒーの故郷でもあるタンザニアの自生しているコーヒー。
・赤く熟した実だけを一粒一粒、手で摘み取り、精製工場へ集め、赤い実から種を絞り出し乾燥させ、電子色彩選別機で色による選別をし、熟練した手でコーヒーの最上級品AAを作っている。
特徴:キレのある酸味と、口の中に重く広がるコクを持つ香り高いコーヒー。

広島発☆コーヒー通販 CAFÉ工房

【レギュラーコーヒー ビルカマウンテン】はこちら
・世界的に有名な長寿の村、「ビルカバンバ村」で自生しているコーヒー。
特徴:バランスが取れていて、まろやかながらコクのある味わいのあるコーヒー。

幻の森林コーヒー、自生するコーヒー

【エチオピア ベレテゲラのコーヒー】はこちら
・プランテーション栽培ではなく、森の中に自生している原種のコーヒー。
収穫時以外はほとんど人の手が加わっていません。品種改良もされていないので、
アラビカ種本来の野生のままの味を楽しむことができる。
・エチオピア南西部ベレテ・ゲラの森では、住民によりWaBuBと呼ばれる森林管理組合が作られ、コーヒーの品質を高める努力をしており、森を守りながら、森からの贈りもの、原種のコーヒーの品質を高めることで、収入を増やし生活をよくしていくという、現地の人々の思いのこもった、「自生するコーヒー」と呼ばれている。
特徴:コクがあり、素朴な深みのあるコーヒー。

AndromedA Ethiopia Coffee(アンドロメダエチオピアコーヒー)

【アンドロメダエチオピアコーヒー】はこちら
・コーヒー発祥の伝説があるエチオピア・カファ地方の肥沃な森林に自生する100%野生のコーヒー。人の手が全く介さないところで自生しているアラビカ原種。
野生のコーヒーは発見当初から今でも現地では薬として飲まれています。
特徴:フルーティな香り、苦味と丸みを感じるまろやかさのバランスが良く、後味がすっきりしているコーヒー。

 

前回、ご紹介した紅茶やハーブティーよりも、コーヒーの方がワイルドクラフトのものが多いので、コーヒーの方が手に入りやすいのかな?という印象です。

ワイルドクラフトのコーヒーで生計を立てている方々も世界中にたくさんいます。
ワイルドクラフトのコーヒーを飲むことは、身体に良く、地球にも優しく、そしてその土地の人々の生活を微力ながら助けることに繋がります。

まとめ
●カフェインは皮膚がんの発症リスクを下げる働きがある。
●コーヒーはダイエット・認知症・生活習慣病などを予防する。
●毎日2~3杯飲むと効果的。

お気に入りの味を見つけて、毎日楽しいコーヒータイムを作れるといいですね。

ワイルドクラフトの紅茶,ハーブティーとは?どんな効果効能が?

今まで食事について多く触れてきましたが、まだまだオーガニックでさえハードルが高いのに、ワイルドクラフトなんてまだ…と思われていると思います。
ですので今回は、そんな野菜や果物よりも簡単に手に入れることのできる、紅茶とハーブティーについてご紹介いたします!

 

紅茶とは?


紅茶、緑茶、ウーロン茶など、お茶と言っても様々な種類があります。
それぞれ味も香りも全く異なりますが、実は同じ木から採れるものなんです!!
意外に知られていないんですが、元は全て一緒です。
葉の中に含まれる酸化酵素の働きを活性化させるか、させないかの製法の違いだけで、何ができるかが変わってきます。

例えば、

緑茶:茶葉を蒸すか、窯で煎り、熱を加え茶葉の酸化酵素の働きを止めてから製造。
紅茶、ウーロン茶:酸化酵素の働きを高めて製造。
その働きを強めたものが紅茶、途中で止めたものがウーロン茶になります。

 

紅茶とウーロン茶は途中までは製造工程が一緒なのですが、紅茶の製造方法についてご紹介いたします。

紅茶の伝統的製法としてオーソドックス製法と呼ばれるものがあります。

①適採(人の手で茶樹から、1芯2葉、3葉摘み)
②萎凋(生葉を萎小させ水分を減少、よく揉めるようにする)
③揉捻(葉によじれを与え、揉んで、成分を含んだ葉汁を出す)
④発酵(揉捻した葉を発酵室に静置して、酸化酵素の働きを促進)
⑤乾燥(茶葉の発効を止める)
⑥クリーニング、区分け(混入物を取り除き、茶葉をサイズ別に区分)

このようにして、貯蔵や輸送に適した状態の紅茶ができあがります。
現在では、CTC製法と呼ばれる大量生産を可能にした製法がメインのようです。

紅茶などのお茶の元の木は、椿やサザンカの仲間の常緑樹「チャ」というもので、学名では「カメリア・シネンシス」と呼ばれ、温暖で雨の多い温帯から熱帯の地域で栽培されています。
チャの木の、新芽、若葉、茎などを原料として、お茶が作られます。

チャの木には、中国種と、インドのアッサム地方で発見されたアッサム種が、よく知られている2種です。

中国種:中国茶や日本茶向け
枝分かれする灌木で、耐寒性の強い温帯向きの樹。
アッサム種:タンニン含有量が多いので紅茶向き
高温多湿の風土向きの樹。

どちらも、雨量の多い地域が適しており、排水が良好な広い土地、弱酸性の土壌が望ましいと言われています。
紅茶の産地として、インド、スリランカ、インドネシア、ケニアが挙げられますが、確かに紅茶の栽培に適した地域ですね。

 

一杯目のお茶を捨てる理由


昔、中国茶のお土産をもらった際に、
「一杯目は少しお湯を注いで、時間が経ったらそのお湯は捨ててください。二杯目から飲んでくださいね。」と言われたことがあります。
その理由は、農薬が周りについているから・・・というものでした。

日本のお茶の産地でも、十数回は農薬が使用されているのが実情です。
野菜や果物は水で洗ったり、茹でこぼしたりして、ある程度の農薬は洗い落とすことが可能ですが、お茶の場合、一杯目を捨てずに飲んでしまうと、農薬のついた野菜や果物をそのまま食べるのと同じと言ってもいいような気がします。
本来一杯目が、グルタミン酸ナトリウムが一番多く出るので一番甘くて美味しいのですが、農薬も一番多く出てしまいます
もちろん、市場に出回っているものは、全て残留農薬の基準値は越えていません。
しかしそれは農薬がまったく入っていないというわけでもありません。

中国の長いお茶の歴史の中、より安全な飲み方を追究した結果が、一杯目を捨てるになったのでしょう。
日本でも、安心できないものは一杯目を捨てる方が安心ですね。

下にワイルドクラフトのお茶取扱いおすすめショップを載せていますので、一杯目から美味しいお茶を、そして、農薬の心配のないお茶を飲みたい方は是非参考になさってくださいね。

 

紅茶に含まれる成分とは?


