ワインとは?ワインで頭が痛くなる原因とは?安くて美味しいワインに騙されないで

お料理に合わせてワインを飲む方、家にワインセラーを置くほどワインが大好きな方、ワイン好きな方はとことん美味しいワインを極めるイメージがありますが、ワインを選ぶポイントはなんでしょうか?
ワインは抗酸化作用のあるポリフェノールが多いので、体にいいものだと思われていますが、腐らせないために防腐剤が入っているので、本当のところどうなの?と疑問を持った方もいるはず…。
無添加ワインなら安心、オーガニックワインなら安心と思っている方、それはちょっと違うかも?
今回はそんなワインについてご説明いたします!

 

ワインとは?


ワインとは葡萄の実を摘み潰して、皮に住む酵素によって発酵させたものです。
集められた実は、水洗いはしません
つまり、化学肥料や農薬などを使っている場合、全く洗い流されず、そのままワインになってしまいます。
以前、残留農薬のところでお話しましたが、ぶどうは残留農薬が多い食材のひとつです。

しかし、

①果実が傷むため
②果汁が流れてしまうため
③高めた糖度も水に溶けてしまうため
④酵素が流されてしまい、発酵できなくなってしまうため

といった理由により、水洗いすることができません。

この時点で、どのように栽培されたか分からない葡萄からできたワインは、大量生産であるために、化学肥料や農薬を使用している可能性が高いということ。
つまり、安価なものが多いということが分かると思います。

ワインの中にも色々な種類があります。
種類によってワインの作り方は異なります。
よく飲まれる赤ワイン、白ワイン、ロゼワイン、スパークリングワインの作り方をご紹介します。

 

赤ワイン


実、種、皮が入ったまま、発酵槽で発酵させます。(主発酵)
皮ごと発酵させるので、皮の色素が溶け出し、種のタンニンが、発酵でできたアルコールによって抽出されます。
その後、皮、種、澱(おり)を取り除き、更に発酵させます。(後発酵)
後発酵の後、樽やステンレス槽で熟成させ、濾過して、イオウの煙を吹き込み瓶詰めします。

 

白ワイン


果汁だけを発酵させます。
15~20℃の低温の発酵槽で主発酵させ、熟成させます。
その後、濾過して、イオウの煙を吹き込み瓶詰めします。

 

ロゼワイン


赤ワインと同様に仕込み、アルコールの抽出を始めて液が適度に色づいたら皮、種を取り除きます。
温度管理が難しく色や香りが変わりやすいので、瓶詰め前に糖分を加えることが多いです。

 

スパークリングワイン(発泡ワイン)


白ワインと同様に、果汁だけを発酵させます。
夏の太陽を浴びていない葡萄は糖分が高くないため、糖分を加えます。
糖分を加えることで、発酵でアルコールへと変わるので、甘味が出ます。
その後、瓶詰めをして更に発酵させます。
瓶詰めをしていても発酵しているので、シュワシュワと炭酸があります。
赤ワイン、ロゼワインは皮ごと使っているので、特に選ぶ際に注意する必要がありそうです。

 

ワインに含まれる酸化防止剤とは?
頭痛の原因?


ワインには、フィトケミカルである抗酸化作用の強いポリフェノールが多く含まれていますが、酸化が進むにつれ、雑菌が繁殖しワインの品質が劣ってきてしまうので、酸化防止剤を使う必要があります。

 

二酸化イオウ(イオウの煙)
ワインのラベルを見るとよく書かれている酸化防止剤(亜硫酸塩)は、硫黄を燃やした煙「二酸化イオウ」のことです。
二酸化イオウには、

①雑菌排除・酵母抑制:殺菌効果により、果汁に含まれている雑菌を殺す
③酸化防止:水に溶けると還元作用のある亜硫酸となり酸化を防ぐ

この2つの作用があります。
輸送や保管をより容易にするために、色、味、香りを守るためにも二酸化イオウは必要になります。
しかし、二酸化イオウは、亜硫酸ガスとも呼ばれていて、大気汚染の原因となる物質です。
オーガニックワインでも、残留濃度が通常のワインより少ないとは言え、入っています
海外で作られたオーガニックワインは輸送される際に、多くのCO²が排出されるので、人間にとっても環境にとっても優しいワインかと言うと、そうではないような気がします。

 

