残留農薬量が多い食材とは?少ない食材とは?有機JASマークの落とし穴

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美容業界に20年以上携わる。自身のアトピーをきっかけに、体に良いものしか食べない、肌に良いものしか使わないというこだわりを持つ。究極のナチュラリスト。

残留農薬という言葉は聞いたことがあるかと思いますが、気にしたことはありますか?

スーパーやデパートなどで売られているものなのだから大丈夫だと思われがちだと思います。

日本では有機JASマークのついた食材をよく売られているのを見ますよね。
マークがついているから、100%安心・安全というわけではありません。
以前、農薬による人への影響とは?でお話しましたが、農薬は人間にとって決してプラスになるものではありません。

今回は、そんな残留農薬について、気を付けていただきたいことをご説明いたします!

 

残留農薬とは?


残留農薬とは、字の通り、食物に残った農薬のことを言います。

日本では、厚生労働省が、食品中に残留する農薬などが、人の健康に害を及ぼすことのないよう、全ての農薬、飼料添加物、動物用医薬品(農薬等)について、一定の量を超えて農薬等が残留する食品の販売等を原則禁止するという制度(ポジティブリスト制度)を施行しています。
現在、残留基準が設定されている農薬等は合計で788品目あります。

以前の食品衛生法の規則では、残留基準が設定されていない農薬等が食品から検出されても、その食品の販売等を禁止するなどの措置をしていませんでしたが、ポジティブリスト制度施行により、基準を超えて食品中に残留する場合、その食品の販売等の禁止ができるようになりました。
残留基準は、食品安全委員会が、人が摂取しても安全と評価した料の範囲で、食品ごとに設定されていますが、ポジティブリスト制度が施行される前の食品は、販売等を禁止していなかったので知らないうちに、購入していた可能性は否めません…。

農薬などが基準値を超えて残留する食品の販売、輸入などは、食品衛生法により禁止されているので、日本で販売されている海外からの食品は、基準値以下という意味では問題なさそうです。

 

有機JASマークの落とし穴とは?


有機JASマーク認定機関の規格に沿って、認定を受けたもののみ有機JASマークの表示が許され、オーガニック食材として認められています。
しかし、何度も言うように、オーガニック=無農薬、無化学肥料ではありません。
有機農産物の生産に置いて使用することがやむを得ないとされる化学合成農薬の使用は認められています
海外のオーガニック認定機関の厳しい規定と比べると、日本の有機JAS認定の規定は緩く、20種類以上もの農薬が認められているのが現状です。
確かに、他の食材に比べれば、農薬、除草剤、防カビ剤、化学物質などの残留は少ないのは事実ですが、その点、ワイルドクラフトの食材はそのような心配がないので、安心できるかと思います。

 

残留農薬量が多い食材とは?


食材によって、残留農薬量が多いものや少ないものがあります。

全ての食材を変えるということは、金銭的にも難しいと思いますので、残留農薬量が多いものは特に、ワイルドクラフトのものにするということを心がけてください。

 

残留農薬量が多い食材:いちご、りんご、ネクタリン、もも、セロリ、ぶどう、さくらんぼ、ほうれん草、トマト、パプリカ、さくらんぼ、トマト、きゅうり

残留農薬量が少ない食材:アボカド、とうもろこし、パイナップル、きゃべつ、グリーンピース、たまねぎ、アスパラガス、マンゴー、パパイア、キウイ、なす

 

上記に挙げたものは、一例になりますが、こちらのサイトに詳しく書かれているので参考になさってください。

これを見ると恐ろしくなります…。

 

オーガニックの話になりますが、妊娠中にオーガニック食材をとると、男児の先天性欠損症の発症リスクが劇的に低下したという研究結果があります。
つまり、ワイルドクラフトの食材にすれば、更にリスクを低減できる可能性があるということです。
ワイルドクラフトは、人の手が加わることなく自生しているからこそ、その周囲の環境のみ考慮すれば、良いものです。

まとめ
●有機JAS認定でも、20種類以上もの農薬が認められている。
●残留農薬の多いものは、ワイルドクラフトのものを選ぶ。

 

ワイルドクラフトの食材をとることは、自分のためだけでなく、生まれてくる子どものためにも、必要なことです。

食材を買う時、値段だけで決めないようにしてくださいね。