紅茶は体に良い成分が多く含まれています。
かつではイギリスで薬として使われていたこともあり、美味しさだけでなく、私たちにとって嬉しい効果もたくさんあります!

カフェイン

新陳代謝、皮下脂肪の燃焼、血液循環の促進
美肌、ダイエット
自律神経を興奮させる
疲労回復
集中力を高める
消化機能の活性化
食欲増進効果
利尿作用

タンニン(カテキン)

(渋みの一種、ポリフェノールを豊富に含む)
強い抗酸化作用
血液をサラサラにしてくれる
大腸菌などの細菌の繁殖を抑えるので食中毒を予防
消化機能の活性化
食欲増進効果
新陳代謝の促進
糖尿病や高血圧の予防

テアニン

(甘みやうまみになる成分、たんぱく質の中のアミノ酸の一つ)
リラックス効果
血圧を下げる

フッ素

歯のエナメル質を強くする
虫歯予防

アミノ酸

興奮を抑制

カリウム

筋肉の収縮や弛緩を助けるので便秘解消
利尿作用

カロテン

抗酸化作用(ただし浸出された紅茶には含まれないのでお菓子作りなど)

ビタミンB群

皮膚の病気や口内炎の予防
疲労回復
ストレス解消

紅茶フラボノイド

血糖や血中コレステロールを抑える
動脈硬化の予防
血圧を下げる
生活習慣病の予防

など、女性だけでなく、男性にも嬉しい効果が凝縮されています。
この効果を見ると一日一回は最低でも飲みたくなってきますね。

 

ハーブティーとは?


ハーブティーの歴史はとても長いのをご存知ですか?

古代エジプト時代にはパピルスの医学書に、約700種類のハーブについての記録が残されており、ハーブの効能を治療目的に利用していたことが分かっています。
そして、15~17世紀の大航海時代になると、様々なハーブがヨーロッパに持ち込まれ、伝統療法に生かされるようになりますが、19世紀に入り、化学の発展により植物療法は薄れてきました。
しかし、20世紀に入ると医薬品による薬害や副作用への懸念などから、再びハーブへの関心が高まりました。
日本にハーブが入ってきたのもこの頃です。

一度は耳にしたことがある「メディカルハーブ」と呼ばれるものは、ハーブを使った植物療法を指します。
ストレスを原因とする不調や慢性的な症状など様々な心身の不調を和らげてくれると言われています。

ハーブティーは、普段のライフスタイルに気軽に、このメディカルハーブを取り入れることができます
味や香り以外にもハーブごとに違う色も楽しめるので、まさに五感で楽しめることのできるお茶です。
また、数種類のハーブを混ぜて、自分好みにアレンジすることもできますし、それぞれの効能の相乗効果も期待できます。

生の野菜や果物と違って、賞味期限も長いので、軽い気持ちで手を出せるのも魅力の一つではないでしょうか。

 

ハーブティーの種類は?どんな効果が?


ハーブティーには、治癒力の向上、ビタミン・ミネラルの補給など、健康と美に役立つ働きがあると言われています。
よく見かける人気のハーブティーにはどんな効果があるのか、いくつか挙げましょう。

カモミール


ストレス解消
緊張緩和

ハイビスカス


代謝促進
肉体疲労、眼精疲労、二日酔いの緩和

ペパーミント


緊張緩和
ストレス性の胃腸不調の緩和

レモングラス


消化不良、胃もたれの改善
リフレッシュ

ローズヒップ


美肌作り
ビタミンCの補給
便秘改善

ローズマリー


集中力、記憶力の向上
老化予防

などがあります。
こちらに挙げたのは一部ですが、一種類でも嬉しい効果が期待できます。
いくつかブレンドすれば、それぞれの効果が期待できるとなると、ハーブティーはすごいですね。

よくお菓子などに使われている、オレンジピールやシナモン、ジンジャーなどもハーブの一種です。
ハーブティーは少し苦手という方も、お菓子の風味として楽しむのもいいのではないでしょうか。

 

ワイルドクラフトのお茶取扱いおすすめショップ


enherb(エンハーブ)

【メディカルハーブ専門店 enherb(エンハーブ)】はこちら
・野山など、人工的な管理がなされていない、手付かずの自然環境で育つワイルドクラフトのハーブを主に選択。過酷な自然の中で生き抜いてきただけに、逞しさを持っているのが特徴。
・第三者機関による、残留農薬分析を行い合格したハーブのみ使用。重金属類などの有無についても検査・確認を経て、最後は選別機械と人の目を使って、状態の良いハーブだけを選別しているので安心。

BLISSTIA(ブリスティア)

【カスタムメイドを専門とする BLISSTIA(ブリスティア)】はこちら
・人の手をくわえず、自然環境下(ワイルドクラフト)で育つため生命力が違い、本来植物が持っている栄養分や有効成分のバランスが整っている。(時期や収穫などによりどうしても入手が困難な時にはオーガニック栽培のものを使用。)
・丁寧に手摘みされ時間を掛けて自然乾燥させたものだから、味や成分も損なわれることなくハーブの味とその素晴らしい効果を得られる。

LITTLE WONDERS(リトルワンダーズ)

【LITTLE WONDERS ORGANIC&WILDCRAFT HERBS&TEA】はこちら
・世界中から集められたオーガニック、無農薬、またはワイルドクラフトの茶葉のみを使用。
・JAMHA認定ハーバルセラピストが、「メディカルハーブ安全性ブック」に基づき、安全性を確認の上、ブレンド。

健一自然農園

【有機栽培大和茶 和紅茶 (ルーズリーフ)】はこちら
・緑茶の品種から生まれた、渋みの少ないすっきりとした香りと後味で、日本人にピッタリの和の紅茶。
・肥料や農薬を必要とせず、草々や虫たちを敵としない自然農で育てられたワイルドクラフトのお茶。

お茶の専門店HOJO

【野生紅 人里離れた雲南省の山奥に自生する野生のお茶から作られた紅茶】はこちら
・野生のお茶の木から収穫された茶葉から作られた紅茶。(野生のお茶の木とは、雲南省に多く見られる樹齢が数百年や千年を超える老木のことではなく、人里離れた山奥に自生している、人間の手が全くかかってない天然のお茶の木を指します)
・香りは非常に複雑で、ボディがとても強く、野生茶だけに強烈に深いコクを併せ持つ。
・多量のミネラル、鉄分を含む。

 

まとめ
●お茶はそれぞれ味も香りも全く異なりますが、実は同じ木から採れるもの。
●ハーブティーは、ストレスを原因とする不調や慢性的な症状などを和らいでくれる。
●それぞれ効果の異なるハーブを合わせることで、相乗効果を得ることができる。

 

このようにワイルドクラフトにこだわったハーブティー専門店、お茶の専門店がたくさんあります。
値段も、名の知れた有名なお茶ブランド、紅茶ブランドなどと比較しても、驚くほど高いわけではありません。

店舗のあるお店もあるので、実際に足を運んで試飲してみるのもいいと思いますし、インターネットで気軽にものが手に入るようになった時代だからこそ、気軽に一度試してみてはいかがでしょうか?