メタ重亜硫酸カリウム(メタカリ)
メタカリを入れることで化学反応を起こし、二酸化イオウを発生させ、酸化を防ぎます。
しかし、香りを損ねること、分子レベルまで入り込むので、ワインの中に大量に残留してしまいます。
また、使用許容量が日本の厚生労働省が350mg/リットルなのに比べ、EU基準は赤ワインが160mg、白ワインが210mgと、日本の許容量は約倍になっています。
海外で作られても輸出する国の基準に合わせて作られるので、海外製だからと安心はできません。


ワインを飲むと頭が痛くなる、胃が痛くなるという方がいらっしゃいますが、その原因は二酸化イオウやメタカリのせいだという説もあります。
(マロラクティック発酵という工程で発生する、血管を拡張させる作用を持つ「ヒスタミン」や血管を収縮させる作用を持つ「チラミン」が原因ではないかという説もあります。)

原因はまだ解明されていないようですが、酸化防止剤のせいだと言われている説があるということは、人間の身体が拒否反応を示していると考えてもいいような気がします。

 

ワインに含まれる保存料とは?
ジュースやお茶に含まれるビタミンCの正体とは?


輸入の時、少しでも値段を抑えるために温度管理が雑になっているのが現状です。
そのためには、大量の保存料が必要になってきます。

 

ソルビン酸
細菌やカビの発生・増殖を抑える働きがあるため腐敗防止として多くの食品の殺菌剤として用いられます。
分解して異臭を発生させたり、他の物質との複合摂取により発がん性が危惧されています。

 

アスコルビン酸
ビタミンCのことでもあります。
合成した化学物質で、色や味わいに影響します。
日本のジュースなどにもよくビタミンCの表示があり、ビタミンCを摂れると勘違いする方が多いですが、体にいいどころか悪いものです。
ビタミンCはとても酸化しやすい物質で、食品などに混ぜることで最初に酸化し、他の素材の酸化を防いでくれます。
酸化防止剤として添加されるビタミンCは、消費者の口へ運ばれる前に、既に酸化しているものです。
酸化したビタミンCを体内に入れると、今度は還元作用が働き、体内の電子が奪われ活性酸素が発生し体を傷つけてしまいます

ワインだけではなく、コンビニなどで気軽に買うことのできるお茶やジュースにも気を付けなくてはなりません。
成分表に書かれているビタミンCが保存料であることの認識がまだまだ薄いということなのでしょうか。
せっかく抗酸化に優れているポリフェノールが豊富でも、保存料のビタミンCのせいで抗酸化作用の意味がなくなってしまいそうです…。

 

添加物不使用のおすすめペットボトル飲料

ちなみに、ビタミンCなどの添加物を一切加えていないお茶は、コンビニやスーパーで買うことができますので、見つけたら是非買ってみて下さい。

株式会社遠藤製餡
【有機JAS認定商品のあずき美人茶】はこちら

主原材料:有機小豆
賞味期間:(メーカー製造日より)270日

伊藤園
【無添加LIFE ルイボスティー】はこちら

原材料名:ルイボス
賞味期間:(メーカー製造日より)9カ月

 

無添加ワインとは?


では、保存料などの添加物を避けるのであれば、無添加ワインを選べばいいと思うと思います。
無添加ワインとは、殺菌や液中成分の除去などに様々な技術を駆使したり、発酵をコントロールするために酵素を使用したりしています。
雑菌や酸化変質する物質の除去にはマイクロフィルターを使い、濾過します。
微発酵や酸化変質を防ぐために加熱処理していることなんかもあるようです。
加熱処理すれば、もちろん味や香りが変わってしまいますし、酵素が死んでしまうので、ワインとしての熟成は行われることはありません

 

安くておいしいワインの正体とは?


コンビニでは1,000円以下のワインがたくさん並んでいます。
味も香りもよくてコストパフォーマンスがいいと言われていますが、その美味しさは何か知っていますか?

