畜産物を選ぶことが環境汚染を引き起こす?

私たちが食べている豚肉や牛肉や鶏肉などの畜産物。
豚、牛、鶏だって生き物なので食べないと死んでしまいます。
この子たちの主なエサは大豆です。
日本が海外から輸入しているもので一番多いものは何か知っていますか?
それが、大豆などの家畜飼料です。

私たちが生きるためにはお肉(ビーガンやベジタリアンを除いて)は必要不可欠です。
その飼料のために自然がどんどん減っていることを知っていますか?

今回は、動物性の食品が及ぼす環境汚染についてご説明いたします!

家畜の食糧である大豆


アマゾンでは、農地の70%が飼料の栽培や放牧地として使われています。
飼料用の大豆が98%以上を占め、世界へ輸出されています。
1kgの鶏肉を生産するためには、約1kgの大豆が、豚肉には約650g、牛肉には約230gの大豆が必要と言われています。
国連食糧農業機関(FAO)は、大豆の生産量が2050年までに5億1,500万トンにも及ぶと言っています。
この大幅な生産量の増加は、日本の食の欧米化も一つの原因と考えられます。
肉の消費量が増えれば、必然的に大豆の消費量も増えます。
そのためには、大豆を栽培できる場所の確保、家畜を育てる場所の確保が必要になってきます。

温室効果ガスの増加


国連食糧農業機関(FAO)の発表では、温室効果ガスの排出量の14.5%が農業によるものであると言っています。
そして、2050年には肉や乳製品の生産による温室効果ガスは約81%を占めるのでは?とも・・・。
今の時点で、農業の方が石油会社よりも、多くの温室効果ガスを排出している現状です。

2011年、ブラジルのサバンナとボリビアのアマゾンだけで80万ヘクタールの熱帯雨林が大豆栽培のために伐採されました。
その50%が飼料のために使われています。

動物の排泄物や、飼料や放牧地のための森林伐採により温室効果ガスは排出されます。
肉や牛乳などの乳製品が世界的に増加しているので、家畜が増え、飼料の栽培が増えるのは当たり前。

2050年には、温室効果ガスの排出量は50%~80%までに上るとも言われています。
私もお肉を頂いている身なので、肉や乳製品を止めて欲しいとは言いません。
しかし、豆類などを上手に取り入れれば、肉の代わりになるものは多くあります。
今まで「大豆」で森林伐採が起こっていると言っているのに矛盾していると言われてしまうかもしれませんが、ちょっと読んで欲しいのです。

豆腐を例に挙げましょう。
1kg当たりの大豆から、どのくらいの豆腐ができるか知っていますか?
正解は、約倍の1,8kgの豆腐を作ることが出来るのです!
豆乳だったら、もっと少ない量の大豆で作ることができます。
肉を1kg得るためには、その何倍何十倍もの家畜やエサが必要になります。
豆類を選ぶだけで、森林伐採を食い止めるができるのです。

森林伐採によって絶滅危惧種が


森林伐採のために、無数の野生動物の生息地が奪われてしまいます。
1970年以来、アマゾンの森林の70%が飼料や牧草地のために伐採されています。

一番の被害者は絶滅危惧種であるジャガーとコンゴウインコです。
生息地域がどんどん狭くなり、繁殖地域がなくなり、伐採時に殺されてしまったり、売られてしまったり・・・。
アマゾンに住むイルカも、生息地や魚などの食料をとる場所を奪われています。
森林伐採によって今後、絶滅危惧種が増える日はそう遠くはないかもしれません。

水質汚染や水の無駄遣いにも


1キロ当たりの牛肉のために15,500リットル、豚肉は6,000リットルの水が必要になります。
これは、1年間のシャワーで使用する量に匹敵します。
そして、世界の水の30%近くが家畜の飲み水や牛舎の掃除のために使われています。

家畜を育てる上で、生き物だから糞尿は出ますし、豊富な飼料を作るために農薬や除草剤が使われます。
これらは、下水処理で処理できないために、地下水に入り込んでしまうので、水質汚染に繋がります。
肉を食べる回数を減らせば、家畜の量が減ります。
それが、水質汚染を抑えることもできるのです。

国連気候変動に関する政府間パネル(IPCC)では、西側諸国の肉の消費量が豊富なので、植物性のたんぱく質に置き換えるべきだと発表しました。
2050年までに世界の人口が100億人に達すると予想されているため、肉の消費量については益々問題視されるでしょう。
大豆は「畑の肉」と呼ばれるように、私たちの体を作る大事な栄養源であるたんぱく質が約35%も含まれています。
肉を少し減らして、大豆などの豆類を食べる。
これだけで、環境汚染を食い止める手助けになるかもしれません。

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まとめ
●肉や乳製品を選ぶことが、森林伐採・水質汚染・温室効果ガスの増加・絶滅危惧種を増やすことになるかもしれないということを理解した上で、食べ物の選択をする。
●肉の代わりに豆類を選ぶことが、環境破壊を食い止める手助けになる。

 

気になる農薬の落とし方。あなたのやり方は間違っているかも?

