スーパーフードとは?アンチエイジング、ダイエット、美肌効果など女性に嬉しい効果がいっぱい!

少し前から聞くようになった「スーパーフード」。
チアシード入りのジュースや、ココナッツオイルを使ったお菓子など、一度は目にしたことがあると思います。
身体にいい栄養素がぎっしり詰まったものだということはご存知だと思いますが、中々手を出しにくいもの。
目的に合わせたスーパーフードを上手に取り入れて、健康と美容の両方を手に入れましょう。

今回は、スーパーフードについてご説明いたします!

スーパーフードとは?


スーパーフードとは元々、世界各国で、食べると健康や長寿をもたらすことから、貴重な食糧として食べられていたものです。
世界共通の定義はありませんが、

栄養バランスに優れ、一般的な食品より栄養価が高い食品であること。あるいは、ある一部の栄養、健康成分が突出して多く含まれる食品であること。
②一般的な食品とサプリメントの中間のような存在で、料理の食材としての用途と健康食品の要素をあわせもつこと。

と、日本スーパーフード協会では定義づけしています。
少量で効率よく栄養素を補うことのできる食糧こそ、スーパーフードです。
中には薬として使われていたものや、お金の代わりになっていたものもあるほど、とても価値のあるものです。

自然な食べ物の栄養価をとることで、身体を改善していこうとする考え方から、特に高栄養化で身体に良い影響をもたらす食べ物をスーパーフードと呼んでいます

スーパーフードの歴史は意外に長く、1980年代にアメリカ・カナダで食事療法を研究する医師や専門家がスーパーフードという言葉を使い始めたことがきっかけとなり、最近、特に注目され始めた理由は、スーパーフードの栄養価の高さが科学的に解明されてきたためです。
また、化学肥料や農薬などを使用しないオーガニックやワイルドクラフト、自然に近い生のまま食べるローフード、自然食品を皮ごと食べるマクロビオティックなどの、自然食の考えに似ているため、オーガニックや自然派志向の方などに受け入れやすいものだったと考えられます。

 

スーパーフードに含まれる栄養素は?


多くのものに共通するのは、抗酸化物質です。
代表的なものに、ビタミンC、ビタミンE、フィトケミカルがあげられます。
ビタミンCが豊富だと思われているレモンですが、スーパーフードであるカムカムの30分の1しかありません。

もちろん、身体に必要なたんぱく質やアミノ酸、ビタミン、ミネラル、食物繊維など、多数の種類の栄養素が含まれています
人間の身体が健康であるためには、五大栄養素(炭水化物、脂質、たんぱく質、ビタミン、ミネラル)が必要だと言われていますが、身体の働きを助ける第六の栄養素である食物繊維やフィトケミカル、これらすべてのバランスがとても重要です。
スーパーフードは普段の食事にプラスするだけで、栄養バランスを改善することができます。

抗酸化物質は、身体に入るとすぐに活性酸素を除去する作用が働きますが、摂取後3~4日間で排出されてしまうので、毎食取り入れるのが理想的です。
たくさん摂れば摂った分だけ効果を期待できると思われがちですが、摂り過ぎても排出されてしまうので、サプリメントなどで補わなくても、自然な食べ物に含まれる量で十分です。
健康な身体を保つために、取り入れていきたいものですね。

 

オススメスーパーフード、その成分は?


スーパーフードと言っても何にどう良いのか分からない方もいらっしゃると思うので、比較的手に入りやすいもの、特に女性にとって嬉しい効果のあるものをご紹介いたします。
スーパーフードは基本的にはオーガニックのものですが、中にはワイルドクラフトのものもあるので、そちらもご紹介いたします!

