ワインとは?ワインで頭が痛くなる原因とは?安くて美味しいワインに騙されないで

お料理に合わせてワインを飲む方、家にワインセラーを置くほどワインが大好きな方、ワイン好きな方はとことん美味しいワインを極めるイメージがありますが、ワインを選ぶポイントはなんでしょうか?
ワインは抗酸化作用のあるポリフェノールが多いので、体にいいものだと思われていますが、腐らせないために防腐剤が入っているので、本当のところどうなの?と疑問を持った方もいるはず…。
無添加ワインなら安心、オーガニックワインなら安心と思っている方、それはちょっと違うかも?
今回はそんなワインについてご説明いたします!

 

ワインとは?


ワインとは葡萄の実を摘み潰して、皮に住む酵素によって発酵させたものです。
集められた実は、水洗いはしません
つまり、化学肥料や農薬などを使っている場合、全く洗い流されず、そのままワインになってしまいます。
以前、残留農薬のところでお話しましたが、ぶどうは残留農薬が多い食材のひとつです。

しかし、

①果実が傷むため
②果汁が流れてしまうため
③高めた糖度も水に溶けてしまうため
④酵素が流されてしまい、発酵できなくなってしまうため

といった理由により、水洗いすることができません。

この時点で、どのように栽培されたか分からない葡萄からできたワインは、大量生産であるために、化学肥料や農薬を使用している可能性が高いということ。
つまり、安価なものが多いということが分かると思います。

ワインの中にも色々な種類があります。
種類によってワインの作り方は異なります。
よく飲まれる赤ワイン、白ワイン、ロゼワイン、スパークリングワインの作り方をご紹介します。

 

赤ワイン


実、種、皮が入ったまま、発酵槽で発酵させます。(主発酵)
皮ごと発酵させるので、皮の色素が溶け出し、種のタンニンが、発酵でできたアルコールによって抽出されます。
その後、皮、種、澱(おり)を取り除き、更に発酵させます。(後発酵)
後発酵の後、樽やステンレス槽で熟成させ、濾過して、イオウの煙を吹き込み瓶詰めします。

 

白ワイン


果汁だけを発酵させます。
15~20℃の低温の発酵槽で主発酵させ、熟成させます。
その後、濾過して、イオウの煙を吹き込み瓶詰めします。

 

ロゼワイン


赤ワインと同様に仕込み、アルコールの抽出を始めて液が適度に色づいたら皮、種を取り除きます。
温度管理が難しく色や香りが変わりやすいので、瓶詰め前に糖分を加えることが多いです。

 

スパークリングワイン(発泡ワイン)


白ワインと同様に、果汁だけを発酵させます。
夏の太陽を浴びていない葡萄は糖分が高くないため、糖分を加えます。
糖分を加えることで、発酵でアルコールへと変わるので、甘味が出ます。
その後、瓶詰めをして更に発酵させます。
瓶詰めをしていても発酵しているので、シュワシュワと炭酸があります。
赤ワイン、ロゼワインは皮ごと使っているので、特に選ぶ際に注意する必要がありそうです。

 

ワインに含まれる酸化防止剤とは?
頭痛の原因?


ワインには、フィトケミカルである抗酸化作用の強いポリフェノールが多く含まれていますが、酸化が進むにつれ、雑菌が繁殖しワインの品質が劣ってきてしまうので、酸化防止剤を使う必要があります。

 

二酸化イオウ(イオウの煙)
ワインのラベルを見るとよく書かれている酸化防止剤(亜硫酸塩)は、硫黄を燃やした煙「二酸化イオウ」のことです。
二酸化イオウには、

①雑菌排除・酵母抑制:殺菌効果により、果汁に含まれている雑菌を殺す
③酸化防止:水に溶けると還元作用のある亜硫酸となり酸化を防ぐ

この2つの作用があります。
輸送や保管をより容易にするために、色、味、香りを守るためにも二酸化イオウは必要になります。
しかし、二酸化イオウは、亜硫酸ガスとも呼ばれていて、大気汚染の原因となる物質です。
オーガニックワインでも、残留濃度が通常のワインより少ないとは言え、入っています
海外で作られたオーガニックワインは輸送される際に、多くのCO²が排出されるので、人間にとっても環境にとっても優しいワインかと言うと、そうではないような気がします。

 

メタ重亜硫酸カリウム(メタカリ)
メタカリを入れることで化学反応を起こし、二酸化イオウを発生させ、酸化を防ぎます。
しかし、香りを損ねること、分子レベルまで入り込むので、ワインの中に大量に残留してしまいます。
また、使用許容量が日本の厚生労働省が350mg/リットルなのに比べ、EU基準は赤ワインが160mg、白ワインが210mgと、日本の許容量は約倍になっています。
海外で作られても輸出する国の基準に合わせて作られるので、海外製だからと安心はできません。


ワインを飲むと頭が痛くなる、胃が痛くなるという方がいらっしゃいますが、その原因は二酸化イオウやメタカリのせいだという説もあります。
(マロラクティック発酵という工程で発生する、血管を拡張させる作用を持つ「ヒスタミン」や血管を収縮させる作用を持つ「チラミン」が原因ではないかという説もあります。)

原因はまだ解明されていないようですが、酸化防止剤のせいだと言われている説があるということは、人間の身体が拒否反応を示していると考えてもいいような気がします。

 

ワインに含まれる保存料とは?
ジュースやお茶に含まれるビタミンCの正体とは?


輸入の時、少しでも値段を抑えるために温度管理が雑になっているのが現状です。
そのためには、大量の保存料が必要になってきます。

 

ソルビン酸
細菌やカビの発生・増殖を抑える働きがあるため腐敗防止として多くの食品の殺菌剤として用いられます。
分解して異臭を発生させたり、他の物質との複合摂取により発がん性が危惧されています。

 

アスコルビン酸
ビタミンCのことでもあります。
合成した化学物質で、色や味わいに影響します。
日本のジュースなどにもよくビタミンCの表示があり、ビタミンCを摂れると勘違いする方が多いですが、体にいいどころか悪いものです。
ビタミンCはとても酸化しやすい物質で、食品などに混ぜることで最初に酸化し、他の素材の酸化を防いでくれます。
酸化防止剤として添加されるビタミンCは、消費者の口へ運ばれる前に、既に酸化しているものです。
酸化したビタミンCを体内に入れると、今度は還元作用が働き、体内の電子が奪われ活性酸素が発生し体を傷つけてしまいます

ワインだけではなく、コンビニなどで気軽に買うことのできるお茶やジュースにも気を付けなくてはなりません。
成分表に書かれているビタミンCが保存料であることの認識がまだまだ薄いということなのでしょうか。
せっかく抗酸化に優れているポリフェノールが豊富でも、保存料のビタミンCのせいで抗酸化作用の意味がなくなってしまいそうです…。

 

添加物不使用のおすすめペットボトル飲料

ちなみに、ビタミンCなどの添加物を一切加えていないお茶は、コンビニやスーパーで買うことができますので、見つけたら是非買ってみて下さい。

株式会社遠藤製餡
【有機JAS認定商品のあずき美人茶】はこちら

主原材料:有機小豆
賞味期間:(メーカー製造日より)270日

伊藤園
【無添加LIFE ルイボスティー】はこちら

原材料名:ルイボス
賞味期間:(メーカー製造日より)9カ月

 

無添加ワインとは?


では、保存料などの添加物を避けるのであれば、無添加ワインを選べばいいと思うと思います。
無添加ワインとは、殺菌や液中成分の除去などに様々な技術を駆使したり、発酵をコントロールするために酵素を使用したりしています。
雑菌や酸化変質する物質の除去にはマイクロフィルターを使い、濾過します。
微発酵や酸化変質を防ぐために加熱処理していることなんかもあるようです。
加熱処理すれば、もちろん味や香りが変わってしまいますし、酵素が死んでしまうので、ワインとしての熟成は行われることはありません

 

安くておいしいワインの正体とは?


コンビニでは1,000円以下のワインがたくさん並んでいます。
味も香りもよくてコストパフォーマンスがいいと言われていますが、その美味しさは何か知っていますか?

化学肥料、農薬、除草剤の使用で土が弱く固くなり、ぶどうの品質が落ちてきてしまっています。
そんなワインを美味しく見せるために、高級なワインや有名なワインの香料を加えているので、本来のワインの味や風味ではありません
香料のおかげなんです。
また、農薬を使うことで皮に住む酵素も死んでしまうので、発酵をコントロールするために酵素も使っています。
ヨーロッパでは、酒類は大蔵省の管轄のために、原材料表示の義務がないため、あまり知られていないのが現状です。
もはやワインの味をした、人工的なぶどう味のお酒といった感じですね。

化学肥料、農薬、除草剤を使えば大量生産できるということは分かると思いますが、土には大きなダメージを与え、それが元に戻るのには何十年(それ以上?)もかかります。

樹木の周りに雑草があると栄養を吸われてしまい、バランスが崩れてしまうので化学肥料を使います。
その雑草を無くすために除草剤を使います。
しかし、雑草がいないと害虫や病原微生物の天敵となる雑草がいないので、異常繁殖してしまいます。
その病害虫などを駆除するために農薬を使います。
その結果、土に栄養や空気を与えていた微生物も死んでしまいます。
栄養を作り出せないため、また化学肥料を使う・・・と悪循環になってしまいます
良い土とは、生態系のバランスが整っている土のことです。
生態系がしっかりしていれば、害虫などは発生しません。
化学物質を使うと生態系が狂い、病害虫が発生するんです。

人間のその場しか考えない行動が、何倍にも悪い状態になって帰ってくるなんて、その時は考えもしなかったと思います。

 

オーガニックワインとは?