今まで農薬や化学肥料の危険性をご説明してきました。
ワイルドクラフトやオーガニックの野菜や果物を買ってみたいけれど、やはり気になるが値段や、売っている場所が近くにないなどの問題もあると思います。
インターネットで買えるとは言え、最初はどのお店がいいのか分からないですよね。
味も美味しいかどうか分からないし、中々踏み出せない人も多いはず。

そんな時に使えるのが農薬をしっかり落としてくれるもの!
農薬をしっかり落としたものを食べて美味しいと思ったら、無農薬無肥料などの自然栽培のものや、有機農法のものを試してみるのもアリだと思います。

今回は、簡単に農薬を落とせる方法をご紹介いたします!

関連記事:農薬が引き起こす影響とは?人への影響とは?ワイルドクラフトは人間にも地球にも優しい

残留農薬量が多い食材とは?少ない食材とは?有機JASマークの落とし穴

冷えは大病の元?皮ごと食べると効果UPな食べ物

 

農薬を使う理由は?


農薬を使うことは、虫などをよせつけないこと、農家の負担を減らすことが大きな理由となるかと思います。
そんな農薬ですが、大きく分けると下記に分けられます。

殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤(昆虫やダニ、線虫を殺すのに特化したもの)
殺軟体動物剤(ナメクジやカタツムリを殺す)
殺鼠剤(ネズミを駆除する)
忌避剤(鳥やイノシシなどが嫌いな臭いや味で農作物に近づけない)
誘引剤(臭いなどで一定の場所におびき寄せる)
殺菌剤(細菌やカビ)
殺虫殺菌剤(農作物に付いた害虫や病気を一度に防除する)
除草剤(雑草を駆除する)
植物成長調節剤(農作物の成長を促したり遅らせる)
展着剤(殺虫剤を虫や農作物に密着させる)

雨や調理前に洗うことで少しは洗い流されますが、100%落とすことは不可能です。
そのために、最近では農薬を落とす、身体に害のない商品が見られるようになりました。

 

効果的な農薬の落とし方とは?


流水で洗い流す


葉物野菜の場合、農薬や汚れの心配のある一番外側の葉は、収穫時に切り落とされるか、店頭に並ぶ際に処分されていますが、心配の方は、水で洗い流す前に外側の葉は捨てましょう。
(農薬の使われていないものであれば捨てる必要はありません。)

コネチカット州農業試験場が、農作物を流水で洗い流した実験では、12品目のうち9品は残留量の減少が確認されました。
しかし、これは水の流れる勢いで取り除かれたとの結果が。
水を張ったボウルにただ漬けるだけでは意味がないので、ご注意下さい。

●方法●
流水で30秒程度、丁寧に洗う。

重曹を使う


テレビや雑誌などで度々見かける方法ですが、元々はアメリカの家庭で残留農薬を落とすために行われてきた方法です。

方法としては、重曹を水に溶かして、その中に野菜を漬けておくだけ。
しかし、水溶性の栄養素(ビタミンCなど)は長時間水に漬けておくと流れてしまいます
長くても1分程度にしましょう。

重曹はpH8.2と弱アルカリ性。
原理としては、農薬は酸性なのでアルカリ性の重曹が吸着して、落とすことができるというものです。

●方法●
①1リットルの水に、大さじ1~2杯の食用の重曹を入れ、よく混ぜる。
②野菜や果物を入れて、表面を軽くこすり洗いして、1分程度漬ける。
③綺麗な水でよく洗い流す。

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ホタテの貝殻由来の専用の洗剤を使う

ホタテの貝殻を約1,100℃の高温で焼成して、パウダー化させたものです。
pH12.5以上のアルカリ性なので、重曹と同じように酸性の農薬を吸着し、洗い流してくれます。
ホタテの貝殻のみを原料としているので安心です。
天然素材で抗菌コーティングする作用もあるので、菌の繁殖を抑え、鮮度を保つこともできます
調理器具やスポンジ、洗濯物の除菌や消臭もできます。

●方法●
①水2リットルに対し、約3gを入れて軽く混ぜる。
②5~10分程度漬ける。
③綺麗な水でよく洗い流す。

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50℃の湯で茹でこぼす(熱湯をかける)


多くの菌や農薬は熱に弱いので、食べ方や、物によりますが茹でこぼすか、熱湯をかけるのが一番安心ではあるかと思います。
目安としては葉物野菜が20~30秒、茎の太い芯がしっかりしているものは2~3分です。

塩もみする


酢の物にするきゅうりやゴーヤなどの野菜に適しています。
濃度1%の塩水で洗浄すると残留農薬が80%以上除去されます。

●方法●
①野菜を切ってボウルやザルに入れる。
②塩を適量振り、揉み込む。
③水分が出てきたら流水で軽く洗い流す。
(その後の調理方法に合わせて調整してください。)

酢水に漬ける


ごぼうなどの灰汁抜きの際に酢水を使いますが、灰汁と一緒に残留農薬を排出することができます。

●方法●
①ボウルなどに、水2に対してお酢1の割合で酢水を作る。
②野菜を30秒~10分程度漬ける。
③綺麗な水でよく洗い流す。

 