ココナッツオイル


・ココナッツオイルに含まれる中鎖脂肪酸のラウリン酸、カプリル酸、カプリン酸は、体内でケトン体に変わり、素早くエネルギーに変換されるので、身体にたまりにくく、肥満や脂質異常の原因にならない
動脈硬化の抑制に役立つので、ダイエットに向いている。
・脳のエネルギーとしても使われるので、脳の活性化にも繋がり、アルツハイマー病を改善させたり、活性酸素の除去(抗酸化作用)、コレステロール値や中鎖脂肪値を下げてくれる
・腸の代謝を促すので、便秘を改善
・免疫力をアップするので、病原体に感染しにくくなる
抗菌抗炎症作用、細菌による肌トラブルに効果的。
・含まれるビタミンEには、皮膚の血行促進保湿しみくすみ予防

オーストラリア・ケアンズの美しくクリーンな環境で自生するココナッツからできたココナッツオイル
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チアシード


水に漬けると種の周りがゼリー状ふくらみ、ゼリー状の部分は食物繊維が豊富に含まれている。

・水に漬けるとかさが10倍に増えるので、食べ過ぎ防止、グルコマンナンという水溶性食物繊維が含まれるので、便秘改善につながる。
・たんぱく質が豊富なので代謝をアップ。
・必須脂肪酸のオメガ3系脂肪酸のα-リノレン酸を含むので、生活習慣病の予防にも。

 

キヌア


・種子を覆うサポニンという苦い成分は、抗酸化作用抗菌作用血行改善に効果的。
白米の約2倍のたんぱく質、約26倍のビタミンE、約9倍のカルシウム、約8倍のマグネシウム、約12倍の食物繊維を含み、21世紀の主食として高く評価されている。
・代謝を助けるため、食べたものが効率よくエネルギーに変わり、痩せやすい体に
・サポニンが更年期障害の症状を改善

 

アサイー


・直径1cmほどの黒っぽい実の深い紫色の色素にポリフェノールが豊富に含まれていて、抗酸化作用がある。肌の細胞を若く保ち、美肌につながる。
・女性に不足しがちな鉄分が豊富に含まれる。血液を濃く健康に保ち、新陳代謝を活性化
抗酸化作用の強いビタミンEが豊富。

SAMBAZON(サンバゾン)
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タイガーナッツ


チュファという植物の塊茎で、野菜の一種。土に埋まった地下茎の一部が肥大化し、栄養分を蓄えて塊になったもの。

・食物繊維が豊富、噛み応えがあるので満腹感を得られ、また便秘を解消するので、ダイエットに効果的。
・代謝を促進するマグネシウムが豊富に含まれるので、痩せやすい体に
・ビタミンEを多く含むので、アンチエイジングに効果的。

タイガーナッツジャパン
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フリーカ


収穫期を迎える前の緑色で水分の多い小麦をローストし、ひきわりにしたもの。

・食物繊維が白米の21倍と豊富で、便秘を解消するので、ダイエットに効果的。
・カルシウムとマグネシウムなどのミネラル、ビタミンB1が豊富で、代謝を助け、エネルギー消費アップ
新陳代謝アップアンチエイジング美肌効果も。

 

カムカム


ビタミンCがレモンの60倍、アセロラの2倍と言われ、現在確認されているフルーツの中で最もビタミンCが多く含まれている。皮膚の細胞の酸化を防ぐ抗酸化作用に優れている。
・コラーゲン生成を助けるので、肌に弾力としなやかさを与える
ポリフェノールも赤ワインの7倍含まれていて、抗酸化作用の高いフルーツ。
・メラニン色素の生成を抑え、美白効果が期待できる。
・ストレスに関わる副腎の機能を持つのでストレス解消に。

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ワイルドライス


ライスという名前がつくが、米と同じイネ科のマコモという草の実。マコモダケとも呼ばれている。マコモの種子の中にできるのがワイルドライス。

・ビタミンEが豊富に含まれるので抗酸化作用に優れ、肌の細胞が老化するのを防ぎ、美肌を作る。
・鉄分を多く含むので、貧血予防や、髪や肌の生まれ変わりを助ける。

デニスバンクスプロダクツ
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サチャインチ


木の実で、インカインチ、グリーンナッツとも呼ばれる。

・必須脂肪酸α-リノレン酸が豊富に含まれているので、血管の修復血栓を予防
ビタミンEが豊富で、オリーブオイルと比べると抗酸化作用が22倍

心が伝わるショッピングモール 農大市場
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ビーポーレン


ミツバチが集めた花粉を、巣に持ち帰る時に自らの分泌する酵素で団子状に固めたもの。アメリカでは先住民が「命の源」と呼んで宗教儀式で用いていたと言われている自然食品。自然界でも最も完璧と呼ばれるスーパーフード。