オーガニックワインとは、オーガニック農業で栽培したぶどうから造ったワインのことです。
メタカリなどの保存料、色素安定剤、香料不使用であり、味・色・香りの補正は禁止されていますが、二酸化イオウを少量使用することは許可されています。
オーガニック原料を使っていればオーガニックコスメと呼ぶことができるように、オーガニックワインも少なからず酸化防止剤が入っているので、絶対安心とは中々言えないような気がします。
現時点では、美味しいワインを作る上で、酸化防止剤は必要不可欠なようですので、結局のところ飲む方の判断に委ねるといった感じです。

ワイルドクラフトのワインはないかと思い探しましたが、ワイルドクラフトのぶどうは使っているけれど、酸化防止剤などは入っていないワインは見つけることができませんでした。
やはり、酸化防止剤は今の技術では不可欠なんでしょう…。
使用するぶどうはワイルドクラフトのものというものを見つけましたので、少しご紹介します。

KURAMBON WINE
【KURAMBON WINE】はこちら
自然栽培でぶどうを育て、最小限の濾過(場合によっては無濾過)で瓶詰めされています。
(酸化防止剤(亜硫酸塩)が入っています。)

ROBERT MONDAVI(ロバート・モンダヴィ)
【ROBERT MONDAVI】はこちら
自然環境およびそこに棲息する動物たちを保護するために、自然との調和を大切にした革新的なナチュラル・ファーミング(自然農法)を採用しています。
(酸化防止剤(亜硫酸塩)が入っています。)

 

ビオディナミワイン=自然派ワインとは?


オーガニックに当てはまらない、自然派ワインと呼ばれるものが、ビオディナミワインです。
ビオディナミとは、ドイツの哲学者ルドルフ・シュタイナーが提唱した自然派主義生活のことで、それに基づく農業のことです。
ドイツのオーガニック認定機関であるDemeterがビオディナミの認証をしていますが、法律の規定がなく、認証がなくても使用することができます
実際には様々な添加物が入っていたり、人工的に味・色・香りの補正が行われているようです。

このように色々とワインについて調べてみましたが、今の技術では中々酸化防止剤や添加物を一切なくした、ワイルドクラフトのワインの製造は難しいのかもしれません。
ただでさえ、ワイルドクラフトのぶどうは少ないので無理ないかもしれませんが・・・。

 

まとめ
●今の技術では酸化を防ぐためには酸化防止剤を使うか、加熱処理しかないので、どちらを選ぶかは消費者が選ぶしかない。
●ワインを飲んで頭痛がする原因は酸化防止剤のせいかもしれない。
●ワインだけでなく、ジュースやお茶などに入っているビタミンCは保存料で、活性酸素を発生させる原因。
●安くて美味しいワインの正体は香料であること。
●ビオディナミワイン=自然派ワインは法律の規定がないため、添加物や香料が入っている可能性が高い。

 

今後もっとワイルドクラフトの概念が世間に知られていけば、酸化防止剤に代わる酸化を防げるものができれば、正真正銘のオーガニック=ワイルドクラフトのワインができる日もそう遠くはないかもしれませんね。

食べ合わせとは?炭水化物と果物を一緒に食べるのはNG?甘い果物と酸っぱい果物を一緒に食べるのもNG?

ホテルの朝食などビュッフェでは、フルーツがたくさん盛られていて、何を食べようか悩んでしまいますよね。
どれも食べたくなってしまい、全種類を少しずつ食べている方も多いのでは?

よく「ウナギと梅干し」「天ぷらとスイカ」の食べ合わせは身体によくないからやめた方がいいなんてことも言われています。
このように、果物同士でも、一緒に食べるのを控えた方がいいものがあるのを知っていますか?
〇〇は体にいい!と言われて食べていても、食べ合わせによって効果を得られていないかもしれません。

果物の食べ合わせについてはあまり考えたことがないかもしれませんが、今回は果物の効果的な食べ合わせについてご紹介いたします!

食べ合わせとは?


食べ合わせとは、合食禁や食合禁と言われる、食に関する伝承の一つです。
一緒に食べると消化活動に影響を与え、脱水症状や腹痛、下痢などの症状が起こすことがあります。

以前、酵素とは?最初に野菜を食べる意味とは?でも説明しましたが、体を維持するためには酵素はなくてはならないもの。
しかし、食べ合わせによって、酵素の働きを阻害してしまうことがあります。

熱に弱い酵素ですが、果物なら生で食べられるので、簡単に酵素を補給することができます。
炭水化物は、食べると消化酵素の働きで糖に分解されてエネルギーになりますが、果物は熟す過程で自らの酵素で消化が進み、糖の形で体内に入っていきます
そのため、消化もスムーズで、消化器に負担をかけずに代謝をアップさせることができます

食べ物はそれぞれ消化にかかる時間が異なります。
生の果物は15~20分で胃から出ていくのに対し、炭水化物や肉は数時間以上かかってしまいます。
そのため、これらを果物と一緒にとると消化に時間がかかり、果物の糖が発酵してしまいます。
そして、この時に、消化の邪魔をしてしまいます。
これが、胃のムカムカや胃が重いなどといった症状の原因です。

もし果物と何かを一緒に食べるなら、消化の早い生野菜がオススメです。

 

果物の種類とは?


果物にも、特徴や産地によってグループ分けされています。

仁果(じんか)

花托という花の付け根が発達したところを食べるもの。
中心部あたりに芯があり、そこに種ができる。
例:りんご、梨、洋ナシ

 

核果(かくか)

硬い核の中に種があり、その周りを食べるもの。
表面を覆う皮は薄くて柔らかく、水分が多くジューシーなものが多い。
例:桃、さくらんぼ、梅

 

柑橘

さわやかな香りと甘酸っぱい味が特徴。
酸味が強く料理の風味付けなどに使うものを、香酸柑橘と分類される。
例:オレンジ、グレープフルーツ

 

果菜

野菜の仲間として分類されるが、果物として食べられるもの。
トマトやピーマン、キュウリなども含まれる。
例:スイカ、メロン、いちご

 

熱帯果物

熱帯から亜熱帯で作られるもの。
例:パイナップル、バナナ、ドラゴンフルーツ

 

堅果(けんか)

硬い殻で覆われている種を食べるもの。
ナッツ類などは果物でも、良質な油やたんぱく質を多く含み、ビタミンEも豊富。
例:木の実、ナッツ類、栗

 

果物の食べ合わせで理想的なものは?


果物には、甘いものと酸っぱいものがあります。
比較的よく食べられている果物を表にしました。

酸っぱいものと甘いものには、それぞれ消化にかかる時間が違います。
そのため、酸っぱいものと甘いものを同時に食べてしまうと、消化器官に負担をかけてしまいます
(特に消化器官が弱っている時は注意が必要です!)

消化に時間のかかるものを食べ過ぎると、次の食事の時間になってもまだ胃腸は働いている状態で、そこに更に新しいものが入ると消化器官は休むことができません。
その結果、うまく消化吸収できず、太る原因にもなってしまいます。

上の表の隣同士になっているものは、比較的酸味が近いものなので、一緒に食べても問題はありません。
参考にしてみて下さい。

果物でデトックスと言いますが、あまりに違いすぎる種類を摂ると、デトックスどころか、逆に内臓を疲れさせてしまうので、果物を食べる際にも気を付ける必要があります。

 

ビュッフェにある果物の安全性は?


ビュッフェや、自ら取りに行く食べ放題メニューのあるお店などで、果物が置いてあるのをよく見かけますが、その安全性について考えたことはありますか?
残留農薬のことを気にしていたり、オーガニック、ワイルドクラフトにこだわっている方なら、農薬については考えるかもしれませんが、その果物がどのくらいの時間その場所に置かれているかをいちいち考えて食べる人は少ないと思います。
(見て、明らかに乾燥してしまっているものは別として。)

農薬だけでなく、食中毒の原因となる菌にも注意が必要です。
加熱された料理は、熱で菌が死んでいる可能性が高いですが(菌は60℃以上で死ぬと言われています。)、生のまま食べる果物の場合は、そうはいきません。
菌はもちろん果物にも付着することがあります。

以前、世界仰天ニュースで、菌のついたメロンを食べた33人が食中毒で亡くなったというニュースがありましたが、最悪の場合、食中毒で死に至ることもあります。
33人の命を奪った殺人メロン

果物は熱を加えていない分、そのリスクは高まります。
ビュッフェの果物が置かれているところで注意してもらいたいのは、

①トングなどの道具がなく、手掴みで取っていないか
人の手から菌が移る可能性があります。

②同じお皿に新しいものをつぎたす形式ではないか
もし、そのお皿に菌がいたら、菌のついていない果物にも菌がついてしまいます

大抵の場合、果物は皮を剥いて食べるので、そこまで心配になることではないかもしれませんが、皮が剥かれているもの、皮ごと食べるものには特に気を付けて下さいね。

 

まとめ
●果物を食べる時は、生野菜と一緒に食べる。
●色々な種類の果物を食べたい時は、酸味が近いものを選ぶ。
●ビュッフェで果物を食べる時は衛生面をしっかりチェックする。

 

果物を美味しく、もっと効果的に取り入れていきたいですね。

スーパーフードとは?アンチエイジング、ダイエット、美肌効果など女性に嬉しい効果がいっぱい!

少し前から聞くようになった「スーパーフード」。
チアシード入りのジュースや、ココナッツオイルを使ったお菓子など、一度は目にしたことがあると思います。
身体にいい栄養素がぎっしり詰まったものだということはご存知だと思いますが、中々手を出しにくいもの。
目的に合わせたスーパーフードを上手に取り入れて、健康と美容の両方を手に入れましょう。

今回は、スーパーフードについてご説明いたします!

スーパーフードとは?


スーパーフードとは元々、世界各国で、食べると健康や長寿をもたらすことから、貴重な食糧として食べられていたものです。
世界共通の定義はありませんが、

栄養バランスに優れ、一般的な食品より栄養価が高い食品であること。あるいは、ある一部の栄養、健康成分が突出して多く含まれる食品であること。
②一般的な食品とサプリメントの中間のような存在で、料理の食材としての用途と健康食品の要素をあわせもつこと。

と、日本スーパーフード協会では定義づけしています。
少量で効率よく栄養素を補うことのできる食糧こそ、スーパーフードです。
中には薬として使われていたものや、お金の代わりになっていたものもあるほど、とても価値のあるものです。

自然な食べ物の栄養価をとることで、身体を改善していこうとする考え方から、特に高栄養化で身体に良い影響をもたらす食べ物をスーパーフードと呼んでいます

スーパーフードの歴史は意外に長く、1980年代にアメリカ・カナダで食事療法を研究する医師や専門家がスーパーフードという言葉を使い始めたことがきっかけとなり、最近、特に注目され始めた理由は、スーパーフードの栄養価の高さが科学的に解明されてきたためです。
また、化学肥料や農薬などを使用しないオーガニックやワイルドクラフト、自然に近い生のまま食べるローフード、自然食品を皮ごと食べるマクロビオティックなどの、自然食の考えに似ているため、オーガニックや自然派志向の方などに受け入れやすいものだったと考えられます。

 

スーパーフードに含まれる栄養素は?