化学肥料、農薬、除草剤の使用で土が弱く固くなり、ぶどうの品質が落ちてきてしまっています。
そんなワインを美味しく見せるために、高級なワインや有名なワインの香料を加えているので、本来のワインの味や風味ではありません
香料のおかげなんです。
また、農薬を使うことで皮に住む酵素も死んでしまうので、発酵をコントロールするために酵素も使っています。
ヨーロッパでは、酒類は大蔵省の管轄のために、原材料表示の義務がないため、あまり知られていないのが現状です。
もはやワインの味をした、人工的なぶどう味のお酒といった感じですね。

化学肥料、農薬、除草剤を使えば大量生産できるということは分かると思いますが、土には大きなダメージを与え、それが元に戻るのには何十年(それ以上?)もかかります。

樹木の周りに雑草があると栄養を吸われてしまい、バランスが崩れてしまうので化学肥料を使います。
その雑草を無くすために除草剤を使います。
しかし、雑草がいないと害虫や病原微生物の天敵となる雑草がいないので、異常繁殖してしまいます。
その病害虫などを駆除するために農薬を使います。
その結果、土に栄養や空気を与えていた微生物も死んでしまいます。
栄養を作り出せないため、また化学肥料を使う・・・と悪循環になってしまいます
良い土とは、生態系のバランスが整っている土のことです。
生態系がしっかりしていれば、害虫などは発生しません。
化学物質を使うと生態系が狂い、病害虫が発生するんです。

人間のその場しか考えない行動が、何倍にも悪い状態になって帰ってくるなんて、その時は考えもしなかったと思います。

 

オーガニックワインとは?


オーガニックワインとは、オーガニック農業で栽培したぶどうから造ったワインのことです。
メタカリなどの保存料、色素安定剤、香料不使用であり、味・色・香りの補正は禁止されていますが、二酸化イオウを少量使用することは許可されています。
オーガニック原料を使っていればオーガニックコスメと呼ぶことができるように、オーガニックワインも少なからず酸化防止剤が入っているので、絶対安心とは中々言えないような気がします。
現時点では、美味しいワインを作る上で、酸化防止剤は必要不可欠なようですので、結局のところ飲む方の判断に委ねるといった感じです。

ワイルドクラフトのワインはないかと思い探しましたが、ワイルドクラフトのぶどうは使っているけれど、酸化防止剤などは入っていないワインは見つけることができませんでした。
やはり、酸化防止剤は今の技術では不可欠なんでしょう…。
使用するぶどうはワイルドクラフトのものというものを見つけましたので、少しご紹介します。

KURAMBON WINE
【KURAMBON WINE】はこちら
自然栽培でぶどうを育て、最小限の濾過(場合によっては無濾過)で瓶詰めされています。
(酸化防止剤(亜硫酸塩)が入っています。)

ROBERT MONDAVI(ロバート・モンダヴィ)
【ROBERT MONDAVI】はこちら
自然環境およびそこに棲息する動物たちを保護するために、自然との調和を大切にした革新的なナチュラル・ファーミング(自然農法)を採用しています。
(酸化防止剤(亜硫酸塩)が入っています。)

 

ビオディナミワイン=自然派ワインとは?


オーガニックに当てはまらない、自然派ワインと呼ばれるものが、ビオディナミワインです。
ビオディナミとは、ドイツの哲学者ルドルフ・シュタイナーが提唱した自然派主義生活のことで、それに基づく農業のことです。
ドイツのオーガニック認定機関であるDemeterがビオディナミの認証をしていますが、法律の規定がなく、認証がなくても使用することができます
実際には様々な添加物が入っていたり、人工的に味・色・香りの補正が行われているようです。

このように色々とワインについて調べてみましたが、今の技術では中々酸化防止剤や添加物を一切なくした、ワイルドクラフトのワインの製造は難しいのかもしれません。
ただでさえ、ワイルドクラフトのぶどうは少ないので無理ないかもしれませんが・・・。

 

まとめ
●今の技術では酸化を防ぐためには酸化防止剤を使うか、加熱処理しかないので、どちらを選ぶかは消費者が選ぶしかない。
●ワインを飲んで頭痛がする原因は酸化防止剤のせいかもしれない。
●ワインだけでなく、ジュースやお茶などに入っているビタミンCは保存料で、活性酸素を発生させる原因。
●安くて美味しいワインの正体は香料であること。
●ビオディナミワイン=自然派ワインは法律の規定がないため、添加物や香料が入っている可能性が高い。

 

今後もっとワイルドクラフトの概念が世間に知られていけば、酸化防止剤に代わる酸化を防げるものができれば、正真正銘のオーガニック=ワイルドクラフトのワインができる日もそう遠くはないかもしれませんね。

ワイルドクラフトコーヒーとは?一日何杯飲むのがいい?ダイエットにいい?紫外線の予防にも?