アメリカの食に対する取り組みとは?MyPlateとは?食育とは?CSA運動とは?

日本での食に対しての取り組みや、日本食のすばらしさなどをご説明してきましたが、海外はどうでしょうか。
特に、ファストフードやコーラなどの甘い飲み物をよく飲んでいて(偏見ですが)、肥満率もかなり高いイメージのアメリカではどんな取り組みがなされているのか知っていますか?

何もしてないから肥満率が上がっていると思われがちですが、実は、アメリカでも国民に対して健康を促す取り組みがあります。

今回は、そんなアメリカにフォーカスして、ご紹介いたします!

 

MyPlateとは?アメリカの肥満率を見て


MyPlateとは、アメリカの農務省(Department of Agriculture、USDA)と保健福祉省(Department of Health and Human Service)が、「アメリカ人のための食生活指針2015-2020」に基づいて、健康的な食事パターン実践のための一般向けツールとして、作成されたものです。
2011年から利用され始めました。

肥満や生活習慣病を予防、改善するために、どのような食事をすれば良いのかを分かりやすくイラスト化したものです。

赤色:果物
緑:野菜
紫:たんぱく質
茶色:穀物
青:乳製品

と色分けして、望ましいバランス面積で表しています。
日本で言う、一汁三菜のような指標ですね。

アメリカでは1992年に発表されたFood Guide Pyramidが有名ですが、

これを更にシンプルにしたものがMyPlateです。

My Plateの発表会では、オバマ前大統領夫人がプレゼンターとなり、話題となりました。
「毎日の食事をより健康的に変えていくために、シンプルで分かりやすいガイドラインが必要だ。1日の仕事を終え帰宅したときに、ほとんどの人は家事や育児で忙しく、栄養学者と同じように食事の準備するのは難しいだろう。でも子供のお皿を見る余裕はある」とオバマ前大統領夫人は説明しています。

My Plateは、とてもシンプルで分かりやすいものですよね。

では、アメリカ国民全体の肥満率を知っていますか?
2015~2016年の報告では、成人の肥満率は39.6%と3人に1人以上が肥満、2~19歳の肥満率も18.5%と、5~6人に1人が肥満という結果があります。
米国の肥満率が過去最悪を更新、「標準」が少数派に
日本の成人の肥満率は4.5%、22人に1人程度なのに比べると、アメリカの肥満率はかなり高いことが分かります。

以前、日本人とアメリカ人の野菜の摂取量の違いは?でご紹介いたしましたが、アメリカ人の方が野菜の摂取量が高いのに、肥満人口は日本の7~8倍です。
これは偏った食事をしていて、バランスの良い食事がとれていないことが原因だと考えられます。
和食と違いカロリーの高いものが多く、ファストフードの利用率も日本と比べると高めです。

しかし、アメリカ政府は肥満率を下げるために、成人の肥満率を15%に抑えることを目標にしています。
My Plateをしっかり理解、一人一人が健康を考えることで、自然とバランスの良い食事をとれるようになると思うので、この呼びかけは良いことだと感じます。
また、イラストになっているので、子どもも分かりやすいのもポイント。
子どもの場合は大人がしっかり教えてあげて、バランスの良い食事をとれるように教育、学校などでも食育をもっと推進していけば、肥満率は下げられるのではないでしょうか。
親子で楽しく食事をしながら、学んでいけるのはいいですよね。

 

食育とは?


様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実現することができる人間を育てることを食育と言います。

日本では、学校教育の一環で、
生産者や給食を作ってくれた人に「かんしゃの手紙を出そう」
「地域に伝わる食べ物を大切にしよう」「地域に伝わる食べ物や行事食を調べてみよう」
といった、生産者とのつながりの大切さや、地産地消が取り上げられています。

風土や伝統文化との関連性の中で、地産地消の重要性を強調しているということですね。

他にも、埼玉県のほぼすべての学校の給食は、地元の農家や直売組合との契約を通じ、地元野菜が学校の給食の食材として使われていたりと、様々な取り組みがされています。
以前、フードマイレージについて説明しましたが、地産地消であれば、運ぶ距離も短くて済みます。
健康のこと、環境のこと、その地域のことを考えた素敵な取り組みです。

 

CSA運動とは?


アメリカで1990年頃から始まった、地域の家族農業経営を応援し、農村環境を保持しながら、地域社会を維持しようとする運動のことです。
Community Supported Agricultureの頭文字をとって、CSAと名付けられました。

消費者が作付け前に一年分の農産物を前払いで購入することにより、不作の場合のリスクも生産者と共に負担するという仕組みで、現在12,000以上の組織によって展開されています。
しかもなんと!主にオーガニック野菜が消費者の元にやってくるんです!

元々は日本の産直運動をモデルとしたものですが、産直の場合は遠隔地まで出荷しますが、CSAは異なります。
農場に自ら取りに行ったり、ピッキングポイントと呼ばれる場所に取りに行ったりするので、無駄なCO2の排出もないので、環境にも優しいんです。
無駄な買い物も減るので節約になりますし、ゴミも減らせます。

日本でも、なないろ畑農場(神奈川県大和市)、メノビレッジ長沼(北海道長沼町)、ソフィア・ファーム・コミュニティー(北海道本別町)など、わずかですが実施しています。
CSA(地域支援型農業)導入の手引き

 

 

地域が支える農業、地産地消的な取り組みなので、どんどん日本でも広まっていってほしいものです。
ワイルドクラフトのものに関しては、この取り組みは難しいかもしれませんが、私たちの住む地球のこと、地域のこと、自分の体のことや家族のこと・・・
そんなことを考えた時に自分が何を選択するべきかがなんとなくでも分かってくると思います。

 

まとめ
●アメリカでは国を掲げて、バランスのいい食事を推奨している。
●地産地消が食育にも繋がる。
●オーガニックやワイルドクラフトのものを選ぶことは住んでいる地域、地球、健康に繋がる。

 

自分が食べるものを全てオーガニックやワイルドクラフトにするというのは難しいですし、正直できないと思います。
だからこそ毎日食べるお米だけでも変えてみるとか、サラダのメインの野菜を一つ変えてみるとか・・・
そのような意識は大事です。
きっと、何かいいことをしている気分になれますよ。

漬物の驚くべき効果とは?漬物はサラダ感覚で食べて

一人暮らしをしていると中々食べる機会のない漬物。
外食で定食を頼むと付け合わせで付いてくる時ぐらいしか、食べる機会はあまりないのではないでしょうか。
サラダは食べても、何だか残されがちなイメージの漬物。
昔と比べて漬物(発酵食品)を食べる機会が減ったから、食物繊維不足で大腸がんが増えたとも言われています。
また、漬物は塩分が多そうだから…と敬遠されがち。

今回は、生で食べるよりも食物繊維やビタミンなどの栄養素が豊富な漬物にフォーカスして、漬物のすごさをご紹介いたします!