多くのものに共通するのは、抗酸化物質です。
代表的なものに、ビタミンC、ビタミンE、フィトケミカルがあげられます。
ビタミンCが豊富だと思われているレモンですが、スーパーフードであるカムカムの30分の1しかありません。

もちろん、身体に必要なたんぱく質やアミノ酸、ビタミン、ミネラル、食物繊維など、多数の種類の栄養素が含まれています
人間の身体が健康であるためには、五大栄養素(炭水化物、脂質、たんぱく質、ビタミン、ミネラル)が必要だと言われていますが、身体の働きを助ける第六の栄養素である食物繊維やフィトケミカル、これらすべてのバランスがとても重要です。
スーパーフードは普段の食事にプラスするだけで、栄養バランスを改善することができます。

抗酸化物質は、身体に入るとすぐに活性酸素を除去する作用が働きますが、摂取後3~4日間で排出されてしまうので、毎食取り入れるのが理想的です。
たくさん摂れば摂った分だけ効果を期待できると思われがちですが、摂り過ぎても排出されてしまうので、サプリメントなどで補わなくても、自然な食べ物に含まれる量で十分です。
健康な身体を保つために、取り入れていきたいものですね。

 

オススメスーパーフード、その成分は?


スーパーフードと言っても何にどう良いのか分からない方もいらっしゃると思うので、比較的手に入りやすいもの、特に女性にとって嬉しい効果のあるものをご紹介いたします。
スーパーフードは基本的にはオーガニックのものですが、中にはワイルドクラフトのものもあるので、そちらもご紹介いたします!

ココナッツオイル


・ココナッツオイルに含まれる中鎖脂肪酸のラウリン酸、カプリル酸、カプリン酸は、体内でケトン体に変わり、素早くエネルギーに変換されるので、身体にたまりにくく、肥満や脂質異常の原因にならない
動脈硬化の抑制に役立つので、ダイエットに向いている。
・脳のエネルギーとしても使われるので、脳の活性化にも繋がり、アルツハイマー病を改善させたり、活性酸素の除去(抗酸化作用)、コレステロール値や中鎖脂肪値を下げてくれる
・腸の代謝を促すので、便秘を改善
・免疫力をアップするので、病原体に感染しにくくなる
抗菌抗炎症作用、細菌による肌トラブルに効果的。
・含まれるビタミンEには、皮膚の血行促進保湿しみくすみ予防

オーストラリア・ケアンズの美しくクリーンな環境で自生するココナッツからできたココナッツオイル
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チアシード


水に漬けると種の周りがゼリー状ふくらみ、ゼリー状の部分は食物繊維が豊富に含まれている。

・水に漬けるとかさが10倍に増えるので、食べ過ぎ防止、グルコマンナンという水溶性食物繊維が含まれるので、便秘改善につながる。
・たんぱく質が豊富なので代謝をアップ。
・必須脂肪酸のオメガ3系脂肪酸のα-リノレン酸を含むので、生活習慣病の予防にも。

 

キヌア


・種子を覆うサポニンという苦い成分は、抗酸化作用抗菌作用血行改善に効果的。
白米の約2倍のたんぱく質、約26倍のビタミンE、約9倍のカルシウム、約8倍のマグネシウム、約12倍の食物繊維を含み、21世紀の主食として高く評価されている。
・代謝を助けるため、食べたものが効率よくエネルギーに変わり、痩せやすい体に
・サポニンが更年期障害の症状を改善

 

アサイー


・直径1cmほどの黒っぽい実の深い紫色の色素にポリフェノールが豊富に含まれていて、抗酸化作用がある。肌の細胞を若く保ち、美肌につながる。
・女性に不足しがちな鉄分が豊富に含まれる。血液を濃く健康に保ち、新陳代謝を活性化
抗酸化作用の強いビタミンEが豊富。

SAMBAZON(サンバゾン)
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タイガーナッツ


チュファという植物の塊茎で、野菜の一種。土に埋まった地下茎の一部が肥大化し、栄養分を蓄えて塊になったもの。

・食物繊維が豊富、噛み応えがあるので満腹感を得られ、また便秘を解消するので、ダイエットに効果的。
・代謝を促進するマグネシウムが豊富に含まれるので、痩せやすい体に
・ビタミンEを多く含むので、アンチエイジングに効果的。

タイガーナッツジャパン
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フリーカ


収穫期を迎える前の緑色で水分の多い小麦をローストし、ひきわりにしたもの。

・食物繊維が白米の21倍と豊富で、便秘を解消するので、ダイエットに効果的。
・カルシウムとマグネシウムなどのミネラル、ビタミンB1が豊富で、代謝を助け、エネルギー消費アップ
新陳代謝アップアンチエイジング美肌効果も。

 

カムカム


ビタミンCがレモンの60倍、アセロラの2倍と言われ、現在確認されているフルーツの中で最もビタミンCが多く含まれている。皮膚の細胞の酸化を防ぐ抗酸化作用に優れている。
・コラーゲン生成を助けるので、肌に弾力としなやかさを与える
ポリフェノールも赤ワインの7倍含まれていて、抗酸化作用の高いフルーツ。
・メラニン色素の生成を抑え、美白効果が期待できる。
・ストレスに関わる副腎の機能を持つのでストレス解消に。

アマゾンカムカムセレクト
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ワイルドライス


ライスという名前がつくが、米と同じイネ科のマコモという草の実。マコモダケとも呼ばれている。マコモの種子の中にできるのがワイルドライス。

・ビタミンEが豊富に含まれるので抗酸化作用に優れ、肌の細胞が老化するのを防ぎ、美肌を作る。
・鉄分を多く含むので、貧血予防や、髪や肌の生まれ変わりを助ける。

デニスバンクスプロダクツ
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サチャインチ


木の実で、インカインチ、グリーンナッツとも呼ばれる。

・必須脂肪酸α-リノレン酸が豊富に含まれているので、血管の修復血栓を予防
ビタミンEが豊富で、オリーブオイルと比べると抗酸化作用が22倍

心が伝わるショッピングモール 農大市場
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ビーポーレン


ミツバチが集めた花粉を、巣に持ち帰る時に自らの分泌する酵素で団子状に固めたもの。アメリカでは先住民が「命の源」と呼んで宗教儀式で用いていたと言われている自然食品。自然界でも最も完璧と呼ばれるスーパーフード。

・花粉への耐性をつくるので、花粉症の予防
・ビタミンB群のナイアシンが豊富に含まれるので、たんぱく質の代謝を助けて免疫機能を高める
・葉酸とビタミンB12も含まれており、血液をつくる働きをする。
・ミネラルや脂肪酸も豊富で、わずかな量で多くの栄養素が摂れる。

サンフード スーパーフーズ
【ワイルドクラフト ビーポーレン】はこちら

 

カカオ


木の幹にラグビーボールのような実をつけ、中に白い果肉に包まれた約2~3cmの種子がカカオ豆。カカオ豆から胚乳だけ取り出したものをカカオニブと呼び、これを加工するとチョコレートになる。

・食物繊維が豊富なほか、カカオポリフェノールも豊富。カカオポリフェノールには、強い抗酸化作用があるので、動脈硬化予防血圧を下げたり美肌に効果がある。
・他の食材には含まれていない、テオブロミンやフェニルエチルアミンがホルモンや神経伝達物質に働きかけ、リラックス効果集中力を高めてくれる

EL CEIBO Bolivia(エルセイボボリビア)
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ケール


青汁の材料として知られているアブラナ科の野菜。緑黄色野菜の王様と呼ばれる。

・キャベツの仲間なので食物繊維が豊富で便秘解消に。
・ビタミンKがカルシウムを骨にとどめ骨を丈夫にする。
・葉酸が豊富なため、赤血球を作り貧血を改善、たんぱく質を合成して体の発育を助ける

ハートネットショップ
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ウコン


ターメリックとも言い、スパイスとして使われたり、アーユルヴェーダや、中国の漢方の薬として使われてきた。

・黄色い色素はクルクミンと言い、ファイトケミカルの一種で、強い抗酸化作用がある。
・クルクミンは肝機能や脂質代謝を改善したり、アルツハイマー(認知症)の原因である「アミイロイドβ」の蓄積を抑える。

そらの野菜
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ゴツコラ


ツボクサと呼ばれるハーブの一種で、アーユルヴェーダでは、脳や神経を活性化する強壮剤として使われていた。

・ポリフェノールの一種のタンニンが含まれ、抗酸化作用がある。
・緑色の色素のクロロフィルが含まれ、血流を改善する。脳の血流もアップ

トゥルシーボタニカルズ
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マルベリー


日本でも食べられる桑の実のこと。中国では漢方薬として使われている。

長寿遺伝子(サーチュイン)を活性化するレスベラトールが豊富に含まれている。
・果実の色が、黒や赤のものには、ポリフェノールが含まれている。
・ビタミンEが豊富なので、抗酸化作用がある。
・体の細胞を酸化から防ぎ、がんや生活習慣病などの予防

People tree(ピープルツリー)
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マカ


・マカが栽培される標高4,000mの地帯では、一日の寒暖差が20度もあり、強烈な紫外線が降り注ぐ過酷な条件で育つため、強い抗酸化作用がある。
・ファイトケミカルやアミノ酸が豊富に含まれ、抗酸化作用や、ホルモンの不調を改善する働きがある。
・アミノ酸の中にあるアルギニンは、脳や内分泌系に働きかけ、成長ホルモンや性ホルモンの分泌を促す。男性の精力剤のイメージが強いが、男性だけでなく女性ホルモンにも効く。
・たんぱく質、カルシウムなどのミネラルが豊富に含まれる。

サンフード スーパーフーズ
【サンフードオーガニック レッドマカ パウダー】はこちら

 

マキベリー


・濃い紫色の中にはポリフェノールの一種であるアントシアニンが豊富に含まれている。目の網膜で光を受け止めるロドプシンという物質の合成を助け、目の疲れ、かすみを和らげたり、目の毛細血管の血流も改善する。
・マキベリーは寒さの厳しい過酷な環境で育つため、強い抗酸化作用がある。
(ブルーベリーやカシスにも同様の効果が期待できます。)

サンフード スーパーフード
【オーガニック マキベリー パウダー】はこちら

 

 

見た目の老化や、様々な病気を引き起こす原因となるのが酸化です。
酸化を引き起こす活性酸素は、本来は免疫を助け、体を守る役割のあるものです。

体には活性酸素を無害化してくれる仕組みがあります。
活性酸素を無害化することを抗酸化と言いますが、食べ物から摂取した抗酸化物質の働きによって分解され、無害化されます。
先ほど説明したように、抗酸化物質である、ビタミンCやビタミンE、ポリフェノールなどが、スーパーフードにはたっぷり入っています。

まとめ
●スーパーフードは強い抗酸化作用を持つ。
●抗酸化物質は、摂取後3~4日間で排出されてしまうので、毎食取り入れる必要がある。

 

アンチエイジングや、病気を予防するためにも、高い抗酸化作用のあるスーパーフードも取り入れてみてはいかがでしょうか?