前回は、ワイルドクラフトの紅茶とハーブティーをご紹介いたしました。
紅茶やハーブティーがあるならコーヒーもあるのでは?と思った方もいらっしゃるかもしれません。
ワイルドクラフトのコーヒーももちろんあります。

紅茶も好きだけど、コーヒーの方がもっと好きという方!
今回はコーヒーについてご紹介いたします!

 

コーヒーとは?


コーヒーノキを発見いたのはエチオピアの西南部。
この時は、どのようにコーヒーと関わっていたのか記録は残っていませんが、10世紀頃には、薬として扱われるようになります。
嗜好品として飲まれるようになったのは、15世紀頃で、1500年頃にメッカに「カフェハネ」と呼ばれるコーヒー専門店が生まれ、だんだんとコーヒー文化が広がっていきました。
日本に入ってきたのは19世紀に入ってからと、世界と比べると少し時間が経ってからです。

さて、コーヒーは、コーヒー豆からできているのはご存知ですよね!
コーヒー豆と言うので、コーヒーは豆からできているのだと思われがちですが、
本当は「リンドウ目アカネ科コーヒーノキ属」に分類される「コーヒーノキ」という植物の、「コーヒーチェリー」と呼ばれる実の中にある2つの種子がコーヒー豆の正体です。

このコーヒーチェリーの外皮、果肉、パーチメント(肉果皮)などを取り除いたものが生豆(焙煎する前の状態のコーヒー豆)となります。

主な産地は北緯25度~南緯25度の範囲に当たる、熱帯・亜熱帯地域です。
コーヒーノキは繊細な植物なため、育つ条件が厳しく、

①気温:平均気温22度前後の高地
②降雨:年間降水量1,200~1,600mmが目安
③日照:直射日光に弱いため、ゆるやかな山の斜面
④土壌:火山灰が積もった土壌。pH4.5~6.0程度の弱酸性の土壌
⑤標高:1,000~2,000mの涼しい高地

これらの条件を満たす場所ではないと育つことはありません。

日本でも、地球温暖化に伴い栽培量は少しずつ増えてきています。
沖縄本土、石垣島、徳之島、小笠原諸島などで栽培が行われていますが、生産量が少ないためほとんど流通していません。

収穫されたコーヒーチェリーは、収穫後すぐに実から種子を取り出し、生豆にする精製を行います。
精製方法は大きく分けると2つあり、精製方法によって味わいも変わってきます。

ナチュラル(乾燥式):水を使わずに乾燥させて脱殻する
発酵したマンゴーやベリーのような甘い香りとコク。
雑味も含め、コーヒー豆そのものの風味や個性を感じることができる

ウォッシュド(水洗式):水を使って果肉とミューシレージ(パーチメントの外側についている粘質物)を除去してから乾燥、脱殻する
すっきり澄んだ味わい、上品な酸味。
ナチュラルに比べるとクリアでシンプルな味。

精製方法と味の特徴を知っておくとコーヒー選びの際に役立つかもしれません。

ちなみにですが、よく耳にするアラビカ種、カネフォラ種、リベリカ種が、コーヒーの3原種と呼ばれていますが、日本で飲めるのは、アラビカ種とカネフォラ種の2種類です。
リベリカ種は主にヨーロッパで消費されているので、日本では中々お目にかかれないかもしれません。
もし、リベリカ種を目にした際には是非飲んでみて下さいね。

 

コーヒーに含まれる成分とは?


テレビでも、コーヒーは身体にいいから毎日〇杯は飲んだ方が良いと言われています。

10世紀、アラビア人の医師が、コーヒーは身体各部を強化し、皮膚を清めて湿りを取り去り、香りを生むものだとして医学的な効果に注目していたり、15世紀、イスラム教の間で眠気覚ましの効果があるコーヒーは秘薬として注目されていたり、昔から人々にとって薬としても効果を発揮していました。

・カフェイン

基底細胞がん(皮膚がんの一種)の予防
覚醒作用
代謝アップ
脂肪の燃焼を助ける
抗炎症作用

・ポリフェノール

(コーヒーポリフェノールと呼ばれるクロロゲン酸)
抗酸化作用
長寿ホルモンであるアディポネクチンの分泌を促す
食後の血糖値の上昇を抑制
血圧を下げる
中性脂肪を分解を促進