 

漬物とは?


漬物とは、様々な食材を食塩、お酢、酒かす、ぬか床などに漬けることで、細胞の水分が塩によって外に出される原形質分離が起こり、生野菜がしんなりした状態になります。
これが漬物です。

大正時代や昭和の中頃までは塩分量が高かったのですが、年々塩分量が減り、今では塩分3%と、スナック菓子やインスタントラーメンなどと比べると、ほとんど入っていないほどにまでなってきています。

元々は収穫の少ない冬季に備え、秋にとれた野菜を貯蔵しておく工夫から生まれたと言われています。
寒さが厳しい地方に多くの種類の漬物があるのはそのためです。
北海道の松前漬け、長野県の野沢菜漬け、静岡県のワサビ漬け、京都府のしば漬けなどが有名です。
北海漬け、ニシン漬け、ハタハタ漬け、熟鮨(なれずし)など、野菜を漬けるだけとは限りません。

生の野菜をたくさん食べることは中々難しいですが、漬物になっていれば水分が抜かれることによりカサが減り、食べやすくなります。
また、生野菜よりも漬物の方が、食物繊維が約2割増しに!凝縮された形となっているんです。
そもそも、食物繊維は体内に入ると、胃では消化されず腸内へいき、水分や有害物質を吸収して排便を促進してくれます。
つまり便秘はもちろん、肥満、消化器系の病気の改善もしてくれます。
たかが漬物と思われているかもしれませんが、是非とも積極的に摂っていただきたいです。

特に漬物の中でもオススメなのが、ぬか漬けと梅干しです。

 

ぬか漬けが良い理由とは?


発酵したぬか床に大根、カブ、きゅうり、なす、にんじんなどを漬け込むことにより、微生物によって生成された香り成分が素材に浸透し、風味ある漬物になります。
米ぬかに含まれていたビタミンB類、ミネラル(カルシウム、マグネシウム、セレン、亜鉛など)などの栄養成分も野菜の中に吸収され、漬け込む前よりも栄養が豊富になります

ビタミンB1は、糖質がエネルギーに変わる際に必要な栄養素で、血糖値を下げる働きがあり、ぬか漬けにすると、生野菜よりも約10~15倍にアップするそうです。
ビタミンB2は、脂質の代謝を促します。
どちらも、口内炎、口角炎、眼精疲労、動脈硬化の予防に効果があります。

一晩漬けるだけでも浅漬けになりますし、古漬け、たくあんなど、じっくり漬けたものまで種類はたくさんあるので、毎日同じものを食べなくても意外にバリエーションは多くあります。

自分でぬか床を作ることは難しいかもしれませんが、食べきれなかった野菜を漬けることもできるので、節約にもなります。
色々なものを漬けて、自分だけのオリジナルの漬物もできるので、楽しみも増えますね!

 

梅干しが良い理由とは?


今ではどこでも見かけるようになり、お弁当の定番となっている梅干しですが、かつては紀州生まれの漬物でした。

梅干しにはクエン酸が豊富に含まれています。
クエン酸と言うと酸っぱいものいうイメージがあるかと思います。
クエン酸には、体内に溜まった乳酸を分解したり、新陳代謝を促進させて老廃物を排出し、脂肪の蓄積を防ぐ働きがあります。
また、糖質の燃焼にも力を発揮するので、血糖値の高い人にはもってこいの食べ物なんです。
梅干しを一つ食べるだけでも、このような働きにより、ドロドロになった血液はサラサラになります。

クエン酸以外にも、血圧を下げるカリウム血管と心臓を強くするカルシウム肥満を予防する食物繊維も豊富です。
以前、カルシウムとマグネシウムの相関関係についてお話しましたので、そちらも参考になさってくださいね!

疲労回復の効果もありますので、疲れがたまっている現代人には是非ともオススメしたいです!
一日1~2個を目安に食べ続けることが効果的と言われていますので、毎日の食事に取り入れていきましょう。

 

そらの通販
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まとめ
●漬物は生野菜より食物繊維が2割増し。
●ぬか漬けは漬ける前よりも栄養が増える。
●梅干しを毎日1~2個食べると、疲れ知らず、肥満知らずの健康的な体に。

 

ワイルドクラフトの野菜は、農薬などを使ったものよりも味がしっかりしていて美味しいと言われています。
その旬の素材本来の味、食感を楽しみながら、サラダ感覚で上手に食事に取り入れていきたいですね。

野菜についているマークの意味とは?泥のついていないものより泥付きを選ぶべき理由とは?

野菜売り場に行くと、〇〇野菜など、普通の野菜とは違うパッケージのものを見ますよね。
なんだか体に良さそうな雰囲気を感じますが、その違いはご存知ですが?
また、泥が付いている野菜や、パウチに入っている水煮の野菜など、あまり気にしないで買っているものが本当に体に良いものなのか・・・

今回は、野菜売り場で見かけるマークなど、ちょっと知っていたらためになる情報をご紹介いたします!

 

野菜についているマークは?


有機JASマークなどはよく見かけると思いますが、他にも色々なマークがあります。
いくつかご紹介いたします。

Eマーク


優れた品質(Excellent Quality)、正確な表示(Exact Expression)、地域の環境と調和(Harmony with Ecology)の頭文字をとった、地域の原材料の良さを活かしてつくられた特産品(地産地消)に、都道府県がつける共通のマークのことです。
原材料や製法など素性が明らかになっているので、私たち消費者が選ぶ時の目安にすることができます。

HACCP(ハサップ)


Hazard Analysis and Critical Control Pointの頭文字をとった、厚生労働大臣により承認されたHACCPシステムにより、衛生管理が行われている工場などで製造された商品につけられるマークのことです。
工程ごとにあらかじめ危害要因を分析し、特に重要な工程を重点的に管理し、最終製品が安全であるか証明しているので、異常が認められるとすぐに対策を取り、解決できるので不良品など問題のある製品の出荷を未然に防ぐことができます

オーガニックやワイルドクラフトのものを選ばないにしても、その商品が安全かどうか知るために参考になります。

 

ブランド野菜とは?



地域密着型の伝統野菜のことを言います。
「京野菜」「加賀野菜」「鎌倉野菜」などの地名ブランド、一定のコンセプトのもと、生産、販売されていたり、「あまおう」「キタアカリ」など品種をブランド化されているものもあります。

流通が発達し、様々な手段で全国に運ぶことができるようになったので、昔と比べると買いやすくなりました。

 

工場野菜とは?