ワイルドクラフトコーヒーとは?一日何杯飲むのがいい?ダイエットにいい?紫外線の予防にも?

前回は、ワイルドクラフトの紅茶とハーブティーをご紹介いたしました。
紅茶やハーブティーがあるならコーヒーもあるのでは?と思った方もいらっしゃるかもしれません。
ワイルドクラフトのコーヒーももちろんあります。

紅茶も好きだけど、コーヒーの方がもっと好きという方!
今回はコーヒーについてご紹介いたします!

 

コーヒーとは?


コーヒーノキを発見いたのはエチオピアの西南部。
この時は、どのようにコーヒーと関わっていたのか記録は残っていませんが、10世紀頃には、薬として扱われるようになります。
嗜好品として飲まれるようになったのは、15世紀頃で、1500年頃にメッカに「カフェハネ」と呼ばれるコーヒー専門店が生まれ、だんだんとコーヒー文化が広がっていきました。
日本に入ってきたのは19世紀に入ってからと、世界と比べると少し時間が経ってからです。

さて、コーヒーは、コーヒー豆からできているのはご存知ですよね!
コーヒー豆と言うので、コーヒーは豆からできているのだと思われがちですが、
本当は「リンドウ目アカネ科コーヒーノキ属」に分類される「コーヒーノキ」という植物の、「コーヒーチェリー」と呼ばれる実の中にある2つの種子がコーヒー豆の正体です。

このコーヒーチェリーの外皮、果肉、パーチメント(肉果皮)などを取り除いたものが生豆(焙煎する前の状態のコーヒー豆)となります。

主な産地は北緯25度~南緯25度の範囲に当たる、熱帯・亜熱帯地域です。
コーヒーノキは繊細な植物なため、育つ条件が厳しく、

①気温:平均気温22度前後の高地
②降雨:年間降水量1,200~1,600mmが目安
③日照:直射日光に弱いため、ゆるやかな山の斜面
④土壌:火山灰が積もった土壌。pH4.5~6.0程度の弱酸性の土壌
⑤標高:1,000~2,000mの涼しい高地

これらの条件を満たす場所ではないと育つことはありません。

日本でも、地球温暖化に伴い栽培量は少しずつ増えてきています。
沖縄本土、石垣島、徳之島、小笠原諸島などで栽培が行われていますが、生産量が少ないためほとんど流通していません。

収穫されたコーヒーチェリーは、収穫後すぐに実から種子を取り出し、生豆にする精製を行います。
精製方法は大きく分けると2つあり、精製方法によって味わいも変わってきます。

ナチュラル(乾燥式):水を使わずに乾燥させて脱殻する
発酵したマンゴーやベリーのような甘い香りとコク。
雑味も含め、コーヒー豆そのものの風味や個性を感じることができる

ウォッシュド(水洗式):水を使って果肉とミューシレージ(パーチメントの外側についている粘質物)を除去してから乾燥、脱殻する
すっきり澄んだ味わい、上品な酸味。
ナチュラルに比べるとクリアでシンプルな味。

精製方法と味の特徴を知っておくとコーヒー選びの際に役立つかもしれません。

ちなみにですが、よく耳にするアラビカ種、カネフォラ種、リベリカ種が、コーヒーの3原種と呼ばれていますが、日本で飲めるのは、アラビカ種とカネフォラ種の2種類です。
リベリカ種は主にヨーロッパで消費されているので、日本では中々お目にかかれないかもしれません。
もし、リベリカ種を目にした際には是非飲んでみて下さいね。

 

コーヒーに含まれる成分とは?


テレビでも、コーヒーは身体にいいから毎日〇杯は飲んだ方が良いと言われています。

10世紀、アラビア人の医師が、コーヒーは身体各部を強化し、皮膚を清めて湿りを取り去り、香りを生むものだとして医学的な効果に注目していたり、15世紀、イスラム教の間で眠気覚ましの効果があるコーヒーは秘薬として注目されていたり、昔から人々にとって薬としても効果を発揮していました。

・カフェイン

基底細胞がん(皮膚がんの一種)の予防
覚醒作用
代謝アップ
脂肪の燃焼を助ける
抗炎症作用

・ポリフェノール

(コーヒーポリフェノールと呼ばれるクロロゲン酸)
抗酸化作用
長寿ホルモンであるアディポネクチンの分泌を促す
食後の血糖値の上昇を抑制
血圧を下げる
中性脂肪を分解を促進

・トリゴネリン

加熱すると、ニコチン酸(ビタミンB3)とNMP(N-メチルピリジニウムイオン)に変化。加熱すればするほど増えるので、深煎り豆の方が多く摂することができる。

・ニコチン酸
高脂血症の予防
糖尿病、高血圧、動脈硬化の予防
血液をサラサラにする
大腸がんの予防

・NMP
強い抗酸化作用
副交感神経を刺激し、リラックス効果
大腸の働きを改善
血圧を下げる
発がん性物質の解毒作用

特にカフェインの、基底細胞がんの予防は、紫外線で傷ついた細胞を消滅させ、傷を残さないことから、コーヒーを飲まない人より皮膚がんの発症リスクを78%まで下げるという研究結果が報告されています。
アメリカではカフェイン入りの日焼け止めまで売られているそうです。

紫外線を浴びる前にコーヒーを飲めば、紫外線予防の助けにもなりそうですね。

 

いつ飲むのが効果的?


先ほど、紫外線予防にも役立つと説明しましたが、目的に合わせて飲むタイミングを変えるのがベストです。

ダイエットには・・・食前に飲む!
クロロゲン酸が糖の吸収を遅らせ、食後の血糖値の上昇を防ぐからです。
更に食前に飲むと、食欲を抑制するホルモンを刺激することができ、食べ過ぎ防止にもなります。

認知症予防(アルツハイマー)には・・・習慣的に飲む!
カフェインの血中濃度を保つことができるので、一日2~3杯飲むと効果的です。
カフェインには、運動機能を高める効果と、単純計算能力を高めるという研究結果があるので、運動する30分前に飲んで、運動しながら簡単な計算をすれば筋肉と脳の両面から、認知症機能の活性化が期待できます。

このような効果が報告されているので、毎日2~3杯は飲む習慣をつけられるといいですね!

 

ワイルドクラフトのコーヒー取扱いおすすめショップ


澤井珈琲 Beans&Leaf

【ストレートコーヒー豆 タンザニアAAタデラ】はこちら
・年間1200ミリを超える豊富な雨、キリマンジャロの火山活動で積み重なった肥沃な火山灰土壌、野生の動物を育む豊かな大地は、個性豊かなコーヒーの故郷でもあるタンザニアの自生しているコーヒー。
・赤く熟した実だけを一粒一粒、手で摘み取り、精製工場へ集め、赤い実から種を絞り出し乾燥させ、電子色彩選別機で色による選別をし、熟練した手でコーヒーの最上級品AAを作っている。
特徴:キレのある酸味と、口の中に重く広がるコクを持つ香り高いコーヒー。

広島発☆コーヒー通販 CAFÉ工房

【レギュラーコーヒー ビルカマウンテン】はこちら
・世界的に有名な長寿の村、「ビルカバンバ村」で自生しているコーヒー。
特徴:バランスが取れていて、まろやかながらコクのある味わいのあるコーヒー。

幻の森林コーヒー、自生するコーヒー

【エチオピア ベレテゲラのコーヒー】はこちら
・プランテーション栽培ではなく、森の中に自生している原種のコーヒー。
収穫時以外はほとんど人の手が加わっていません。品種改良もされていないので、
アラビカ種本来の野生のままの味を楽しむことができる。
・エチオピア南西部ベレテ・ゲラの森では、住民によりWaBuBと呼ばれる森林管理組合が作られ、コーヒーの品質を高める努力をしており、森を守りながら、森からの贈りもの、原種のコーヒーの品質を高めることで、収入を増やし生活をよくしていくという、現地の人々の思いのこもった、「自生するコーヒー」と呼ばれている。
特徴:コクがあり、素朴な深みのあるコーヒー。

AndromedA Ethiopia Coffee(アンドロメダエチオピアコーヒー)

【アンドロメダエチオピアコーヒー】はこちら
・コーヒー発祥の伝説があるエチオピア・カファ地方の肥沃な森林に自生する100%野生のコーヒー。人の手が全く介さないところで自生しているアラビカ原種。
野生のコーヒーは発見当初から今でも現地では薬として飲まれています。
特徴:フルーティな香り、苦味と丸みを感じるまろやかさのバランスが良く、後味がすっきりしているコーヒー。

 

前回、ご紹介した紅茶やハーブティーよりも、コーヒーの方がワイルドクラフトのものが多いので、コーヒーの方が手に入りやすいのかな?という印象です。

ワイルドクラフトのコーヒーで生計を立てている方々も世界中にたくさんいます。
ワイルドクラフトのコーヒーを飲むことは、身体に良く、地球にも優しく、そしてその土地の人々の生活を微力ながら助けることに繋がります。

まとめ
●カフェインは皮膚がんの発症リスクを下げる働きがある。
●コーヒーはダイエット・認知症・生活習慣病などを予防する。
●毎日2~3杯飲むと効果的。

お気に入りの味を見つけて、毎日楽しいコーヒータイムを作れるといいですね。

ワイルドクラフトの紅茶,ハーブティーとは?どんな効果効能が?