・トリゴネリン

加熱すると、ニコチン酸(ビタミンB3)とNMP(N-メチルピリジニウムイオン)に変化。加熱すればするほど増えるので、深煎り豆の方が多く摂することができる。

・ニコチン酸
高脂血症の予防
糖尿病、高血圧、動脈硬化の予防
血液をサラサラにする
大腸がんの予防

・NMP
強い抗酸化作用
副交感神経を刺激し、リラックス効果
大腸の働きを改善
血圧を下げる
発がん性物質の解毒作用

特にカフェインの、基底細胞がんの予防は、紫外線で傷ついた細胞を消滅させ、傷を残さないことから、コーヒーを飲まない人より皮膚がんの発症リスクを78%まで下げるという研究結果が報告されています。
アメリカではカフェイン入りの日焼け止めまで売られているそうです。

紫外線を浴びる前にコーヒーを飲めば、紫外線予防の助けにもなりそうですね。

 

いつ飲むのが効果的?


先ほど、紫外線予防にも役立つと説明しましたが、目的に合わせて飲むタイミングを変えるのがベストです。

ダイエットには・・・食前に飲む!
クロロゲン酸が糖の吸収を遅らせ、食後の血糖値の上昇を防ぐからです。
更に食前に飲むと、食欲を抑制するホルモンを刺激することができ、食べ過ぎ防止にもなります。

認知症予防(アルツハイマー)には・・・習慣的に飲む!
カフェインの血中濃度を保つことができるので、一日2~3杯飲むと効果的です。
カフェインには、運動機能を高める効果と、単純計算能力を高めるという研究結果があるので、運動する30分前に飲んで、運動しながら簡単な計算をすれば筋肉と脳の両面から、認知症機能の活性化が期待できます。

このような効果が報告されているので、毎日2~3杯は飲む習慣をつけられるといいですね!

 

ワイルドクラフトのコーヒー取扱いおすすめショップ


澤井珈琲 Beans&Leaf

【ストレートコーヒー豆 タンザニアAAタデラ】はこちら
・年間1200ミリを超える豊富な雨、キリマンジャロの火山活動で積み重なった肥沃な火山灰土壌、野生の動物を育む豊かな大地は、個性豊かなコーヒーの故郷でもあるタンザニアの自生しているコーヒー。
・赤く熟した実だけを一粒一粒、手で摘み取り、精製工場へ集め、赤い実から種を絞り出し乾燥させ、電子色彩選別機で色による選別をし、熟練した手でコーヒーの最上級品AAを作っている。
特徴:キレのある酸味と、口の中に重く広がるコクを持つ香り高いコーヒー。

広島発☆コーヒー通販 CAFÉ工房

【レギュラーコーヒー ビルカマウンテン】はこちら
・世界的に有名な長寿の村、「ビルカバンバ村」で自生しているコーヒー。
特徴:バランスが取れていて、まろやかながらコクのある味わいのあるコーヒー。

幻の森林コーヒー、自生するコーヒー

【エチオピア ベレテゲラのコーヒー】はこちら
・プランテーション栽培ではなく、森の中に自生している原種のコーヒー。
収穫時以外はほとんど人の手が加わっていません。品種改良もされていないので、
アラビカ種本来の野生のままの味を楽しむことができる。
・エチオピア南西部ベレテ・ゲラの森では、住民によりWaBuBと呼ばれる森林管理組合が作られ、コーヒーの品質を高める努力をしており、森を守りながら、森からの贈りもの、原種のコーヒーの品質を高めることで、収入を増やし生活をよくしていくという、現地の人々の思いのこもった、「自生するコーヒー」と呼ばれている。
特徴:コクがあり、素朴な深みのあるコーヒー。

AndromedA Ethiopia Coffee(アンドロメダエチオピアコーヒー)

【アンドロメダエチオピアコーヒー】はこちら
・コーヒー発祥の伝説があるエチオピア・カファ地方の肥沃な森林に自生する100%野生のコーヒー。人の手が全く介さないところで自生しているアラビカ原種。
野生のコーヒーは発見当初から今でも現地では薬として飲まれています。
特徴:フルーティな香り、苦味と丸みを感じるまろやかさのバランスが良く、後味がすっきりしているコーヒー。

 

