都内でインフルエンザの注意喚起が出ました。
毎年、11月頃から患者が増え、3月頃に落ち着きます。
インフルエンザの予防接種を受けていれば、かかりにくい(もしくは症状が緩和)ですが、日頃からしっかり予防対策をしていれば、かかりにくくすることもできます。
今回はインフルエンザについてご説明いたします!
インフルエンザとは?
インフルエンザウイルスを原因とする呼吸器感染症のことです。
毎年、11月下旬~3月頃にかけて流行することから、16世紀のイタリア占星家たちはこれを星や寒気の影響(influence)によるものだと考え、インフルエンザの語源であると言われています。
A型、B型、C型の3種類あり、それぞれ感染経路や症状が異なります。
A型インフルエンザ
ウイルスの形を変えてどんどん進化するので、持っている免疫が機能せず、ワクチンの予測を立てにくい。
3種類の中でも一番厄介。
・38℃を超える高熱
・肺炎などの合併症を起こす可能性がある
・のどの痛み
・関節痛や筋肉痛
B型インフルエンザ
A型インフルエンザに比べて、大きく流行することがなく、接触感染でのみで感染する。
・下痢や腹痛
C型インフルエンザ
一度免疫を得るとその免疫が働いてくれるので、風邪のような症状で済む。インフルエンザだと気づかないことが多い。
・鼻水
・子供に多い
どの型も、1~3日の潜伏期間の後に、
・発熱
・頭痛
・全身の倦怠感
・筋肉痛
・咳
・鼻水
・関節痛
などの症状が現れます。
普通の風邪と違い、全身に強い症状が出てきます。
ほとんどの方は一週間程度で回復しますが、高齢者や赤ちゃん、基礎疾患のある方は、肺炎を伴うなどの重症化することもあります。
厚生労働省の、日本におけるインフルエンザ A (H1N1) の死亡者の年齢別内訳/死亡例まとめ(平成22年3月30日現在)では、198人とかなりの人数がインフルエンザで亡くなっています。
私は大丈夫だと思わないことが大切です。
感染経路は?
インフルエンザウイルスを持つ人の咳やくしゃみなどの飛沫感染、ウイルスを持つ人の手や口などに触れることで感染する接触感染により、感染します。
最近では「咳エチケット」が推奨されています。
①マスクを着用する
②くしゃみや咳が出そうな時は、ティッシュやハンカチ等で口と鼻を覆う
③覆う物がない場合は、上着の内側や袖で口と鼻を覆う
(もしくは人がいない方へ)
手で抑えた場合、手にウイルスが付着してしまい、接触感染を引き起こしてしまいます。
また、手などで覆わないと、くしゃみなどをした場合、しぶきが2mほど飛んでしまいます。
これらの感染を抑えるためにも、少しでも症状が出ている場合は、早めに病院へ行きましょう。
予防策は?
当たり前のこともあるかもしれませんが、
・手洗いやうがい
・バランスの取れた食事
・十分な睡眠、休養
・こまめな水分補給
・適度な室内加湿(50~60%)と換気
・マスクをする
・予防接種
これらは必要最低限行いましょう。
やはり睡眠不足や偏った食事をしていると免疫力は下がっていますし、また、人のたくさんいる場所へよく行く方はインフルエンザにかかる確率は高くなってしまいます。
また、インフルエンザでの入院と患者の体重別リスクに関する研究では、普通の人よりも痩せている人、肥満、病的肥満の人の入院する可能性が高いという結果もあります。
(肥満またはやせの成人、インフルエンザ感染時の入院リスク高い)
この結果からも、日頃の予防対策や規則正しい生活習慣が大事だということが分かりますね。
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細菌とウイルスの違いとは?
細菌とウイルスは全く違うものなのですが、違いをしっかり理解している方はどれくらいいるのでしょうか。
ウイルスとは、細菌の1/50程度の大きさで、他の細胞の中に入り込んで生きています。
鼻やのどに感染し、人や動物の細胞の中に入って増殖していきます。
一方、細菌は、目で見ることが出来ない位小さく、栄養源さえあれば自分の力で増殖することができます。
風邪もインフルエンザもウイルスによって感染します。
風邪をひいた時に、よく抗生物質を処方されると思いますが、抗生物質とは抗菌薬のことで、字の通り、菌をやっつける薬です。
もし、抗生物質を処方されても効かない場合は、風邪やインフルエンザの可能性が高く、その場合はタミフルなどの抗ウイルス薬を飲まないと意味ありません。
また、症状発症から2日以内に投与しないと意味がないので、どちらにせよ風邪やインフルエンザのような症状がある場合は、周りに移さないためにも早めに病院に行くことが先決です。
インフルエンザ予防に効果的な食べ物とは?
以前、人間と微生物、細菌の関係とは?で、お話したように、健康であるためには酵素と腸内環境が大事です。
腸を健康に保つまえには、免疫力を維持しなくてはなりません。
そのためにも、体内の細胞を強くする(免疫力を上げる)抗酸化力のある食べ物、良質なたんぱく質、豊富な食物繊維、良い油を積極的に摂り、免疫力を上げる&免疫力を維持させましょう。
バランスの良い食事はもちろんですが、今回は食事ではなく、毎日気軽に摂れるものをご紹介します。
マヌカハニー
抗腫瘍、抗酸化、抗炎症、抗菌などの多様な生理活性に加えて、風疹ウイルスや水痘帯状疱疹ウイルス、単純ヘルペスウイルスに対する抗ウイルス活性を持っています。
中でも、マヌカ蜂蜜の抗インフルエンザウイルス活性が最も高いことが証明されています。
(※生後1歳未満の乳幼児の摂取はお控えください。)
豆乳
整腸作用、イソフラボン効果で女性ホルモンの活性化、免疫力強化などに効果的です。
アメリカのジョンズ・ホプキンス大学が発表した新研究では、女性ホルモンのエストロゲンにはインフルエンザの増殖を防ぎ、タミフル、リレンザ、イナビルなどの抗インフルエンザ薬とまったく同じ効果があることが分かっています。
緑茶
緑茶に多く含まれるポリフェノールの一種のカテキンに抗ウイルス作用があります。
飲むことで直接有効成分が体内に吸収されるので、体の中からウイルスへの抵抗力を高めることができます。
特に温かい方が感染を防ぐ効果が高いという結果もあります。
ピーカンナッツ
ピーカンナッツ5粒で、亜鉛の1日必要摂取量を摂ることが可能です。
亜鉛が不足すると免疫機能が低下し、風邪やインフルエンザにかかりやすくなってしまいます。
亜鉛は免疫機能正常化に効果的とされ、細菌やウイルスと戦うために必要なミネラルとなります。
ココナッツオイル
豊富に含まれているラウリン酸は体内に入るとモノラウリンという成分に変化します。
モノラウリンはウイルスを覆う膜を破壊することでウイルスを殺してくれます。
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●人の多く集まるところへの外出はなるべく控える。
●気軽に食べられるもので予防できるので、積極的に摂る。
どれもおやつや朝食など、簡単に取り入れられます。
毎日食べて飲んで、インフルエンザに負けない体を作りましょう。