今まで食事について多く触れてきましたが、まだまだオーガニックでさえハードルが高いのに、ワイルドクラフトなんてまだ…と思われていると思います。
ですので今回は、そんな野菜や果物よりも簡単に手に入れることのできる、紅茶とハーブティーについてご紹介いたします!

 

紅茶とは?


紅茶、緑茶、ウーロン茶など、お茶と言っても様々な種類があります。
それぞれ味も香りも全く異なりますが、実は同じ木から採れるものなんです!!
意外に知られていないんですが、元は全て一緒です。
葉の中に含まれる酸化酵素の働きを活性化させるか、させないかの製法の違いだけで、何ができるかが変わってきます。

例えば、

緑茶:茶葉を蒸すか、窯で煎り、熱を加え茶葉の酸化酵素の働きを止めてから製造。
紅茶、ウーロン茶:酸化酵素の働きを高めて製造。
その働きを強めたものが紅茶、途中で止めたものがウーロン茶になります。

 

紅茶とウーロン茶は途中までは製造工程が一緒なのですが、紅茶の製造方法についてご紹介いたします。

紅茶の伝統的製法としてオーソドックス製法と呼ばれるものがあります。

①適採(人の手で茶樹から、1芯2葉、3葉摘み)
②萎凋(生葉を萎小させ水分を減少、よく揉めるようにする)
③揉捻(葉によじれを与え、揉んで、成分を含んだ葉汁を出す)
④発酵(揉捻した葉を発酵室に静置して、酸化酵素の働きを促進)
⑤乾燥(茶葉の発効を止める)
⑥クリーニング、区分け(混入物を取り除き、茶葉をサイズ別に区分)

このようにして、貯蔵や輸送に適した状態の紅茶ができあがります。
現在では、CTC製法と呼ばれる大量生産を可能にした製法がメインのようです。

紅茶などのお茶の元の木は、椿やサザンカの仲間の常緑樹「チャ」というもので、学名では「カメリア・シネンシス」と呼ばれ、温暖で雨の多い温帯から熱帯の地域で栽培されています。
チャの木の、新芽、若葉、茎などを原料として、お茶が作られます。

チャの木には、中国種と、インドのアッサム地方で発見されたアッサム種が、よく知られている2種です。

中国種:中国茶や日本茶向け
枝分かれする灌木で、耐寒性の強い温帯向きの樹。
アッサム種:タンニン含有量が多いので紅茶向き
高温多湿の風土向きの樹。

どちらも、雨量の多い地域が適しており、排水が良好な広い土地、弱酸性の土壌が望ましいと言われています。
紅茶の産地として、インド、スリランカ、インドネシア、ケニアが挙げられますが、確かに紅茶の栽培に適した地域ですね。

 

一杯目のお茶を捨てる理由


昔、中国茶のお土産をもらった際に、
「一杯目は少しお湯を注いで、時間が経ったらそのお湯は捨ててください。二杯目から飲んでくださいね。」と言われたことがあります。
その理由は、農薬が周りについているから・・・というものでした。

日本のお茶の産地でも、十数回は農薬が使用されているのが実情です。
野菜や果物は水で洗ったり、茹でこぼしたりして、ある程度の農薬は洗い落とすことが可能ですが、お茶の場合、一杯目を捨てずに飲んでしまうと、農薬のついた野菜や果物をそのまま食べるのと同じと言ってもいいような気がします。
本来一杯目が、グルタミン酸ナトリウムが一番多く出るので一番甘くて美味しいのですが、農薬も一番多く出てしまいます
もちろん、市場に出回っているものは、全て残留農薬の基準値は越えていません。
しかしそれは農薬がまったく入っていないというわけでもありません。

中国の長いお茶の歴史の中、より安全な飲み方を追究した結果が、一杯目を捨てるになったのでしょう。
日本でも、安心できないものは一杯目を捨てる方が安心ですね。

下にワイルドクラフトのお茶取扱いおすすめショップを載せていますので、一杯目から美味しいお茶を、そして、農薬の心配のないお茶を飲みたい方は是非参考になさってくださいね。

 

紅茶に含まれる成分とは?


紅茶は体に良い成分が多く含まれています。
かつではイギリスで薬として使われていたこともあり、美味しさだけでなく、私たちにとって嬉しい効果もたくさんあります!

カフェイン

新陳代謝、皮下脂肪の燃焼、血液循環の促進
美肌、ダイエット
自律神経を興奮させる
疲労回復
集中力を高める
消化機能の活性化
食欲増進効果
利尿作用

タンニン(カテキン)

(渋みの一種、ポリフェノールを豊富に含む)
強い抗酸化作用
血液をサラサラにしてくれる
大腸菌などの細菌の繁殖を抑えるので食中毒を予防
消化機能の活性化
食欲増進効果
新陳代謝の促進
糖尿病や高血圧の予防

テアニン

(甘みやうまみになる成分、たんぱく質の中のアミノ酸の一つ)
リラックス効果
血圧を下げる

フッ素

歯のエナメル質を強くする
虫歯予防

アミノ酸

興奮を抑制

カリウム

筋肉の収縮や弛緩を助けるので便秘解消
利尿作用

カロテン

抗酸化作用(ただし浸出された紅茶には含まれないのでお菓子作りなど)

ビタミンB群

皮膚の病気や口内炎の予防
疲労回復
ストレス解消

紅茶フラボノイド

血糖や血中コレステロールを抑える
動脈硬化の予防
血圧を下げる
生活習慣病の予防

など、女性だけでなく、男性にも嬉しい効果が凝縮されています。
この効果を見ると一日一回は最低でも飲みたくなってきますね。

 

ハーブティーとは?


ハーブティーの歴史はとても長いのをご存知ですか?

古代エジプト時代にはパピルスの医学書に、約700種類のハーブについての記録が残されており、ハーブの効能を治療目的に利用していたことが分かっています。
そして、15~17世紀の大航海時代になると、様々なハーブがヨーロッパに持ち込まれ、伝統療法に生かされるようになりますが、19世紀に入り、化学の発展により植物療法は薄れてきました。
しかし、20世紀に入ると医薬品による薬害や副作用への懸念などから、再びハーブへの関心が高まりました。
日本にハーブが入ってきたのもこの頃です。

一度は耳にしたことがある「メディカルハーブ」と呼ばれるものは、ハーブを使った植物療法を指します。
ストレスを原因とする不調や慢性的な症状など様々な心身の不調を和らげてくれると言われています。

ハーブティーは、普段のライフスタイルに気軽に、このメディカルハーブを取り入れることができます
味や香り以外にもハーブごとに違う色も楽しめるので、まさに五感で楽しめることのできるお茶です。
また、数種類のハーブを混ぜて、自分好みにアレンジすることもできますし、それぞれの効能の相乗効果も期待できます。

生の野菜や果物と違って、賞味期限も長いので、軽い気持ちで手を出せるのも魅力の一つではないでしょうか。

 

ハーブティーの種類は?どんな効果が?


ハーブティーには、治癒力の向上、ビタミン・ミネラルの補給など、健康と美に役立つ働きがあると言われています。
よく見かける人気のハーブティーにはどんな効果があるのか、いくつか挙げましょう。

カモミール


ストレス解消
緊張緩和

ハイビスカス


代謝促進
肉体疲労、眼精疲労、二日酔いの緩和

ペパーミント


緊張緩和
ストレス性の胃腸不調の緩和

レモングラス


消化不良、胃もたれの改善
リフレッシュ

ローズヒップ


美肌作り
ビタミンCの補給
便秘改善

ローズマリー


集中力、記憶力の向上
老化予防

などがあります。
こちらに挙げたのは一部ですが、一種類でも嬉しい効果が期待できます。
いくつかブレンドすれば、それぞれの効果が期待できるとなると、ハーブティーはすごいですね。

よくお菓子などに使われている、オレンジピールやシナモン、ジンジャーなどもハーブの一種です。
ハーブティーは少し苦手という方も、お菓子の風味として楽しむのもいいのではないでしょうか。

 

ワイルドクラフトのお茶取扱いおすすめショップ


enherb(エンハーブ)

【メディカルハーブ専門店 enherb(エンハーブ)】はこちら
・野山など、人工的な管理がなされていない、手付かずの自然環境で育つワイルドクラフトのハーブを主に選択。過酷な自然の中で生き抜いてきただけに、逞しさを持っているのが特徴。
・第三者機関による、残留農薬分析を行い合格したハーブのみ使用。重金属類などの有無についても検査・確認を経て、最後は選別機械と人の目を使って、状態の良いハーブだけを選別しているので安心。

BLISSTIA(ブリスティア)

【カスタムメイドを専門とする BLISSTIA(ブリスティア)】はこちら
・人の手をくわえず、自然環境下(ワイルドクラフト)で育つため生命力が違い、本来植物が持っている栄養分や有効成分のバランスが整っている。(時期や収穫などによりどうしても入手が困難な時にはオーガニック栽培のものを使用。)
・丁寧に手摘みされ時間を掛けて自然乾燥させたものだから、味や成分も損なわれることなくハーブの味とその素晴らしい効果を得られる。

LITTLE WONDERS(リトルワンダーズ)

【LITTLE WONDERS ORGANIC&WILDCRAFT HERBS&TEA】はこちら
・世界中から集められたオーガニック、無農薬、またはワイルドクラフトの茶葉のみを使用。
・JAMHA認定ハーバルセラピストが、「メディカルハーブ安全性ブック」に基づき、安全性を確認の上、ブレンド。

健一自然農園

【有機栽培大和茶 和紅茶 (ルーズリーフ)】はこちら
・緑茶の品種から生まれた、渋みの少ないすっきりとした香りと後味で、日本人にピッタリの和の紅茶。
・肥料や農薬を必要とせず、草々や虫たちを敵としない自然農で育てられたワイルドクラフトのお茶。

お茶の専門店HOJO

【野生紅 人里離れた雲南省の山奥に自生する野生のお茶から作られた紅茶】はこちら
・野生のお茶の木から収穫された茶葉から作られた紅茶。(野生のお茶の木とは、雲南省に多く見られる樹齢が数百年や千年を超える老木のことではなく、人里離れた山奥に自生している、人間の手が全くかかってない天然のお茶の木を指します)
・香りは非常に複雑で、ボディがとても強く、野生茶だけに強烈に深いコクを併せ持つ。
・多量のミネラル、鉄分を含む。

 

まとめ
●お茶はそれぞれ味も香りも全く異なりますが、実は同じ木から採れるもの。
●ハーブティーは、ストレスを原因とする不調や慢性的な症状などを和らいでくれる。
●それぞれ効果の異なるハーブを合わせることで、相乗効果を得ることができる。

 

このようにワイルドクラフトにこだわったハーブティー専門店、お茶の専門店がたくさんあります。
値段も、名の知れた有名なお茶ブランド、紅茶ブランドなどと比較しても、驚くほど高いわけではありません。

店舗のあるお店もあるので、実際に足を運んで試飲してみるのもいいと思いますし、インターネットで気軽にものが手に入るようになった時代だからこそ、気軽に一度試してみてはいかがでしょうか?