完全密閉型の工場で水栽培方式、農薬を使わず栽培した野菜のことを言います。
季節や災害の影響を受けないのも特徴です。
そのため、供給量と価格が安定しているので、消費者としては嬉しいですが、生産者にとっては初期投資(光源、空調、電力などの設備が必要)に高額な費用がかかります。
雑菌の繁殖が非常に少ないため、外食産業やコンビニなどで歓迎されている野菜です。

現在、南極でも行われているシステムで、年間100トンの新鮮な野菜が生産されています。

 

機能性野菜とは?



本来まったく含まれない、もしくは微量しか含まれていない成分を何らかの技術で高含有にした野菜に対する名称のことを言います。
主な技術としては、

①元々含まれていない成分を生産工程で与える
②元々含まれている有用成分を生産方法で増やす
③品種改良する

といった方法で、従来の野菜よりも有用成分を多く含ませます。

よくスーパーで見かけるものだと、

マルチビタミンB12かいわれ
本来含まれていないビタミンB12をかいわれ大根に与えて生産したもの。

ブロッコリースプラウト
ブロッコリーに微量含まれる、抗酸化作用のあるスルフォラファンというという成分を7~20倍に増やしたもの。

リコピントマト、βカロテンニンジン
品種改良で生まれたもの。

などがあります。

ビタミン剤を飲むよりはいいかもしれませんが、品種改良も遺伝子組み換え食品と同様、DNAに変化を与えて作っています。
品種改良とは人間都合で機能性の高いものができるので、一見良いように見えますが、元々の種類がなくなってしまうこと可能性も考えられます。

 

泥つき野菜とは?



泥付き野菜と聞くと思い浮かぶのが、ごぼうや長ネギだと思いますが、なぜ泥がついたまま売っているか知っていますか?
正直、泥がついていないものの方が処理は楽ですし、ゴミも少なくて済みます。
しかし、泥がついているのには理由があります。

ごぼうは皮に香りがあります。
皮つきのものは、空気にさらされていないので香りが残ったままで、しかも常温で保存でき、長持ちするというメリットがあるからです。

長ネギも泥つきのものがありますが、泥つきのものの方が乾燥しにくく、鮮度をキープできるから。
買ってから時間が経っても、やわらかくて長持ちさせることができるから泥がついたままなんです。

ワイルドクラフトのものは、育てている土に肥料など使用していないので、万が一食べてしまっても体には影響ないと考えられますので、野菜を買う際、泥つきのものとそうでないもの両方が売っていたら、泥つきのものを選ぶ方が、野菜のためにも地球のためにも私たちのためにもいいことではないでしょうか。

 

野菜の水煮とは?



このように処理されて真空パックに入って売られている水煮ですが、チンジャオロースやきんぴらごぼう、豚汁などを作る際に買ったことのある方は多いのではないでしょうか。
簡単に調理できるし、野菜もたくさん摂れるし、優れものだと思っている方も多いと思います。

しかし、このように販売されている、特にごぼうやレンコンには注意が必要です。
異常に色の白いものは、次亜塩素などの漂白剤を使用しているので、色が白く、味や風味もありません。
成分表示を見ても、原材料の名前しか書いていないので、何を使って処理されているのかが不明です。
また、水溶性であるビタミンやミネラルは、何度も洗浄することでほぼなくなっていると考えられます。
唯一摂れると言えば、食物繊維くらいではないでしょうか。

野菜をたくさん摂っていると思っていても、実際には本来含まれているはずの栄養はほとんど残っていません。
いくら調理が簡単とはいえ、できれば避けた方がいいでしょう。

 

オーガニックやワイルドクラフトなど色々な野菜がありますが、ハードルが高いものだと思っている方もいらっしゃると思います。
農薬など気にしていない方でも、野菜をせっかく食べるならご紹介したブランド野菜や泥つき野菜などに、少しでも切り替えられるといいですね。

まとめ
●有機JASマーク以外にも、野菜についているマークに目を向ける。
●泥付き野菜は乾燥しにくく鮮度をキープできるので、できるだけ泥付きのものを選ぶ。
●野菜の水煮はできるだけ控える。

 

野菜は肉料理の付け合わせや、魚と一緒にバランスよく摂ってください。
また、ドレッシングやマヨネーズのかけ方には注意が必要です。
サラダだからヘルシーだと思いがちですが、かけるものによっては、結果、野菜炒めと一緒の脂質の多い油料理になってしまったということもあります。

 

調理方法も気にかけて、美味しく野菜を摂れるといいですね。

ストレスと食の関係とは?活性酸素とは?電子レンジは控えるべき?カロリー0の落とし穴

人間の細胞は、半年間で全て入れ替わると言われています。

そのため、自分の体を作る材料である食べ物、今食べているものが半年後の自分の体を作っていると言えるでしょう。
そんなことを考えて、きちんとした素材を選び、バランスのいい食事をとれていますか?
今回は、ストレスや活性酸素などを交えて、注意していただきたいことをご紹介いたします!

 

PFCバランスとは?


プロテイン(たんぱく質)、ファット(脂質)、カーボハイドレイド(炭水化物)の頭文字をとった、人間が生きていくために最低限必要な三大栄養素のことです。
どれが欠けても生きていくことはできません。

足りない栄養素が出てくると人の脳は「おなかがすく」=「食欲が出る」というシグナルを出します。
食欲センサーがうまく働いている人は、例えば、たんぱく質が足りない時は、魚や豆腐のようなたんぱく質豊富なものが食べたくなります。
しかし、センサーが狂ってしまっている人は、「とにかく食べたい」という欲しか感知することができません。
太る原因はこのPFCバランスがしっかり取れていないからだったんです。
カロリーを減らしても痩せるわけではありません

一時期、レコーディングダイエットが話題になりました。
自分が食べたものを、全て記録に残すというものです。

コンビニやスターバックスなどのコーヒーショップが増え、簡単に食べるものが手に入り、「なんとなく食べ」が意外と多くなっています。
本当に必要なものだったのか、こんなに食べていたのか、肉料理ばかり食べているなど、一目で分かるので、食生活を見直したいと思われている方には良い方法です。

 

ドカ食いしてしまう理由とは?


イライラしたり疲れて、食に走り、後になって後悔した!
なんて経験、一度はあるのではないでしょうか?

人間の体は、疲労や精神的なストレスがあると、そのかかったストレスと同じくらい強い刺激でそのストレスを打ち消そうとします
刺激には刺激で対抗するという自然な反応が起こります。
体が必要としているのではなく、脳が必要としているため、ストレスなどがたまるとドカ食いで対抗してしまうんです。

私たちの体には48時間ルールというものがあり、食べたものが体の中で脂肪に変わるまで48時間と言われています。
この間にリカバリーできれば、体にため込む脂肪を少なくできます。
もし、ドカ食いなどしてしまっても48時間以内に、リカバリーしてください

 

カロリー0とは?