前回、ご紹介した紅茶やハーブティーよりも、コーヒーの方がワイルドクラフトのものが多いので、コーヒーの方が手に入りやすいのかな?という印象です。

ワイルドクラフトのコーヒーで生計を立てている方々も世界中にたくさんいます。
ワイルドクラフトのコーヒーを飲むことは、身体に良く、地球にも優しく、そしてその土地の人々の生活を微力ながら助けることに繋がります。

まとめ
●カフェインは皮膚がんの発症リスクを下げる働きがある。
●コーヒーはダイエット・認知症・生活習慣病などを予防する。
●毎日2~3杯飲むと効果的。

お気に入りの味を見つけて、毎日楽しいコーヒータイムを作れるといいですね。

フィトケミカルとは?緑黄色野菜に含まれる?カロテノイドとは?

最近テレビや雑誌などでも見るようになったフィトケミカル(ファイトケミカル)という言葉。
第7の栄養素と言われ、注目されています。
今回は、フィトケミカルについてご説明いたします!

 

フィトケミカルとは?


フィトケミカルやファイトケミカルとは、第7の栄養素と言われているものです。
植物は動物のように、自ら生活しやすい場所に移動することができず、また、強い太陽光線や害虫などのストレスに常にさらされています。
植物がそのような環境で生き抜けるのは、防御システムのおかげです。

光合成をおこなう際に、糖分の一部が変化して化学物質を発生させ、身を守っています。
これがフィトケミカルです。

色素、香り、灰汁などに含まれており、その種類は約1万以上あると言われ、現在では約1,500種類ほど解明されています。

 

フィトケミカルの特徴は?


フィトケミカルの最大の特徴は、抗酸化作用です。
活性酸素(フリーラジカル)を防御、除去する抗酸化力が強いことから、健康を守る効果や肌を若々しく保つ効果が期待できます。
カロテノイド、ポリフェノール、フラボノイドも、フィトケミカルです
特に、緑黄色野菜に多く含まれるカロテノイドについて、詳しく説明していきます。

 

緑黄色野菜とは?


緑黄色野菜とは、赤や黄色、緑色をした色の濃い野菜のことを呼びます。
厚生労働省では、可食部100g当たりカロテン含量600μg以上の野菜が緑黄色野菜と定義づけられています。

以前、野菜には旬があるので、旬の野菜をその旬に食べるという話をしましたが、緑黄色野菜にも旬があり、季節によって並ぶ野菜は異なり、効果もそれぞれ違います。
よく食卓に並ぶ野菜ですと、

 

春:アスパラガス、菜の花、かぶの葉、せり
デトックス効果

夏:かぼちゃ、ズッキーニ、オクラ、ニラ、トマト、パプリカ、しそ、いんげん
火照った体を冷やしてくれる効果

秋:にんじん、ほうれん草、さつまいも、ブロッコリー
夏の疲れを改善してくれる効果

冬:小松菜、ほうれん草、春菊、にんじん、ブロッコリー
体を温めてくれる効果

 

などがあります。
そのままでも、温野菜や蒸し野菜にするなどでも、比較的調理しやすいものが多いと思います。

 

日本は野菜や果物が豊富であると言われています。
つまりその分、旬のものの数も多いということです。
このような恵まれた国は、他にはあまりないと思います。

オーストラリアを例にあげますが、野菜や果物が日本のように豊富ではないため、収穫時期にとれたものを冷凍保存し、店頭では一年中同じものを売っているそうです。
(つまり、栄養価がかなり失われてしまったものが売られているということです…。)

 

カロテノイドとは?効果は?


カロテノイドとは、赤や黄色、緑色をした緑黄色野菜や、果物に含まれる色素成分の総称のことです。
β-カロテン、リコピン、ルテインなど、様々な種類があります。

カロテノイドを摂ることは、女性には嬉しいメリットがあるのを知っていますか?