漬物の驚くべき効果とは?漬物はサラダ感覚で食べて

一人暮らしをしていると中々食べる機会のない漬物。
外食で定食を頼むと付け合わせで付いてくる時ぐらいしか、食べる機会はあまりないのではないでしょうか。
サラダは食べても、何だか残されがちなイメージの漬物。
昔と比べて漬物(発酵食品)を食べる機会が減ったから、食物繊維不足で大腸がんが増えたとも言われています。
また、漬物は塩分が多そうだから…と敬遠されがち。

今回は、生で食べるよりも食物繊維やビタミンなどの栄養素が豊富な漬物にフォーカスして、漬物のすごさをご紹介いたします!

 

漬物とは?


漬物とは、様々な食材を食塩、お酢、酒かす、ぬか床などに漬けることで、細胞の水分が塩によって外に出される原形質分離が起こり、生野菜がしんなりした状態になります。
これが漬物です。

大正時代や昭和の中頃までは塩分量が高かったのですが、年々塩分量が減り、今では塩分3%と、スナック菓子やインスタントラーメンなどと比べると、ほとんど入っていないほどにまでなってきています。

元々は収穫の少ない冬季に備え、秋にとれた野菜を貯蔵しておく工夫から生まれたと言われています。
寒さが厳しい地方に多くの種類の漬物があるのはそのためです。
北海道の松前漬け、長野県の野沢菜漬け、静岡県のワサビ漬け、京都府のしば漬けなどが有名です。
北海漬け、ニシン漬け、ハタハタ漬け、熟鮨(なれずし)など、野菜を漬けるだけとは限りません。

生の野菜をたくさん食べることは中々難しいですが、漬物になっていれば水分が抜かれることによりカサが減り、食べやすくなります。
また、生野菜よりも漬物の方が、食物繊維が約2割増しに!凝縮された形となっているんです。
そもそも、食物繊維は体内に入ると、胃では消化されず腸内へいき、水分や有害物質を吸収して排便を促進してくれます。
つまり便秘はもちろん、肥満、消化器系の病気の改善もしてくれます。
たかが漬物と思われているかもしれませんが、是非とも積極的に摂っていただきたいです。

特に漬物の中でもオススメなのが、ぬか漬けと梅干しです。

 

ぬか漬けが良い理由とは?


発酵したぬか床に大根、カブ、きゅうり、なす、にんじんなどを漬け込むことにより、微生物によって生成された香り成分が素材に浸透し、風味ある漬物になります。
米ぬかに含まれていたビタミンB類、ミネラル(カルシウム、マグネシウム、セレン、亜鉛など)などの栄養成分も野菜の中に吸収され、漬け込む前よりも栄養が豊富になります

ビタミンB1は、糖質がエネルギーに変わる際に必要な栄養素で、血糖値を下げる働きがあり、ぬか漬けにすると、生野菜よりも約10~15倍にアップするそうです。
ビタミンB2は、脂質の代謝を促します。
どちらも、口内炎、口角炎、眼精疲労、動脈硬化の予防に効果があります。

一晩漬けるだけでも浅漬けになりますし、古漬け、たくあんなど、じっくり漬けたものまで種類はたくさんあるので、毎日同じものを食べなくても意外にバリエーションは多くあります。

自分でぬか床を作ることは難しいかもしれませんが、食べきれなかった野菜を漬けることもできるので、節約にもなります。
色々なものを漬けて、自分だけのオリジナルの漬物もできるので、楽しみも増えますね!

 

梅干しが良い理由とは?


今ではどこでも見かけるようになり、お弁当の定番となっている梅干しですが、かつては紀州生まれの漬物でした。

梅干しにはクエン酸が豊富に含まれています。
クエン酸と言うと酸っぱいものいうイメージがあるかと思います。
クエン酸には、体内に溜まった乳酸を分解したり、新陳代謝を促進させて老廃物を排出し、脂肪の蓄積を防ぐ働きがあります。
また、糖質の燃焼にも力を発揮するので、血糖値の高い人にはもってこいの食べ物なんです。
梅干しを一つ食べるだけでも、このような働きにより、ドロドロになった血液はサラサラになります。

クエン酸以外にも、血圧を下げるカリウム血管と心臓を強くするカルシウム肥満を予防する食物繊維も豊富です。
以前、カルシウムとマグネシウムの相関関係についてお話しましたので、そちらも参考になさってくださいね!

疲労回復の効果もありますので、疲れがたまっている現代人には是非ともオススメしたいです!
一日1~2個を目安に食べ続けることが効果的と言われていますので、毎日の食事に取り入れていきましょう。

 

そらの通販
【自然栽培 自家製 漬物】はこちら

 

まとめ
●漬物は生野菜より食物繊維が2割増し。
●ぬか漬けは漬ける前よりも栄養が増える。
●梅干しを毎日1~2個食べると、疲れ知らず、肥満知らずの健康的な体に。

 

ワイルドクラフトの野菜は、農薬などを使ったものよりも味がしっかりしていて美味しいと言われています。
その旬の素材本来の味、食感を楽しみながら、サラダ感覚で上手に食事に取り入れていきたいですね。

日本の食糧事情とは?食糧自給率とは?薬味の意味とは?

飽食と言われている日本の食ですが、約6割が輸入食品に頼っています。

国内産の野菜や果物などを選んでいますか?
田んぼや畑は一度失われると回復するまでに何十年もかかります。
豊かな田んぼや畑を守ることは、私たち日本人の命も守ることになります。

出されたものを残すのが普通になっていませんか?
約6割を輸入に頼りながら、その約4分の1を廃棄されていることを知っている方はどのくらいいるのでしょうか。

今回は、そんな日本の食料自給率についてご説明いたします!

 

食料自給率とは?


食料自給率とは、国内の食料消費が、国産でどの程度まかなえているかを示す指標です。
食料自給率(カロリーベース)を、海外と比較すると、

カナダ:264%
オーストラリア:223%
アメリカ:130%
フランス:127%
ドイツ:95%
イギリス:63%
日本:38%

と、日本は先進国の中でも最も低い水準となっています。
(カロリーベースの食料自給率(%)=国民一人当たりの国産熱量÷国民一人当たりの供給熱量×100)

安いものを選ぶばかりに、輸入食品にしか目がいっていませんか?
主に中国や東南アジアをはじめとした発展途上国において、安い労働賃金でつくられているために、安く売られています。
確かに発展途上国にとっては少なからずいいことかもしれません。
しかし、まずは私たちが住んでいる日本のことを考える必要があると思います。
まずは、国内産のものを選び、日本の田畑を守ることが大事です。
田畑は、一度、失われたら回復するまでに何十年もの時間を必要とします
海外のものばかりに頼り続ければ、日本国内の田畑がダメになってしまい、更に海外に頼らなくてはいけなくなるという負のスパイラルに陥ります
しかも、もし輸入食品で和食を作っても、それはもう本当の和食なのか分からないですね…。

また、食べ残しをしないことも大切です。
飢餓人口が世界で8億人を超えるのに、食べられる食糧を捨てることが普通になっているのはおかしなことです。
食べ残しをやめれば、その分だけ食糧の輸入を抑えることができますし、節約にもつながります。
今の日本は、1年間に約2,000万トンもの食品廃棄物が出ています。
このうち、約58%が家庭の台所ゴミから出ているというのですから驚きです。
生ゴミは水分を多く含んでいるので、燃焼時間に時間がかかり、二酸化炭素の排出も増えます。
食べ残す=生ごみが増える=地球温暖化の原因
ということを忘れないでください。

日常生活の中でできる小さな心がけが、自給率を上げることにもつながるんです。

 

薬味の意味とは?


よく刺身などを食べる際に様々な薬味がついてくると思います。
刺身だけ食べて、薬味には一切手を付けずに捨てていませんか?
外食に行った際に、薬味だけ残されているのをよく見かけます。
そんな薬味は食べ残しの代表的な例ではないでしょうか。
よく付いてくる薬味について、効能などをご紹介いたします。

 

千切り大根(つま):刺身など

ジアスターゼが消火剤、解毒剤として働きます。

みょうが:刺身、蕎麦、冷ややっこなど

アルファピネンが、大脳皮質を刺激し、眠気を覚まします
また、中枢の延髄を活発にし、発汗を促し、呼吸を正常に、血液の循環をよくしてくれます

青じそ:刺身、麺類、冷ややっこなど

ペリルアルデヒドが殺菌力を持ち、また、食欲増進に効きます。

黄菊:刺身、お吸い物など

炎症、充血、自律神経の興奮などに共なって生じるのぼせ、ほてりいらいら、口渇などを抑えてくれます
また、解毒作用もあります。

甘酢の新ショウガ(ガリ):刺身、寿司など

温熱作用や、食欲増進に効きます。
また殺菌作用もあるので、食あたり防止や下痢予防にもなります。

わさび:刺身、寿司、麺類など
辛み成分のシニグリンはすりおろすと、シニグリナーゼ酵素が加水分解され、アリルイソオシアネートになり、殺菌作用や防カビ効果があります。
また、刺激作用が食欲増進、唾液の分泌を促し、ジアスターゼの活性を増加し、消化の促進につながります。

 

ご紹介したのは一部ですが、このように意味があるから付いてくるものなんです。
きちんと意味を理解すれば、捨てることはなくなるのではないでしょうか。

 

まとめ
●買い物をする時は国内産のものを選ぶようにする。
●食べ残しは地球温暖化の原因になるので、食べられる量だけ買う。
●薬味は意味のあるものなので、一緒に食べる。

 

どこでだれが作ったものか分からないものを買って食べるよりも、私たちのためにも、環境のためにも、作った人の顔が見える、新鮮でおいしい、環境にもやさしいワイルドクラフトのものを選べるようになるといいですね。
ワイルドクラフトのものはまだまだ手に入りにくいので、手軽なオーガニックのものからでもいいです。
余すことなく使えるもの、食べ残しをしないように買うことを意識することから始めてみてはいかがでしょうか。

過度なダイエットがもたらす影響とは?減塩方法とは?正しい野菜の選び方とは?