・花粉への耐性をつくるので、花粉症の予防
・ビタミンB群のナイアシンが豊富に含まれるので、たんぱく質の代謝を助けて免疫機能を高める
・葉酸とビタミンB12も含まれており、血液をつくる働きをする。
・ミネラルや脂肪酸も豊富で、わずかな量で多くの栄養素が摂れる。

サンフード スーパーフーズ
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カカオ


木の幹にラグビーボールのような実をつけ、中に白い果肉に包まれた約2~3cmの種子がカカオ豆。カカオ豆から胚乳だけ取り出したものをカカオニブと呼び、これを加工するとチョコレートになる。

・食物繊維が豊富なほか、カカオポリフェノールも豊富。カカオポリフェノールには、強い抗酸化作用があるので、動脈硬化予防血圧を下げたり美肌に効果がある。
・他の食材には含まれていない、テオブロミンやフェニルエチルアミンがホルモンや神経伝達物質に働きかけ、リラックス効果集中力を高めてくれる

EL CEIBO Bolivia(エルセイボボリビア)
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ケール


青汁の材料として知られているアブラナ科の野菜。緑黄色野菜の王様と呼ばれる。

・キャベツの仲間なので食物繊維が豊富で便秘解消に。
・ビタミンKがカルシウムを骨にとどめ骨を丈夫にする。
・葉酸が豊富なため、赤血球を作り貧血を改善、たんぱく質を合成して体の発育を助ける

ハートネットショップ
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ウコン


ターメリックとも言い、スパイスとして使われたり、アーユルヴェーダや、中国の漢方の薬として使われてきた。

・黄色い色素はクルクミンと言い、ファイトケミカルの一種で、強い抗酸化作用がある。
・クルクミンは肝機能や脂質代謝を改善したり、アルツハイマー(認知症)の原因である「アミイロイドβ」の蓄積を抑える。

そらの野菜
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ゴツコラ


ツボクサと呼ばれるハーブの一種で、アーユルヴェーダでは、脳や神経を活性化する強壮剤として使われていた。

・ポリフェノールの一種のタンニンが含まれ、抗酸化作用がある。
・緑色の色素のクロロフィルが含まれ、血流を改善する。脳の血流もアップ

トゥルシーボタニカルズ
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マルベリー


日本でも食べられる桑の実のこと。中国では漢方薬として使われている。

長寿遺伝子(サーチュイン)を活性化するレスベラトールが豊富に含まれている。
・果実の色が、黒や赤のものには、ポリフェノールが含まれている。
・ビタミンEが豊富なので、抗酸化作用がある。
・体の細胞を酸化から防ぎ、がんや生活習慣病などの予防

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マカ


・マカが栽培される標高4,000mの地帯では、一日の寒暖差が20度もあり、強烈な紫外線が降り注ぐ過酷な条件で育つため、強い抗酸化作用がある。
・ファイトケミカルやアミノ酸が豊富に含まれ、抗酸化作用や、ホルモンの不調を改善する働きがある。
・アミノ酸の中にあるアルギニンは、脳や内分泌系に働きかけ、成長ホルモンや性ホルモンの分泌を促す。男性の精力剤のイメージが強いが、男性だけでなく女性ホルモンにも効く。
・たんぱく質、カルシウムなどのミネラルが豊富に含まれる。

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マキベリー


・濃い紫色の中にはポリフェノールの一種であるアントシアニンが豊富に含まれている。目の網膜で光を受け止めるロドプシンという物質の合成を助け、目の疲れ、かすみを和らげたり、目の毛細血管の血流も改善する。
・マキベリーは寒さの厳しい過酷な環境で育つため、強い抗酸化作用がある。
(ブルーベリーやカシスにも同様の効果が期待できます。)

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見た目の老化や、様々な病気を引き起こす原因となるのが酸化です。
酸化を引き起こす活性酸素は、本来は免疫を助け、体を守る役割のあるものです。