ドカ食いや、ダイエット中に少しでもカロリーのことを気にして、カロリー0のものを選んでいませんか?
食品100g(飲料100ml)のカロリーが5kcal未満のものをカロリー0と呼ぶことができます
つまり、カロリー0と書かれていても、0ではないのが現実です。

人間の体はカロリーを減らしても、代謝が落ちれば脂肪はたまっていきます。
そのため、カロリーを使わなくても動く体になってしまい、負のスパイラルに陥ってしまいます。
また、カロリー0のものに使われている人工甘味料の中には、食欲を過剰に刺激したり、セロトニン(幸せホルモン)の分泌を阻害してしまう危険性があります。
カロリー0のものは食品添加物のかたまりです。
コンビニでもよく見かけますが、避けましょう。

 

活性酸素とは?


人間は生きるために呼吸をします。
エネルギー代謝の過程や、放射線、環境汚染物質など、体内で酸素を利用し代謝が行われる際に活性酸素は発生します。
体をサビさせる力(酸化力)が強く、遺伝子やたんぱく質、脂質などに酸化障害を与えます
特に血管の中がもっとも酸化を受けやすいので、錆びやすいんです。
血液と言う水分、ヘモグロビンと結合した酸素も絶えず運ばれます。
鉄がサビると表面がデコボコ赤くなるように、血管の中も同じことが起きています。

中でも、ヒドロキシラジカルは、激しい毒性を発揮します。
ヒドロキシラジカルは、呼吸以外でも生活習慣、環境汚染でも作られます。
他にも、農薬、排気ガス、タバコ、界面活性剤、加工食品に含まれる保存料や防腐剤などが体内に入ると、細胞内でこれらの有害物質が酸素に電子を渡すことで活性酸素はできます。

ガンの発生最重要因子とされていますし、動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞、狭心症、間欠性は高、代走脈解離、脳動脈瘤、脳出血、認知症などの原因とも言われています。

活性酸素を少しでも作らないためにも、新鮮な野菜や果物を取り、適度な運動、規則正しい生活をすることを心がけましょう。
そうすることで、創傷治癒機能により、サビは洗い流されていきます。

 

マイクロ波とは?


普段何気なく使っている電子レンジやIHコンロからもマイクロ波は出ています。
他にも携帯電話の高周波やレーダーからも出ています。

1980年代、空港レーダーの周辺にガンの患者が多かったとか、米軍のレーダー基地周辺に乳児の突然死が多かったなど、マイクロ波は身体に影響を与えるものです。
携帯電話も、子どもには大きな影響を与えます。
例えば右利きの子だと、右半球の脳腫瘍ができやすいとか、左利きの子は、左半球の脳腫瘍ができやすいと言われています。
最近は、外食などで子どもをおとなしくさせるために携帯を渡して遊ばせている姿をよく見ます。
食とは関係ありませんが、子どもに影響のあるものはなるべく使用を控えることをオススメします。

電子レンジの仕組みは、ご存知でしょうか?
電子レンジは、マイクロ波を照射し、水分子を振動させ、その摩擦効果で温度を上げています。
今では1メートル離れていれば安全だと言われていますが、開発当初は白内障が多発したものなので、今でもなるべくは避けた方がよさそうです。

新鮮なものは新鮮なうちに食べること、食べきれない程の量を買わないことも大事です。
また、IHコンロは、使っている時に子宮がダイレクトに受けるので、妊娠中の女性は流産や奇形児の出産がわずかに増えると言われています。
できれば、IHコンロではないキッチンが理想的です。

 

まとめ
●カロリーを減らしても、運動しないと痩せることはできない。(脂肪は落ちない。)
●ドカ食いしてしまった場合は48時間以内に正しい食生活に戻す。
●カロリー0はカロリー0ではない。食品添加物の塊なので、控える。
●規則正しい生活(食生活)を送れば、活性酸素の発生を抑えることができる。
●電子レンジをなるべく使わないためにも、その時食べられる分だけ、新鮮なうちに食べる。

 

ご紹介したように、やはり添加物などを使用していないもの、そして新鮮なものを新鮮なうちに食べることが健康な体づくりには大切なことです。
食べきれずに冷蔵庫や冷凍庫で保管するのもいいですが、できれば食べられる量を買うことも心がけましょう。
自分のことも環境のことも考えて、みんなに優しいものを食べたいですね。

マクロビとは?一物全体とは?身土不二とは?クリーンイーティングとは?

少し前からマクロビと略し、よく耳にするようになりました。

コンビニなどでもマクロビのお菓子などが並んでいるので、一度は口にしたことがある方も多いのではないかと思います。
今回は、お肉やオーガニックやワイルドクラフトの野菜を取り入れた、健康志向、意識の高い食事法の考えだと思われがちですが、それだけではありません。
今回は、知ってるようでよく理解できていないマクロビオティックについてご説明いたします!

 

マクロビオティックとは?


マクロビオティックとは、マクロ(Macro:大きい)+ビオ(bio:生命)+ティック(tic:術、学、偉大なる生命)を意味しています。
陰陽のバランスから、できるだけ肉や乳製品などを除いた全粒穀物、旬の野菜、豆類、海藻類を主体とした日本型の食事
基本的な考え方として「一物全体」「身土不二」のキーワードのもと、四季の移り変わりや体調に合わせて、食材を選び、味付けや調理法を調整する食事法のことです。

大事なポイントとして、食事の摂取量の割合があげられます。
一日の食事量の40~60%をオーガニックやワイルドクラフトの全粒穀物でとり、副菜は野菜や豆類、海藻類を使います。
野菜は一日の食事量の25~30%、汁物は食事量の5~10%を目安としています。

 

一物全体(いちぶつぜんたい)とは?


食材を余すことなく丸ごといただくことを意味しています。
仏教用語で、食材は丸ごと食べることで、体を構成している栄養素と同じ比率を摂ることができると言います。

江戸時代にこんな話があります。
殿様は大根の身の部分を食べ、下々の者に葉や皮を与えていました。
身の部分の方が、一見、栄養があるように思いますが、長生きするのは身以外を食べていた下々の者。
むしろ、身の部分を食べていた殿様は栄養失調で早死にするケースが多かったというんです。

大根は、身の部分はデンプン、皮はポリフェノール、葉にはミネラルやビタミンが豊富に含まれています。
デンプンは、ブドウ糖の集合体で、エネルギーの供給源として優れた物質ですが、いつも身ばかり食べていても、これではバランスが取れなさすぎます。
現在の日本人の食事も、ビタミンとミネラル不足だと言われています。
ビタミンやミネラル不足の食事を続けていると、栄養バランスが偏り、健康的な体を維持できなくなってしまいます。
昔は食べるものが、今みたいに多くはありません。
偏り過ぎれば、栄養失調になるのは当たり前のことです。

栄養は量を多く摂るのではなく、栄養素を多く含んだ完全栄養素、つまり質を摂ることがポイントで、体のバランスを取るのにいいんです。

昔は「手一束」と言って、手の一つかみの中に入る小さな魚を、皮、骨、頭全て残さず食べていたと言います。
魚を丸ごと一尾食べるのが、もっとも人の体を構成する栄養素と近いバランスのとれたものだったからです。

 

身土不二(しんどふに、しんどふじ)とは?