一日に三食きちんと食べている若者(16~29歳)は、70%程度。

約3人に1人が一日三食食べていないというんです。
年齢が上がるにつれ、三食食べている人は増えているという現状。
実際に昔と比べてスリムな人が多くなってきたと思いますし、若いのに疲れやすかったり、病気にかかりやすかったりと、色々と問題になっていることは多いと思います。
女性の場合はダイエットとして食事を抜いているとか、朝ご飯はお腹がすかないから食べていないとか、理由は様々。

今回は若者と女性にフォーカスして、食事の大切さ、正しい野菜の選び方などについてご説明いたします!

 

20代女性の多くが栄養不足?


20代の女性の1日のエネルギー摂取は、約1,900キロカロリー。
しかし、この20年で1,595キロカロリーにまで減っています。
日本は飽食の国と言われているのに、おかしな話ですね…。

女性だったら一度は痩せたいと思ったことがあると思います。
しかし、食事を抜いたり減らしたりするダイエットは、エネルギー摂取が減ることで、卵巣ホルモン(エストロゲン)が規則正しく分泌されず、月経不順の原因になったり、物忘れ疲れやすい肌荒れ骨量減少骨粗しょう症動脈硬化認知症の原因もなります。

また、痩せた体で妊娠した場合、早産低出生体重児が生まれる確率も高くなり、生まれた子供も生活習慣病になりやすい体質で生まれてくる可能性もあります。
なぜかというと、子宮内が低栄養であると、少ない栄養で生きていけるように体ができてしまうので、生まれてからはそれに適応できずに、病気などになってしまう可能性があるためです。

イタリア、スペイン、韓国では痩せすぎのモデルは採用されないとされ、ミスアメリカのBMIは20以上であることなど、痩せ女性や女性美の認識が世界的にも変わってきています。
しかし、日本のモデルや芸能人、街を歩く女性を見た限り、確かに20代の女性は痩せている人が多くいるように思えます。
痩せている方が美しいと考えられている点、女性美の認識について、まだまだ日本は遅れていそうです。

栄養不足の身体は、自分だけでなく、将来生まれてくる子どもにも影響を及ぼすことを知らない人が多いのでしょう。

 

卵巣ホルモン(エストロゲン)とは?



先ほど、過度なダイエットなどで卵巣ホルモンが正しく分泌されないと、様々な問題を起こしやすいと触れましたが、もう少し詳しくお話します。

卵巣ホルモンとは、卵巣から分泌され、肌の弾力を保つコラーゲンを増やし、肌の水分を保持する作用があります。
これは30代から徐々に減少し、肌老化を加速する要因のひとつとなっています。
卵巣ホルモンの特性としては、月経後に増え、妊娠に向けて卵胞の発育や子宮内膜を厚くし、骨育成にも、とても重要な働きをしています。
しかし、過度なダイエットをしている若い人の肌を見ると、年齢は若いのにその年齢の肌に見えずにカサカサボロボロ、生理不順が当たり前、なんてことがよくあります。
これは典型的な卵巣ホルモンバランスが崩れている状態であると言えます。

骨形成について、卵巣ホルモンは破骨細胞の働きを助ける役割をしています。
つまり、ダイエットなどで栄養不足の状態になっていると卵巣ホルモンが減少、破骨細胞の働きが弱くなるので、骨量が減るのは当たり前です。
バランスのとれた食事からは、約1,000mgのカルシウムが毎日摂取されますが、カルシウムが足りていないと、腎臓で作られるカルシウムの吸収を助ける活性型ビタミンDももちろん減るため、腸管からのカルシウム吸収も悪くなります。

そうすると、血中カルシウム濃度の低下を防ぐために、血中のカルシウム濃度が低くなる時に分泌される副甲状腺ホルモンが分泌され、骨のカルシウムを奪っていく、骨が弱くなっていくという負のサイクルが起こります。
この状態で、例えカルシウムをサプリメントなどで摂っていても、骨の形成には結び付かないというわけです。

骨の形成は20歳頃に最も高まります。
骨の成長期である子どもの頃から、しっかりとした食事から栄養素を摂らないといけません。

 

エストロゲンに似た作用のある食べ物とは?


卵巣ホルモンに似た作用のある食べ物があります。
それは大豆です。
大豆に含まれるイソフラボンというフラボノイドには、卵巣ホルモンに似た作用があります。
「植物エストロゲン」とも呼ばれています。
日本人が外国人に比べて老化が遅く、(同じ年の外国人を見ても日本人は幼く見られがちですよね!)長寿の民族であるのは大豆のおかげだとも言われています。
大豆からできた豆腐や納豆などはカロリーも低く、そのままでも美味しく食べることができますし、イソフラボンには、抗酸化作用もあるので、女性は年齢に限らず積極的にとるようにしましょう。

 

日本人はしょっぱいものが好き?


日本高血圧学会は、1日6g未満を推奨していますが、日本人は平均1日11gもの塩を摂取しており、世界的に見てもワースト1クラスです。
小さい頃から食品添加物たっぷりの食事や、食事自体が和食から洋食へと変わってきたことが大きな原因でしょう。

塩分の摂り過ぎは、高血圧になり、脳卒中や心筋梗塞の原因に、ひどい場合は半身麻痺や寝たきりの認知症になる場合もあります。
これらの病気は、高血圧が原因と思われがちですが、塩自体が脳卒中や心筋梗塞、胃がん、骨粗しょう症の原因にもなり得ます。
日本人がかかる病気の多くに塩は関係しています。

しかし、ここで注意していただきたいのが以前も少しご紹介いたしましたが、塩と言っても減らすべきは、塩化ナトリウムです。
良質な本物の塩を減らしてしまえば、体力を失い、立ちくらみや熱中症を誘発しかねない危険性があります。
暑い日に、塩飴などの塩分補給をするのがいいと言われているのは、そのためです。
新陳代謝は塩が成せる技なので、美容と健康のために減塩するというのは違います。
詳しくは、本物の塩とは?

小さい頃から塩化ナトリウムによる濃い味付けに慣れているとそれが普通だと思ってしまいますが、今からでも正すことは遅くはありません。
減塩することで生活習慣病などの病気を防ぐことができますし、素材そのものの味が美味しいと感じられるようになります。

 

すぐにできる減塩方法とは?


新鮮な、味のしっかりした地産地消の良い食材を使って、塩などの味付けを減らすことを心がけてください
減塩方法としてすぐにできることは、ワイルドクラフトの野菜を選択すること。
以前、残留農薬についてお話しましたが、
ハウス栽培の方が、散布した農薬がハウス内にこもり、放散や紫外線による分散が遅くなるため、残留期間が長くなってしまいます。
また、普通の畑などで栽培するよりも、4~10倍もの石油を使用すると言われています。
わざわざ残留農薬の心配があるハウス栽培や、農薬を使用して作られた野菜、環境にも優しくないものを選び、塩などの調味料を多く使うことは、全く意味のないことだと思いませんか?

自然に育まれたものは、ハウス栽培に比べてビタミンCが4~5倍多いのも特徴ですし、農薬など使用していないので、皮などまで、安心して食べることができます
大切なビタミンやミネラル溶け出した煮汁も、問題なく使うこともできます。

自然の美味しさたっぷりのワイルドクラフトの野菜は、減塩にも繋がります。

 

正しい野菜、果物の選び方とは?


野菜や果物を買う際に、何を重視していますか?
見た目が綺麗なものでしょうか?
安いものでしょうか?
選ぶ際に、見るポイントは違います。

先ほどお伝えしたように、まずハウス栽培のものは避けましょう

他に買う際に避けるべきものは、

①葉の緑色が濃すぎるもの、形や色がよすぎるもの
②伸びすぎているもの
③根がまっすぐで毛根が少ないもの
④甘いだけのもの

です。

これらは、化学肥料の使い過ぎであったり、発がん性物質に変化しやすい硝酸態窒素の含有量が多い可能性があります。

参考までにですが、リンゴ、梨、桃などは収穫までに15~20回、イチゴは収穫までに30~40回もの農薬を使用しています。

その点、ワイルドクラフトのものは、農薬も使用していませんし、生産者や栽培方法が明確であるので、安心して買うこと、食べることができます。

 

身土不二とは?


身土不二という言葉を聞いたことはありますか?
人間の身体と大地は分けることのできない一体のもの、という意味です。
生活している地域で採れた食材を旬の時期に食べることで、必要とする栄養成分を自然と取り込むことができるように人間の身体はできています

日本人は、農耕民族であるため、穀物類や野菜類を消化するために大きな胃と長い腸を持っています。
そして、清浄機能をする肝臓も、肉メインの食生活である欧米人と比べると小さいです。
日本人は肉メインの食生活に、そもそも体の構造ができていないんです。

日本人の体の構造をきちんと理解し、旬のものを新鮮なうちに食べることを心がけてみて下さい。

 

まとめ
●極端なダイエットは、将来生まれてくる子どもの体質にも影響を与える。
●抗酸化作用のある大豆を積極的に摂る。
●塩化ナトリウムと書かれた塩は買わない、使わない。

 

体が資本という言葉を聞くと思いますが、自分自身の健康は大切な資産です。
自ら自分の体に良くないものを取り入れて、病気になっては元も子もありません。
ましてや、将来生まれてくる子どもにも影響を与える可能性があると考えると、毎日体に良いもの、そして環境にも優しいものを三食しっかり取り入れるようにしましょう。

フィトケミカルとは?緑黄色野菜に含まれる?カロテノイドとは?

最近テレビや雑誌などでも見るようになったフィトケミカル(ファイトケミカル)という言葉。
第7の栄養素と言われ、注目されています。
今回は、フィトケミカルについてご説明いたします!

 

フィトケミカルとは?