体には活性酸素を無害化してくれる仕組みがあります。
活性酸素を無害化することを抗酸化と言いますが、食べ物から摂取した抗酸化物質の働きによって分解され、無害化されます。
先ほど説明したように、抗酸化物質である、ビタミンCやビタミンE、ポリフェノールなどが、スーパーフードにはたっぷり入っています。

まとめ
●スーパーフードは強い抗酸化作用を持つ。
●抗酸化物質は、摂取後3~4日間で排出されてしまうので、毎食取り入れる必要がある。

 

アンチエイジングや、病気を予防するためにも、高い抗酸化作用のあるスーパーフードも取り入れてみてはいかがでしょうか?

野菜と果物の決定的な違いとは?果物の食べ過ぎは逆に不健康?

野菜と果物の違いは何ですか?と聞かれると、甘いか甘くない、と答えるのが一番多いような気がします。

ちゃんと答えられる人はどれくらいいらっしゃるのでしょうか。
今回は野菜と果物の違いや、聞かれると意外に答えられない野菜のことをご説明いたします!

 

野菜と果物の違いとは?


野菜と果物の決定的な違いには、蓚酸(しゅうさん)が入っているか入っていないかです。
蓚酸と聞いてもあまりピンとこないのではないでしょうか。

蓚酸とは、簡単に言うと野菜の灰汁のこと。
そのまま何もしないで食べれば毒ですが、熱に弱く、水に溶けやすい性質を持っているので、茹でたり水洗いしたりすれば、大抵落とすことができます。
私たちは毎日野菜を食べても体調を崩すことはありませんよね。

灰汁については、フィトケミカルのところで触れましたが、
野菜の防御システムの一つです。
食べられたくないという抵抗なのでしょう。

では、果物はどうでしょうか。
りんごなど、物によっては、皮ごと食べてしまうものもあります。

野生の動物を例に出してみましょう。
動物は、果物を丸ごと食べて、遠く離れた所で、糞と共に消化されなかった種を落とします。
糞と一緒に落とされた種が、その場所で育ち、やがて実をつけます。
動物によって運ばれなかった実(種)は親である木の下に落ちますが、そこには親の木があるため、その場所で育つことは難しい。
つまり、果物は、自分の実(種)をできるだけ遠くに、そして栄養(糞など)と一緒に種を植え付けたいという思いから、甘い匂いを出したり、鮮やかな色で遠くからでも見つけやすいよう、甘く美味しい実をつけるんです。
その点、野菜は種を運んでもらって、育たせるということをほとんどしません。

果物のことを、「青い」「硬い」「まだ熟れていない」などと表現することがあります。
このように言われているものを食べても、美味しくはありません。
それは、まだ種が出来上がっていない状態だからです。
もう少し経つと「赤く」「柔らかく」「熟れる」と変わっていきます。
つまり、種の準備ができた時期、これこそが果物の旬、食べ頃、というわけです。

野菜はというと、食べられたくないという思いから、一番栄養のある根は敵に見つからないように土の中にあります。
そのまま何の下処理をしないで食べると、体調を崩してしまうものもありますね。

果物は「食べられたいもの」、野菜は「食べられたくないもの」というところが大きな違いかもしれません。

 

植物の防御作用が人には効果的?


先ほど、果物について説明しましたが、果物以外にも防御システムを持つものはたくさんいます。
普段、何も気にしないで食べていたり、飲んだりしているもの中には、植物の持つ身を守るための毒があります。
いくつか例をあげましょう。

 

緑茶


お茶の葉には、ハマキガという蛾の幼虫がいます。
お茶の葉にはタンニンという消化吸収障害を起こさせる成分があり、これがあるから虫に食べられずに済んでいます。
タンニンとは、お茶の渋みとなる成分で有名ですね。
お腹いっぱい食べた後や、和菓子などと一緒に緑茶を飲むとすっきりするのは、血糖値を下げる効果があるためです。
そのため、痩身効果肥満防止と言われています。
しかし、血糖値を下げるので、空腹時に飲むと低血糖を起こすので、くれぐれも空腹時は避けて下さい