人間の身体と大地は分けることができない一体のものということを意味しています。
自分が生活している地域で採れた食材を旬の時期に食べることで、必要とする栄養成分を自然に取り込むことができると言います。

1907年に、陸軍薬剤監の石塚左玄を会長とした食養会は、食事で健康を養うために独自の理論を展開しました。
その五年後、1912年に食養会理事で陸軍騎兵大佐の西端学が、地元の食品を食べると身体に良く、他の地域の食品を食べると身体に悪い(地産地消)と解説、食養会独自の大原則として広まりました。
これが身土不二の考えの始まりのようです。
詳しくはこちら

 

陰陽のバランスとは?


中医学の基本となる考え方です。
陰陽説とは、人間を含めた宇宙のすべての現象は「陰」と「陽」の二つの相反する性質に分けられて、互いに作用しあっているという考え方のことです。
(例:天と地、冷と熱、暗と明など。人間では女性が陰で男性が陽、お腹が陰で背中が陽。)
陰と陽の調和がとれていれば、自然も人間も穏やかで平和な状態が保たれると言います。

動物性食品は陰性で、卵などは極陽性、魚介類は卵や肉よりは弱い陽性となります。

季節も陰と陽に分けられています。
春から夏にかけてを陰、晩夏から秋冬にかけてを陽としています。

旬の食べ物を季節に応じた調理法で料理して食べることで、バランスをとります。

話は少し逸れますが、陰陽五行説という言葉を聞いたことがあると思います。
陰陽は先ほどご説明した通りですが、五行も人間の生命活動にも深く関連付けられており、人間の体や感覚も五行に当てはめ、体調や病状を判断する基準としています。

人間の体を「五臓六腑」と言いますが、
五臓とは、肝臓、心臓、腎臓、肺、脾臓のことを、
六腑とは、胆のう、小腸、胃、大腸、リンパ系、膀胱のことを指します。
(五行説ではリンパ系を除いて五腑としています。)

感覚も五感と言われ、五感以外で感じることを「第六感が働く」なんていうことがあります。

食べ物にも、「五味五色」があり、これらをバランスよく食べることは、健康を維持する上で大事だと言われています。
五味:酸味、苦味、甘味、辛味、塩味
五色:青、赤、黄、黒、白

各臓器によい作用をする五味五色があるとも言われています。
肝臓:酸味のある、青色の食べ物
心臓:苦味のある、赤色の食べ物
腎臓:塩味のある、黒色の食べ物
肺:辛味のある、白色の食べ物
胃腸:甘味のある、黄色の食べ物

マクロビオティックの考えとは少し異なるかもしれませんが、体調がすぐれない時などこちらを参考に、症状に合う食べ物を食べてみてはいかがでしょうか。

 

マクロビで食べる食材とは?


オーガニックや、ワイルドクラフトの食材、季節の野菜、伝統的な方法で収穫された自然の海藻、伝統製法で作られた醤油や味噌などの加工品や海の塩、刺激の少ないお茶、圧搾方法により作られた植物油、自然の湧水など、昔ながらの優しい食品を取り入れます

できるだけ控える食品としては、肉、食肉製品、養殖された魚介類、乳製品、卵、刺激の強いもの、ナス科の野菜、熱帯高地起源の野菜、飽和脂肪の油、精製糖、人工添加物や人工甘味料、熱帯産の果物などがあります。

日本型の食事と言えば出汁ですが、かつおぶしなどは動物性なので使使わず、干しシイタケや昆布などを使います。

これらは陰陽のバランスから、なるべく控えるように言われていますが、柔軟に、無理せず少しずつ減らしていければいいと思います。

 

季節に応じた調理法とは?


先ほどから何度か季節に応じた調理法で料理すると言いましたが、具体的にどんな方法があるかご紹介いたします。

春から夏にかけては、サッと茹でる、蒸す、手早く炒めるなど、あまり時間をかけずに調理します。
秋は少し時間をかけて煮たものや、ゆっくり痛めたものなど、火にかける時間を長めにします。
冬は、煮込み料理など、弱火でじっくり時間をかけ、圧力をかけて調理します。

このように季節に合わせて調理法を変えることも、マクロビオティックの考えです。

 

クリーンイーティング(clean eating)とは?


マクロビオティックと少し似ている考えとして、クリーンイーティングという考えがあります。
1960年代くらいにアメリカで生まれた食事法です。

自然の姿に近い、加工されていない食べ物であるリアルフードや、オーガニックを選び、加工食品や精製された食品を避け、いい油、天然の魚、自然の飼料で育てられた肉を食べるという考えです。
食事は自分への投資。
美容と健康にいいと言われていて、日本でも実践している方はいらっしゃいます。

マクロビオティックよりも、制限されているものは少ないので、始めやすそうなイメージがあります。
しかし、マクロビオティックもクリーンイーティングのどちらもオーガニックやワイルドクラフトなど、自然に近いものを取り入れるというところは同じですね。

 

まとめ
●季節や体調に合わせて食材を選び、合った味付けや調理法を調整する食事を取ることで、健康的な体を作れる。
●栄養は量より質。
●加工食品や添加物の入った食品は避ける。油も質の良い油を使う。

 

今まで食事の大事さなどお伝えしてきましたが、実践していくうちに何かしらの良い身体の変化が見られれば楽しく続けられると思います。
無理してストレスをためるのではなく、健康のために美味しく続けられるといいですね。

野菜と果物の決定的な違いとは?果物の食べ過ぎは逆に不健康?

野菜と果物の違いは何ですか?と聞かれると、甘いか甘くない、と答えるのが一番多いような気がします。

ちゃんと答えられる人はどれくらいいらっしゃるのでしょうか。
今回は野菜と果物の違いや、聞かれると意外に答えられない野菜のことをご説明いたします!

 

野菜と果物の違いとは?


