ケイ素とは?骨を丈夫にするのは牛乳ではない?ワイルドクラフトのお米取扱いショップ

日本人はお米を食べる習慣が海外と比べると格段に多いですが、パンやうどん、ラーメンなどといったお米以外のものも増えてきたので、お米を食べる機会は減ってきていると思います。

米離れと言われているように、実際に毎日三食お米を食べている人はかなり少ないと思います。
お米が私たちにどんな効果をもたらしてくれるのか、カルシウムとマグネシウムの相関関係を見ながら、今回はお米と私たちの体についてご説明いたします!

 

日本の米の消費量は?


一言にお米と言っても、おむすびや寿司、お餅にしたり、団子やおはぎなどの和菓子、お煎餅やあられなどの米菓、日本酒などの原材料になっていたりと、その用途は様々です。
一体、どのくらい私たちはお米を食べているのでしょうか。
農林水産省が発表している米の年間一人当たりの消費量は、下のグラフを見て分かるように、

昭和37年が118.3kgだったのに比べ、平成28年には54.4kgと、半分以下に低下しています。
農林水産省 米をめぐる関係資料
やはり、外食が増えたこと、パンを食べることが増えたことが大きいようです。

 

カルシウム=牛乳は間違い?
カルシウムとマグネシウムの相関関係


小さい頃、骨を丈夫にするから牛乳を毎日飲みなさいと言われませんでしたか?
確かに、牛乳にはカルシウム、必須アミノ酸が含まれていますが、これは大豆や野菜から十分にとることができます。
牛乳の怖いところは、酸性食品であるために、たくさん飲むと血液のPhが本来の中性から酸性に傾いてしまい、これを防ごうとし、骨からカルシウムを奪い取ってしまいます
結果、新陳代謝を阻害したり、最悪の場合、虚血性心疾患を引き起こしたりすることもあります。
牛乳は、骨を作るどころか、骨をもろくし、決して体に良いものではなかったのです。

健康を維持するうえで、最も理想的な摂取のバランスは
カルシウム2に対して、マグネシウム1

とされています。
カルシウムをとる際には、マグネシウムも忘れずにとるようにしてください。
もし、牛乳をがぶ飲みしている方は、それに比例するマグネシウムも摂取するようにしましょう。

その点、豆乳は牛乳に比べ、カルシウムの量はかなり少ないですが、マグネシウムを豊富に含んでいるので、骨にも体にもいいものと言えるので、牛乳を飲むなら豆乳を飲むことをオススメします

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骨を丈夫にするには?


2004年にアメリカのフラミンガム研究所が、高齢者にはカルシウムの摂取量と骨密度上昇の関係性が認められず、男性と閉経前の女性の骨密度には、マグネシウム、カリウム、ビタミンCの摂取量と関係が深いことが認められましたが、これら以上にケイ素が重要であると発表しています。

ケイ素の摂取量と骨密度について、ハーバート大学、セント・トーマス病院などの共同研究グループが、2,847人(男性:1,251人 女性:1,596人)の食事からのケイ素摂取レベルを5つのグループに分けて、背骨と足の付け根の骨密度を測る実験を行ったところ、最も多いグループは最も少ないグループと比較すると、骨密度が10%近く高かったという報告もあります。
この実験でも、カルシウムの効果は認められませんでした。

人間の骨は3年くらいで、破骨と造骨が繰り返されていると言われています。
ケイ素は造骨細胞の働きを助ける役割を担っていて、女性ホルモン(エストロゲン)が破骨細胞の働きを助けています。
年を重ねるごとに女性ホルモン(エストロゲン)は減っていくので、閉経後の女性は破骨細胞の働きを助けることができなくなります。
骨粗鬆が女性に多いのはそのためです。

では、閉経後の女性はどうしたらいいのかと思う方もいらっしゃると思います。
2004年、アメリカ農務省のグランドフォークス人類栄養学研究センターが、閉経後の女性にホウ素を摂取させたところ、血中のエストロゲン濃度が高まったと発表しました。
つまり、ホウ素を摂取することにより、エストロゲン濃度が高まり、破骨細胞の働きを助けることができるんです。
女性の場合は年齢によって、ケイ素とホウ素を上手に取り入れる必要があるようです。

 

ケイ素とは?


ケイ素とは、地球上で酸素の次に多い元素で、通常は、酸素との化合物として、二酸化ケイ素(シリカ)として存在しています。
よくシャンプーなどに書かれているシリコンも、ケイ素のことです。

人間の皮膚、爪、毛、骨などに存在していていることから、私たちの体を作るのに欠かせないものです。
また、たんぱく質や、若さを保つコラーゲンの合成と増加にも必要なものです。
そのため、私たちの体にとってはケイ素が必要なんです。

地球上に存在するケイ素は酸素と結びついてケイ酸として存在しています。
そんなケイ酸ですが、土の中には約60%含まれています。
土はケイ素でできていると言ってもいいくらいです。

 

米が良い理由とは?


ケイ素が体にいいものであることは分かったと思いますが、どうして米がいいのかを説明いたします。
植物の中でもケイ素を吸収しやすいものと、しにくいものがあります。
中でも、稲(イネ科作物全体)はケイ素の吸収率が高い代表作物です。
加えて、可溶化率も高いため、私たちの体にとっても、お米を食べることでケイ素をもっとも効率よくとることができます。

お米にも玄米や白米など種類がありますが、特に玄米の糖層にケイ素は多く、精米すればするほどケイ素の含有率は低くなりますので、特に玄米を積極的に食べることをオススメします
七分つきのごはん150g(お茶碗約2杯分)でケイ素は3mg含まれているのですが、玄米は
7mg含まれています。
納豆や味噌などの大豆食品は200gでケイ素が2.2mgなので、玄米を食べると積極的にケイ素をとることができるのが分かります。
稲以外にも、番茶、ほうじ茶、干しヒジキ、ハマグリなどにもケイ素は多く含まれていますので、積極的にとりましょう。

農薬や肥料などを一切使用していない、ワイルドクラフトのお米は、栄養価が高く、しかも味が濃く美味しいといいことばかり。
少しお値段は高いと感じるかもしれませんが、ワイルドクラフトのお米(特に玄米)を毎日とること、そして、カルシウムとマグネシウムを上手にとり、バランスの良い食事を心がけて、いつまでも健康に過ごしましょう。

 

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おまけ ビールもケイ素を含む?


海外の人はあまりお米を食べる習慣はありません。
代わりにビールでケイ素をとっているという報告があります。
ビールを飲むことを率先してオススメするわけではありませんが、麦殻にケイ素が多く含まれているので、ビールでもケイ素をとることはできます。
(※発泡酒にはケイ素の含有量はビールと比べると少ないので、ご注意ください。)

 

まとめ
●牛乳だけ飲んでいても意味がない。健康を維持するうえで、最も理想的な摂取のバランスはカルシウム2に対して、マグネシウム1であること。
●骨を丈夫にするなら豆乳と玄米を積極的に摂る。
●骨密度を上げるためにはケイ素が効果的。(閉経後の女性はホウ素が効果的。)