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農薬や化学肥料の不使用、植物と土の力への信頼、自然に逆らわず協調する。
自然が、自然そのものの中に存在する力――自然力――を発揮できるような環境にできるだけ近い体系の創造を目指す。


豆に含まれているレクチンは、血液を固まらせて、消化不良、嘔吐、下痢などの食中毒の症状を招く成分です。
だから、豆は水に漬けたり、何度も煮こぼしたり、何度も水を替えて煮直したりして、レクチンを取り除きます。
豆は種。
種がないと子孫を残せません。
その種を存続させる、次の世代を作るために、豆はレクチンという成分で身を守っています。

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環境を守り、人の命と健康に資するという農家としての道義心の下、未来の子供達へ安全で美味しい物を提供する事が農業者の義務責任だと考える。

梅干しの種


梅干しの中心の白い部分には、アミグダリンという青酸配糖体が含まれています。
アミグダリンは、胃腸の中で分解されると、猛毒のシアン化合物(青酸)となり、頭痛、腹痛、嘔吐などの中毒症状を引き起こすことがあります。
ひどい場合、呼吸困難、けいれんなどを起こして死に至ることもあります。
アミグダリンは、スモモやビワにも含まれています。

種は命のもと、子孫を残すために・・・
食べられないように、植物は知恵を絞っている証拠ですね。

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農薬も肥料も使わず栽培。有機肥料なども使っていない。
農園の一部のみを区切って無農薬で栽培するのとは違って、農園全てで無農薬、無肥料栽培を行う。

 

種を食べないものもありますが、このように私たちは地球に存在する様々なものの命を頂いているということは常に頭に入れておかないといけませんね。

 

果物の食べ過ぎはよくない?果糖とは?


果物は身体に良いから、いくらでも食べてもいいと思っている方も多いと思います。
果物には果糖が多く含まれています。
字を見て分かるように、糖。
つまり砂糖の、糖ですね。
もちろん糖なので、食べ過ぎれば太りますし、病気にもなることはあります。

果糖とはフルクトースとも呼ばれ、果物や蜂蜜などに含まれる天然の糖分のことで、天然に存在する糖の中で、最も甘くコクがあり、冷やすことで更に甘味が増すという性質があります。
そのため、清涼飲料水や乳酸菌飲料、100%ではないジュース、アイスクリームなどに入っています。
しかし、果糖は砂糖の1,15~1,73倍も甘いため、依存症になりやすいリスクのあるものです。
また、果糖はブドウ糖と比べると腸管での吸収が遅く、消化管で吸収された後、肝臓で代謝されます。
インスリンを必要としないので、急な血糖値の上昇はありませんが、肝臓で中性脂肪などに変換されるので、多量にとると中性脂肪の蓄積を招き、コレステロールの合成を促進させたりします。
また、ブドウ糖と違って果糖は脳を働かせるものでもありませんので、脳を活性化させることはありません。

しかし、果物には果糖だけでなく、ビタミン、ミネラル、食物繊維、フィトケミカルなどの成分も含んでいるので、摂った方がいいものではありますし、食後の果糖は便をやわらかくする作用があるので、食後に適量食べる分には問題ありません。
ただ、野菜の中でも根菜類は果糖を含んでいるので、無理やり果物を食べる必要はありません。
果糖を含むジュースなどはなるべく口にいれないようにはしましょう。

 

まとめ
●果物と野菜の違いは蓚酸(灰汁)が入っているかいないか。
●植物の防御作用は、私たちにとってプラスにもマイナスにもなる。
●果物の糖は天然のものとは言え、食べ過ぎてしまえば太る。

 

今の20代、30代は、小さい頃にこたつを囲んでミカンやりんごを食べる習慣がなく、またおやつの選択肢も多くありました。
そのため、わざわざ果物の皮を剥いて食べるということが億劫になり、年をとってもそれは変わらないと言われています。
現在では、見た目がまるで置物のようなものや、甘すぎるくらい甘いものなど、品種改良されたものが多く出回っているので、それを食べるくらいなら食べなくてもいいと思います。
また、ダイエット中に、一食を果物だけにする人もいらっしゃいますが、中性脂肪が溜まり、痩せるどころか太ってしまう可能性もあります。
食べ過ぎはよくないと言いますが、果物も同じです。
上手に取り入れていけるといいですね。

フィトケミカルとは?緑黄色野菜に含まれる?カロテノイドとは?

