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ごうちゃん
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前回、食品添加物についてご説明いたしましたが、コンビニやスーパーで惣菜やお弁当など買う際に、成分表示を見ていますか?
成分表示を見て添加物が多そうだからやめておこう、これは少なさそうだから大丈夫、などと思って買ったり買わなかったりすることがあるかと思います。
今回はそんな成分表示についてご説明いたします!
成分表示とは?
食品表示法第4条第1項の規定に基づき、消費者が食品を安全に摂取し、自主的かつ合理的に食品を選択するために必要とされる販売の用に供する食品に関する表示を定めた食品表示基準の中のひとつです。
また、消費者にとっては栄養成分表示を見ることを習慣化することで、適切な食品選択や栄養成分の過不足の確認等に役立てることができるものです。
本当に裏の成分表示を100%信用し、適切な食品選択、栄養成分の過不足の確認に役立てることができているのでしょうか。
厚生労働省の2015年の「国民健康・栄養調査」では、実際に食品を購入する時に参考にしている割合は、
男性26,1% 女性53%と、女性でも2人に1人、男性は4人に1人と、まだまだ気にしている人が多いとは言えない現状です。
一括表示とは?表示免除とは?
例えば、コンビニでお弁当を買う時に成分表示を確認して、そんなに添加物が多くなさそうと安心しても、いくつかの添加物を一括して表示してもいいことが食品衛生法で定められています。
つまり、何種類の添加物がどの程度使われているか知り得ません。
特に、乳化剤、調味料、リン酸塩、Ph調整剤、香料、イーストフードと書かれているものは、本当は何種類入っているか分からないので避けるのがベターです。
他にも、添加物を表示しなくてもいいことがあります。
①キャリーオーバー
原材料からそのまま持ち越される添加物のこと。
原材料に代替品を使っていても、最終的に商品化されたものには代替品の表示義務がない。
例:焼き肉のたれ、お酒、マーガリンなど
②加工助剤
加工食品を作る際に使われた添加物は、最終的に商品化されたものに除去、中和されていれば表示義務がない。
例:みかんの缶詰、カット野菜、パックサラダなど
③バラ売り、店内で製造販売するもの
包装していないもの、手作りしているから表示義務がない。
例:枚数売りされている魚や肉、パン屋さんのパン、レストランの料理、惣菜、持ち帰り用のお弁当など
④パッケージが小さいもの
30cm²以下のものは原材料の表示義務がない。
例:飴、一口サイズのお菓子、コーヒーフレッシュなど
このように成分表示がされていない商品や、まとめて表示されている商品は数多くあります。
外食やコンビニの弁当などを食べ続けると、体調を崩すとよく言いますが、それは栄養が偏っていることよりも、添加物の影響なように思います。
どうしても食べなくてはいけない時以外は、何をどのくらい使っているのかがちゃんと分かるお弁当がいいですね。
コーヒーフレッシュの正体とは?
④の例に挙げた、ファストフード店やコンビニなどに、無料で置いてあるコーヒーフレッシュ。
牛乳や生クリームと思われがちですが、その正体は植物油に水を混ぜて、添加物で白く濁らせたものなんです。
ミルクでも生クリームでもありません!!
本来、油と水は混ざりませんよね。
それを添加物(乳化剤)で混ぜ合わせるのです。
化粧品(オーガニックコスメ、ワイルドクラフトコスメを除く)にもよく使われている界面活性剤のことで、食器用洗剤に使われているのが有名です。
一気にコストを抑えた、これも牛乳や生クリームの代替品の一つです。
表示がないため、何が入っているか私たち消費者には分からないとても危険なものです。
コーヒーフレッシュだけは今日からでもやめましょう。
成分表示のないものは、どんなものが入っているのか、どんなものからできているのか知ることが難しいので、なるべく避けられるといいですね。
成分表示で病気の予防になる?
最近ニュースで、高血圧を防ぐため、食べる量の目安に役立つのが栄養成分表示だと見ました。
確かに塩分の摂りすぎは高血圧の原因に、脂質の摂りすぎは動脈硬化の原因になり得ます。
高血圧と動脈硬化両方が進めば、脳卒中や心筋梗塞などのリスクが増えます。
薬でコントロールすることはできますが、一番大事なのは食生活です。
薬に頼らず、成分表示を見ることがまず病気を予防する第一歩ですね。
●コーヒーフレッシュは油と添加物の塊。入れたい場合は、ミルクや豆乳を入れる。
もちろんオーガニックだから100%安心、安全とは言い切れませんし、ワイルドクラフトのものは第三者機関の検査がないため、自己責任で購入する必要があります。
加工品の場合でも、ラベルに有機野菜使用など書かれていても、成分表示を見ると実は添加物が多く含まれているということがよくあります。
ラベルや宣伝に騙されないように、成分表示を見るということを習慣づけてみてはいかがでしょうか。