フィトケミカルやファイトケミカルとは、第7の栄養素と言われているものです。
植物は動物のように、自ら生活しやすい場所に移動することができず、また、強い太陽光線や害虫などのストレスに常にさらされています。
植物がそのような環境で生き抜けるのは、防御システムのおかげです。

光合成をおこなう際に、糖分の一部が変化して化学物質を発生させ、身を守っています。
これがフィトケミカルです。

色素、香り、灰汁などに含まれており、その種類は約1万以上あると言われ、現在では約1,500種類ほど解明されています。

 

フィトケミカルの特徴は?


フィトケミカルの最大の特徴は、抗酸化作用です。
活性酸素(フリーラジカル)を防御、除去する抗酸化力が強いことから、健康を守る効果や肌を若々しく保つ効果が期待できます。
カロテノイド、ポリフェノール、フラボノイドも、フィトケミカルです
特に、緑黄色野菜に多く含まれるカロテノイドについて、詳しく説明していきます。

 

緑黄色野菜とは?


緑黄色野菜とは、赤や黄色、緑色をした色の濃い野菜のことを呼びます。
厚生労働省では、可食部100g当たりカロテン含量600μg以上の野菜が緑黄色野菜と定義づけられています。

以前、野菜には旬があるので、旬の野菜をその旬に食べるという話をしましたが、緑黄色野菜にも旬があり、季節によって並ぶ野菜は異なり、効果もそれぞれ違います。
よく食卓に並ぶ野菜ですと、

 

春:アスパラガス、菜の花、かぶの葉、せり
デトックス効果

夏:かぼちゃ、ズッキーニ、オクラ、ニラ、トマト、パプリカ、しそ、いんげん
火照った体を冷やしてくれる効果

秋:にんじん、ほうれん草、さつまいも、ブロッコリー
夏の疲れを改善してくれる効果

冬:小松菜、ほうれん草、春菊、にんじん、ブロッコリー
体を温めてくれる効果

 

などがあります。
そのままでも、温野菜や蒸し野菜にするなどでも、比較的調理しやすいものが多いと思います。

 

日本は野菜や果物が豊富であると言われています。
つまりその分、旬のものの数も多いということです。
このような恵まれた国は、他にはあまりないと思います。

オーストラリアを例にあげますが、野菜や果物が日本のように豊富ではないため、収穫時期にとれたものを冷凍保存し、店頭では一年中同じものを売っているそうです。
(つまり、栄養価がかなり失われてしまったものが売られているということです…。)

 

カロテノイドとは?効果は?


カロテノイドとは、赤や黄色、緑色をした緑黄色野菜や、果物に含まれる色素成分の総称のことです。
β-カロテン、リコピン、ルテインなど、様々な種類があります。

カロテノイドを摂ることは、女性には嬉しいメリットがあるのを知っていますか?

 

健康的でツヤのある肌を作る効果
これは、研究論文で発表されています。
論文によると、野菜や果物を多く食べた人の肌は健康的でツヤと輝きがあり、血液中のカロテノイドの数値が高かったと発表しています。
抗酸化成分であるカロテノイドは、皮下脂肪に蓄えられた後、皮脂として分泌され、皮膚の最も上の層に吸収されることによって、健康的な輝きを放つということのようです。

この作用を「カロテノイドグロウ」と呼んでいます。
異性を惹きつけるほんのりバラ色の自然な肌になるので、女性としての魅力がアップします。

乳がんになるリスクが軽減される
2012年ハーバード大学で発表された論文によると、カロテノイド値が高かった上位20%の女性は、カロテノイド値が最も低かったグループの女性と比べ、乳がんになるリスクが15~20%低かったというのです。

これは、カロテノイドが体内でレチノール(ビタミンA)に変換され、細胞の成長や遺伝子発現に影響を与え、腫瘍の成長を抑制することで、乳がんのリスクが間接的に抑えられたものだと考えられています。

また、カロテノイドが細胞間のコミュニケーションを促し、免疫系の働きを強化して、体内で異常に成長する細胞を抑制する手助けをすることも、関係していると考えられています。

他にも、目尻のシワができにくい肌の日焼けを防ぐ「食べる日焼け止め」の効果も期待できるようです。

ここで気を付けていただきたいのは、抗酸化物質の効果の多くは数時間しかもたないということです。
そのため、一日1回だけではなく、毎食取り入れることを目標にしましょう。

 

野菜が日焼けしない理由とは?


先ほどの説明で、抗酸化作用があるから積極的に食べた方がいいというのは分かったかと思いますが、そもそも野菜がなんであんなに日に当たっているのに、日焼けしないで鮮やかな色を維持できているか分かりますか?
野菜や果物には人間と同じように紫外線から身を守る必要があります。
守るために「皮」があります。
皮がなかったら、すぐに腐ってしまうのは想像できますよね。
皮には外界の刺激から実を守る役割、創傷治癒効果などがあります。

当然ですが、遮るものがないので、私たち以上に日の光を浴びています。
特に夏なんて、日差しも強く、暑いし、遮るものがないところに収穫されるまで24時間毎日いるなんて…考えるだけでも過酷ですよね。

それでも、細胞が破壊されないのは、それだけ多くの抗酸化成分が含まれているということです。
先ほど説明した、色素成分であるポリフェノールやカロテノイドなどのフィトケミカルは、主に皮の部分に多く含まれています。

今回は夏野菜をいくつか例を挙げましょう。

 

トマトに含まれるリコピン

トマトが赤いのはこのリコピンによるもの。
リコピンには強い抗酸化力があり、その強さはビタミンEの約100倍以上とも言われています。

ナスに含まれるナスニン(アントシアニンの一種)

ナスニンとは紫色のポリフェノールのこと。
これにも強い抗酸化作用があり、紫外線や菌から身を守っています。

ズッキーニに含まれるβ-カロテン

カロテノイドが豊富で、同じβ-カロテンを豊富に含む人参よりも抗酸化力が高いと言われています。
β-カロテンは緑黄色野菜に多く含まれているのが特徴です。

 

強い抗酸化力のある成分のおかげで、それぞれの野菜は色を維持でき、色鮮やかになります。
他にも、カボチャにもβ-カロテンが豊富であり、カボチャにはβ-カロテンの他にゼアキサンチンも含まれていて、ゼアキサンチンはとうもろこしにも多く含まれている黄色のカロテノイドです。
これは、目を紫外線によるダメージから守ると考えられています。

特に夏野菜に色が濃いものが多いのは、それだけカロテノイドなどを豊富に含んでいるからだということです。
色の濃さが抗酸化作用の強さを意味するのであれば、夏野菜が紫外線対策になるというのも納得できます。
旬のものをその旬に食べるという意味、少しは分かっていただけましたでしょうか?

 

まとめ
●緑黄色野菜の抗酸化作用のあるカロテノイド(フィトケミカルの一つ)が豊富。
●抗酸化物質は数時間しか持たないので、毎食摂り入れる。

 

ワイルドクラフトの野菜や果物は、農薬・化学肥料・有機肥料を一切使わない無農薬・自然農の自然栽培方法を用いて、野生の生態系に近い環境の中でできたものです。
(詳しくはこちら
身体に悪いものがないので、余すことなく食べることができます。

また、日本には季節に合った調理方法があるのも、素晴らしい文化だと思います。
体を温めるために、旬の野菜を使って煮物やお鍋にしたり、火照った体を冷やすためには、夏野菜のおひたしなどがあります。
栄養価の高い旬の野菜と、余すことなく食べられるワイルドクラフトの野菜を、たくさん摂って栄養素をしっかり補いましょう。

日本のワイルドクラフトコスメブランド

日本のワイルドクラフトコスメのブランドは?


ワイルドクラフトについて、少しはお分かりいただけたかと思いますので、今回は毎日使う化粧品にフォーカスします。
オーガニックコスメはメジャーになってきましたが、ワイルドクラフトコスメという言葉はまだ聞きなれないかと思います。
今回は、そんな日本生まれのワイルドクラフトコスメのブランドをご紹介いたします!
ブランドロゴをクリックすればHPに飛べますので、もっと詳しく知りたい方はクリックしてくださいね。
ワイルドクラフトコスメについてはこちら

 

QUON(クオン)


2011年9月デビュー。
(株式会社クレコス)
植物本来の生命力が凝縮された「無農薬・自然農」栽培のワイルドクラフト原料をはじめ、海外輸出に頼らない「国産の自然原料」を極めて高い比率で配合。
厳選された植物素材を日本人の美しい肌づくりに最適なブレンドで処方したワイルドクラフトコスメブランド。
・天然成分100%。
・化学成分完全不使用。

【ワイルドクラフトコスメQUONを使ってみた】

MOON PEACH(ムーンピーチ)


2002年デビュー。
(レセラ有限会社)
健康な素肌を育むためのお手伝い、肌や自分自身との対話を促すために生まれたワイルドクラフトコスメブランド。
・沖縄の野生(ワイルドクラフト)の月桃を使用。
・日本の植物使用。
・合成香料、着色料、遺伝子組み換え原料、防腐剤、界面活性剤不使用。
・動物実験を行わない。
・有機認証マークにこだわらない。

naturancoco organics(ナチュランココオーガニック)


2015年9月25日デビュー。
(ナチュラン株式会社)
主成分は日本初のナイジェリアのワイルドクラフトのココナッツオイルを使用。
ココナッツオイル本来の良さを活かすため、アイテムに合わせた最低限の成分しか使用していないというこだわりのスキンケアブランド。
・農薬不使用、品種改良されていないココナッツ使用。
・海岸沿いに自生する原種のココナッツ使用。
・配合成分は全て食用素材。
・パラべン、アルコール、合成着色料、石油系界面活性剤、紫外線吸収剤不使用。

いちえ水Ⅲ自然化粧水


(株式会社 淀エンタープライズ)
・無添加、無香料、無着色。
・化学物質不使用。
・食用可能な原料のみ使用。
・国産植物原料100%。
・植物エキス抽出時にも化学薬品不使用。

 

まだまだ日本生まれのワイルドクラフトコスメのブランドは少ないですが、どのブランドもオーガニックコスメよりも、とことんこだわっています。
危ない成分も入っていないので、肌の弱い方や赤ちゃんにも安心して使えそうですね。

まとめ
●パッチテストをして、自分の肌に合うか試してから使うようにしましょう!

 

お気に入りのワイルドクラフトコスメを見つかるといいですね。

こちらは随時更新していきますのでチェックしてみてください。