最近テレビや雑誌などでも見るようになったフィトケミカル(ファイトケミカル)という言葉。
第7の栄養素と言われ、注目されています。
今回は、フィトケミカルについてご説明いたします!

 

フィトケミカルとは?


フィトケミカルやファイトケミカルとは、第7の栄養素と言われているものです。
植物は動物のように、自ら生活しやすい場所に移動することができず、また、強い太陽光線や害虫などのストレスに常にさらされています。
植物がそのような環境で生き抜けるのは、防御システムのおかげです。

光合成をおこなう際に、糖分の一部が変化して化学物質を発生させ、身を守っています。
これがフィトケミカルです。

色素、香り、灰汁などに含まれており、その種類は約1万以上あると言われ、現在では約1,500種類ほど解明されています。

 

フィトケミカルの特徴は?


フィトケミカルの最大の特徴は、抗酸化作用です。
活性酸素(フリーラジカル)を防御、除去する抗酸化力が強いことから、健康を守る効果や肌を若々しく保つ効果が期待できます。
カロテノイド、ポリフェノール、フラボノイドも、フィトケミカルです
特に、緑黄色野菜に多く含まれるカロテノイドについて、詳しく説明していきます。

 

緑黄色野菜とは?


緑黄色野菜とは、赤や黄色、緑色をした色の濃い野菜のことを呼びます。
厚生労働省では、可食部100g当たりカロテン含量600μg以上の野菜が緑黄色野菜と定義づけられています。

以前、野菜には旬があるので、旬の野菜をその旬に食べるという話をしましたが、緑黄色野菜にも旬があり、季節によって並ぶ野菜は異なり、効果もそれぞれ違います。
よく食卓に並ぶ野菜ですと、

 

春:アスパラガス、菜の花、かぶの葉、せり
デトックス効果

夏:かぼちゃ、ズッキーニ、オクラ、ニラ、トマト、パプリカ、しそ、いんげん
火照った体を冷やしてくれる効果

秋:にんじん、ほうれん草、さつまいも、ブロッコリー
夏の疲れを改善してくれる効果

冬:小松菜、ほうれん草、春菊、にんじん、ブロッコリー
体を温めてくれる効果

 

などがあります。
そのままでも、温野菜や蒸し野菜にするなどでも、比較的調理しやすいものが多いと思います。

 

日本は野菜や果物が豊富であると言われています。
つまりその分、旬のものの数も多いということです。
このような恵まれた国は、他にはあまりないと思います。

オーストラリアを例にあげますが、野菜や果物が日本のように豊富ではないため、収穫時期にとれたものを冷凍保存し、店頭では一年中同じものを売っているそうです。
(つまり、栄養価がかなり失われてしまったものが売られているということです…。)

 

カロテノイドとは?効果は?


カロテノイドとは、赤や黄色、緑色をした緑黄色野菜や、果物に含まれる色素成分の総称のことです。
β-カロテン、リコピン、ルテインなど、様々な種類があります。

カロテノイドを摂ることは、女性には嬉しいメリットがあるのを知っていますか?

 

健康的でツヤのある肌を作る効果
これは、研究論文で発表されています。
論文によると、野菜や果物を多く食べた人の肌は健康的でツヤと輝きがあり、血液中のカロテノイドの数値が高かったと発表しています。
抗酸化成分であるカロテノイドは、皮下脂肪に蓄えられた後、皮脂として分泌され、皮膚の最も上の層に吸収されることによって、健康的な輝きを放つということのようです。

この作用を「カロテノイドグロウ」と呼んでいます。
異性を惹きつけるほんのりバラ色の自然な肌になるので、女性としての魅力がアップします。

乳がんになるリスクが軽減される
2012年ハーバード大学で発表された論文によると、カロテノイド値が高かった上位20%の女性は、カロテノイド値が最も低かったグループの女性と比べ、乳がんになるリスクが15~20%低かったというのです。