 

健康的でツヤのある肌を作る効果
これは、研究論文で発表されています。
論文によると、野菜や果物を多く食べた人の肌は健康的でツヤと輝きがあり、血液中のカロテノイドの数値が高かったと発表しています。
抗酸化成分であるカロテノイドは、皮下脂肪に蓄えられた後、皮脂として分泌され、皮膚の最も上の層に吸収されることによって、健康的な輝きを放つということのようです。

この作用を「カロテノイドグロウ」と呼んでいます。
異性を惹きつけるほんのりバラ色の自然な肌になるので、女性としての魅力がアップします。

乳がんになるリスクが軽減される
2012年ハーバード大学で発表された論文によると、カロテノイド値が高かった上位20%の女性は、カロテノイド値が最も低かったグループの女性と比べ、乳がんになるリスクが15~20%低かったというのです。

これは、カロテノイドが体内でレチノール(ビタミンA)に変換され、細胞の成長や遺伝子発現に影響を与え、腫瘍の成長を抑制することで、乳がんのリスクが間接的に抑えられたものだと考えられています。

また、カロテノイドが細胞間のコミュニケーションを促し、免疫系の働きを強化して、体内で異常に成長する細胞を抑制する手助けをすることも、関係していると考えられています。

他にも、目尻のシワができにくい肌の日焼けを防ぐ「食べる日焼け止め」の効果も期待できるようです。

ここで気を付けていただきたいのは、抗酸化物質の効果の多くは数時間しかもたないということです。
そのため、一日1回だけではなく、毎食取り入れることを目標にしましょう。

 

野菜が日焼けしない理由とは?


先ほどの説明で、抗酸化作用があるから積極的に食べた方がいいというのは分かったかと思いますが、そもそも野菜がなんであんなに日に当たっているのに、日焼けしないで鮮やかな色を維持できているか分かりますか?
野菜や果物には人間と同じように紫外線から身を守る必要があります。
守るために「皮」があります。
皮がなかったら、すぐに腐ってしまうのは想像できますよね。
皮には外界の刺激から実を守る役割、創傷治癒効果などがあります。

当然ですが、遮るものがないので、私たち以上に日の光を浴びています。
特に夏なんて、日差しも強く、暑いし、遮るものがないところに収穫されるまで24時間毎日いるなんて…考えるだけでも過酷ですよね。

それでも、細胞が破壊されないのは、それだけ多くの抗酸化成分が含まれているということです。
先ほど説明した、色素成分であるポリフェノールやカロテノイドなどのフィトケミカルは、主に皮の部分に多く含まれています。

今回は夏野菜をいくつか例を挙げましょう。

 

トマトに含まれるリコピン

トマトが赤いのはこのリコピンによるもの。
リコピンには強い抗酸化力があり、その強さはビタミンEの約100倍以上とも言われています。

ナスに含まれるナスニン(アントシアニンの一種)

ナスニンとは紫色のポリフェノールのこと。
これにも強い抗酸化作用があり、紫外線や菌から身を守っています。

ズッキーニに含まれるβ-カロテン

カロテノイドが豊富で、同じβ-カロテンを豊富に含む人参よりも抗酸化力が高いと言われています。
β-カロテンは緑黄色野菜に多く含まれているのが特徴です。

 

強い抗酸化力のある成分のおかげで、それぞれの野菜は色を維持でき、色鮮やかになります。
他にも、カボチャにもβ-カロテンが豊富であり、カボチャにはβ-カロテンの他にゼアキサンチンも含まれていて、ゼアキサンチンはとうもろこしにも多く含まれている黄色のカロテノイドです。
これは、目を紫外線によるダメージから守ると考えられています。

特に夏野菜に色が濃いものが多いのは、それだけカロテノイドなどを豊富に含んでいるからだということです。
色の濃さが抗酸化作用の強さを意味するのであれば、夏野菜が紫外線対策になるというのも納得できます。
旬のものをその旬に食べるという意味、少しは分かっていただけましたでしょうか?

 

まとめ
●緑黄色野菜の抗酸化作用のあるカロテノイド(フィトケミカルの一つ)が豊富。
●抗酸化物質は数時間しか持たないので、毎食摂り入れる。

 

ワイルドクラフトの野菜や果物は、農薬・化学肥料・有機肥料を一切使わない無農薬・自然農の自然栽培方法を用いて、野生の生態系に近い環境の中でできたものです。
(詳しくはこちら
身体に悪いものがないので、余すことなく食べることができます。

また、日本には季節に合った調理方法があるのも、素晴らしい文化だと思います。
体を温めるために、旬の野菜を使って煮物やお鍋にしたり、火照った体を冷やすためには、夏野菜のおひたしなどがあります。
栄養価の高い旬の野菜と、余すことなく食べられるワイルドクラフトの野菜を、たくさん摂って栄養素をしっかり補いましょう。