野菜と果物の決定的な違いには、蓚酸(しゅうさん)が入っているか入っていないかです。
蓚酸と聞いてもあまりピンとこないのではないでしょうか。

蓚酸とは、簡単に言うと野菜の灰汁のこと。
そのまま何もしないで食べれば毒ですが、熱に弱く、水に溶けやすい性質を持っているので、茹でたり水洗いしたりすれば、大抵落とすことができます。
私たちは毎日野菜を食べても体調を崩すことはありませんよね。

灰汁については、フィトケミカルのところで触れましたが、
野菜の防御システムの一つです。
食べられたくないという抵抗なのでしょう。

では、果物はどうでしょうか。
りんごなど、物によっては、皮ごと食べてしまうものもあります。

野生の動物を例に出してみましょう。
動物は、果物を丸ごと食べて、遠く離れた所で、糞と共に消化されなかった種を落とします。
糞と一緒に落とされた種が、その場所で育ち、やがて実をつけます。
動物によって運ばれなかった実(種)は親である木の下に落ちますが、そこには親の木があるため、その場所で育つことは難しい。
つまり、果物は、自分の実(種)をできるだけ遠くに、そして栄養(糞など)と一緒に種を植え付けたいという思いから、甘い匂いを出したり、鮮やかな色で遠くからでも見つけやすいよう、甘く美味しい実をつけるんです。
その点、野菜は種を運んでもらって、育たせるということをほとんどしません。

果物のことを、「青い」「硬い」「まだ熟れていない」などと表現することがあります。
このように言われているものを食べても、美味しくはありません。
それは、まだ種が出来上がっていない状態だからです。
もう少し経つと「赤く」「柔らかく」「熟れる」と変わっていきます。
つまり、種の準備ができた時期、これこそが果物の旬、食べ頃、というわけです。

野菜はというと、食べられたくないという思いから、一番栄養のある根は敵に見つからないように土の中にあります。
そのまま何の下処理をしないで食べると、体調を崩してしまうものもありますね。

果物は「食べられたいもの」、野菜は「食べられたくないもの」というところが大きな違いかもしれません。

 

植物の防御作用が人には効果的?


先ほど、果物について説明しましたが、果物以外にも防御システムを持つものはたくさんいます。
普段、何も気にしないで食べていたり、飲んだりしているもの中には、植物の持つ身を守るための毒があります。
いくつか例をあげましょう。

 

緑茶


お茶の葉には、ハマキガという蛾の幼虫がいます。
お茶の葉にはタンニンという消化吸収障害を起こさせる成分があり、これがあるから虫に食べられずに済んでいます。
タンニンとは、お茶の渋みとなる成分で有名ですね。
お腹いっぱい食べた後や、和菓子などと一緒に緑茶を飲むとすっきりするのは、血糖値を下げる効果があるためです。
そのため、痩身効果肥満防止と言われています。
しかし、血糖値を下げるので、空腹時に飲むと低血糖を起こすので、くれぐれも空腹時は避けて下さい

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農薬や化学肥料の不使用、植物と土の力への信頼、自然に逆らわず協調する。
自然が、自然そのものの中に存在する力――自然力――を発揮できるような環境にできるだけ近い体系の創造を目指す。


豆に含まれているレクチンは、血液を固まらせて、消化不良、嘔吐、下痢などの食中毒の症状を招く成分です。
だから、豆は水に漬けたり、何度も煮こぼしたり、何度も水を替えて煮直したりして、レクチンを取り除きます。
豆は種。
種がないと子孫を残せません。
その種を存続させる、次の世代を作るために、豆はレクチンという成分で身を守っています。

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環境を守り、人の命と健康に資するという農家としての道義心の下、未来の子供達へ安全で美味しい物を提供する事が農業者の義務責任だと考える。

梅干しの種


梅干しの中心の白い部分には、アミグダリンという青酸配糖体が含まれています。
アミグダリンは、胃腸の中で分解されると、猛毒のシアン化合物(青酸)となり、頭痛、腹痛、嘔吐などの中毒症状を引き起こすことがあります。
ひどい場合、呼吸困難、けいれんなどを起こして死に至ることもあります。
アミグダリンは、スモモやビワにも含まれています。

種は命のもと、子孫を残すために・・・
食べられないように、植物は知恵を絞っている証拠ですね。

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農薬も肥料も使わず栽培。有機肥料なども使っていない。
農園の一部のみを区切って無農薬で栽培するのとは違って、農園全てで無農薬、無肥料栽培を行う。

 

種を食べないものもありますが、このように私たちは地球に存在する様々なものの命を頂いているということは常に頭に入れておかないといけませんね。

 

果物の食べ過ぎはよくない?果糖とは?


果物は身体に良いから、いくらでも食べてもいいと思っている方も多いと思います。
果物には果糖が多く含まれています。
字を見て分かるように、糖。
つまり砂糖の、糖ですね。
もちろん糖なので、食べ過ぎれば太りますし、病気にもなることはあります。

果糖とはフルクトースとも呼ばれ、果物や蜂蜜などに含まれる天然の糖分のことで、天然に存在する糖の中で、最も甘くコクがあり、冷やすことで更に甘味が増すという性質があります。
そのため、清涼飲料水や乳酸菌飲料、100%ではないジュース、アイスクリームなどに入っています。
しかし、果糖は砂糖の1,15~1,73倍も甘いため、依存症になりやすいリスクのあるものです。
また、果糖はブドウ糖と比べると腸管での吸収が遅く、消化管で吸収された後、肝臓で代謝されます。
インスリンを必要としないので、急な血糖値の上昇はありませんが、肝臓で中性脂肪などに変換されるので、多量にとると中性脂肪の蓄積を招き、コレステロールの合成を促進させたりします。
また、ブドウ糖と違って果糖は脳を働かせるものでもありませんので、脳を活性化させることはありません。

しかし、果物には果糖だけでなく、ビタミン、ミネラル、食物繊維、フィトケミカルなどの成分も含んでいるので、摂った方がいいものではありますし、食後の果糖は便をやわらかくする作用があるので、食後に適量食べる分には問題ありません。
ただ、野菜の中でも根菜類は果糖を含んでいるので、無理やり果物を食べる必要はありません。
果糖を含むジュースなどはなるべく口にいれないようにはしましょう。

 

まとめ
●果物と野菜の違いは蓚酸(灰汁)が入っているかいないか。
●植物の防御作用は、私たちにとってプラスにもマイナスにもなる。
●果物の糖は天然のものとは言え、食べ過ぎてしまえば太る。

 

今の20代、30代は、小さい頃にこたつを囲んでミカンやりんごを食べる習慣がなく、またおやつの選択肢も多くありました。
そのため、わざわざ果物の皮を剥いて食べるということが億劫になり、年をとってもそれは変わらないと言われています。
現在では、見た目がまるで置物のようなものや、甘すぎるくらい甘いものなど、品種改良されたものが多く出回っているので、それを食べるくらいなら食べなくてもいいと思います。
また、ダイエット中に、一食を果物だけにする人もいらっしゃいますが、中性脂肪が溜まり、痩せるどころか太ってしまう可能性もあります。
食べ過ぎはよくないと言いますが、果物も同じです。
上手に取り入れていけるといいですね。