これは、カロテノイドが体内でレチノール(ビタミンA)に変換され、細胞の成長や遺伝子発現に影響を与え、腫瘍の成長を抑制することで、乳がんのリスクが間接的に抑えられたものだと考えられています。

また、カロテノイドが細胞間のコミュニケーションを促し、免疫系の働きを強化して、体内で異常に成長する細胞を抑制する手助けをすることも、関係していると考えられています。

他にも、目尻のシワができにくい肌の日焼けを防ぐ「食べる日焼け止め」の効果も期待できるようです。

ここで気を付けていただきたいのは、抗酸化物質の効果の多くは数時間しかもたないということです。
そのため、一日1回だけではなく、毎食取り入れることを目標にしましょう。

 

野菜が日焼けしない理由とは?


先ほどの説明で、抗酸化作用があるから積極的に食べた方がいいというのは分かったかと思いますが、そもそも野菜がなんであんなに日に当たっているのに、日焼けしないで鮮やかな色を維持できているか分かりますか?
野菜や果物には人間と同じように紫外線から身を守る必要があります。
守るために「皮」があります。
皮がなかったら、すぐに腐ってしまうのは想像できますよね。
皮には外界の刺激から実を守る役割、創傷治癒効果などがあります。

当然ですが、遮るものがないので、私たち以上に日の光を浴びています。
特に夏なんて、日差しも強く、暑いし、遮るものがないところに収穫されるまで24時間毎日いるなんて…考えるだけでも過酷ですよね。

それでも、細胞が破壊されないのは、それだけ多くの抗酸化成分が含まれているということです。
先ほど説明した、色素成分であるポリフェノールやカロテノイドなどのフィトケミカルは、主に皮の部分に多く含まれています。

今回は夏野菜をいくつか例を挙げましょう。

 

トマトに含まれるリコピン

トマトが赤いのはこのリコピンによるもの。
リコピンには強い抗酸化力があり、その強さはビタミンEの約100倍以上とも言われています。

ナスに含まれるナスニン(アントシアニンの一種)

ナスニンとは紫色のポリフェノールのこと。
これにも強い抗酸化作用があり、紫外線や菌から身を守っています。

ズッキーニに含まれるβ-カロテン

カロテノイドが豊富で、同じβ-カロテンを豊富に含む人参よりも抗酸化力が高いと言われています。
β-カロテンは緑黄色野菜に多く含まれているのが特徴です。

 

強い抗酸化力のある成分のおかげで、それぞれの野菜は色を維持でき、色鮮やかになります。
他にも、カボチャにもβ-カロテンが豊富であり、カボチャにはβ-カロテンの他にゼアキサンチンも含まれていて、ゼアキサンチンはとうもろこしにも多く含まれている黄色のカロテノイドです。
これは、目を紫外線によるダメージから守ると考えられています。

特に夏野菜に色が濃いものが多いのは、それだけカロテノイドなどを豊富に含んでいるからだということです。
色の濃さが抗酸化作用の強さを意味するのであれば、夏野菜が紫外線対策になるというのも納得できます。
旬のものをその旬に食べるという意味、少しは分かっていただけましたでしょうか?

 

まとめ
●緑黄色野菜の抗酸化作用のあるカロテノイド(フィトケミカルの一つ)が豊富。
●抗酸化物質は数時間しか持たないので、毎食摂り入れる。

 

ワイルドクラフトの野菜や果物は、農薬・化学肥料・有機肥料を一切使わない無農薬・自然農の自然栽培方法を用いて、野生の生態系に近い環境の中でできたものです。
(詳しくはこちら
身体に悪いものがないので、余すことなく食べることができます。

また、日本には季節に合った調理方法があるのも、素晴らしい文化だと思います。
体を温めるために、旬の野菜を使って煮物やお鍋にしたり、火照った体を冷やすためには、夏野菜のおひたしなどがあります。
栄養価の高い旬の野菜と、余すことなく食べられるワイルドクラフトの野菜を、たくさん摂って栄養素をしっかり補いましょう。