まとめ
●水で洗い流すだけでは農薬などを完全に落とすことはできない。
●小さい子どものことを考えれば、専用の洗剤を使用するのもあり。
●安全なオーガニックやワイルドクラフトのものを選ぶのも一つの選択。

 

どうでしたか?
あまりナーバスになるのは良くないですが、気にしなさすぎるのも、将来自分が健康でいるためには良くないことです。
しっかり農薬など汚れが落ちているものは味も見た目も変わってきますよ。
その美味しさを知ったら、オーガニックやワイルドクラフトのものに手を付けてみるのもいいかもしれません。
・・・洗浄するものも多少なりともお金と手間がかかりますしね!(笑)

冷えは大病の元?皮ごと食べると効果UPな食べ物

夏なのに、お腹が冷えたり、冬は手足が凍ったように冷たくなってしまうなど、冷えに悩んでいる方は多いはず。
冷えはどうして起こるの?冷えに効く食べ物って?
体を温める食材を摂っていれば病気の予防だってできちゃいます。

今回はそんな冷えについてご説明いたします!

 

冷えとは?


36,6℃が平熱、健康体で免疫力が旺盛と言われています。
元々人間には体毛がないので、寒さに対する特別な機能を持っていません
そのため冷えに弱く、冷えると様々な病気にかかりやすくなると考えられています。
冬に、風邪、肺炎、脳卒中、心筋梗塞、高血圧、ガン、腎臓病、糖尿病、膠原病などによる死亡率が上がる原因の一つに、冷えがありそうです。

体が冷えると、
血液中の白血球の活動が鈍る=老廃物や病原菌を処理する力が低下する=免疫力が下がる
という流れができます。
しかも、体温が1度下がると、免疫力は30%以上下がると言われています。
免疫力は、外敵の侵入を食い止めたり、侵入してきた外敵を攻撃する働きがあるので、免疫力が下がると外敵に勝てず、体調を崩してしまいます。

 

体を冷やす原因とは?


体を冷やす原因にはいくつかあります。

 

慢性的なスポーツ不足
→筋肉量が減少、エネルギーを生み出す量が少なくなっているため。
運動が苦手な方は、ウォーキングがオススメです。

 

ストレスによる血行不良
→緊張ホルモンの分泌が高まり、血管が収縮し血行不良に。
体温の低下の原因にも。
ストレスを0にすることは難しいので、空いた時間には自分の好きなことをして気分転換しましょう。

 

湯船に入らない
→全身の血行を良くして、全臓器・細胞の新陳代謝を促し、体温を上げるためには、シャワーだけではNG。
湯船に入ると、発汗・排尿を増やして、冷えの原因となる体内の余分な素分を排泄してくれる役割も。
面倒くさがらずに、湯船に入る習慣をつけましょう。

 

体を冷やす食べ物や飲み物をよく摂る
コンビニでも常温の水やお茶が増えてきましたが、キンキンに冷えたものはなるべく避けましょう。

 

基礎代謝の低下
→冷たい食べ物やクーラーで体を冷やすので血管が収縮し、血行が悪くなる。
飲み物には、身体を温めるものと冷やすものがあります。
茶葉から発酵させたもので、暖色系のもの(赤、黒、黄、橙)は体を温めるので、上手に組み合わせて摂るようにしましょう。(紅茶、ほうじ茶、黒ビール、赤ワインなど)

 

薬の飲み過ぎ
→解熱剤や鎮痛剤は体を冷やす作用が。
なるべく薬に頼らないような健康的な生活習慣を送れるといいのですが・・・。

 

自分でも気付かないうちに、体を冷やしている習慣があるのでは?
上記に挙げた6つですが、意識していれば自然と身につくものしかありません。
自分の健康を考えたら簡単ですよ。

 

体が冷えるとどうなる?


体が冷えると、血液中に老廃物や過剰栄養素が多くなります。
そこで、それらを処理しようと白血球が動き出しますが、白血球が処理できないほどに体内にたまると、身体に何らかの症状を及ぼします。
つまり、体が冷えると血が汚れ、病気になりやすくなるということ。

すぐに分かる症状としては、発疹が出ている、炎症が起こっている、血圧が高いなど目に見えて分かる症状が出ている場合は、体が冷えている場合があります。
ひどい場合は、動脈硬化、血栓、がんなどにもなるので、体は冷やさないに越したことはありません。

 

体を温める=免疫力を高める
体を温めるオススメ食材


冷えからくる体調不良や病気は、体を温める食材で予防や改善ができます。
簡単な見分け方は、暖かい南国などで取れるものは体を冷やす効果、寒い北国で取れるものは体を温める効果があるということです。
果物は基本的には、身体を冷やす作用がありますが、りんごだけは例外なんです。
確かに青森、長野と言った寒い地域で有名なりんご。
りんごは体を冷やさない果物なので貴重ですね。

果物以外で、いくつかご紹介します。

 

しょうが

効果:代謝促進、デトックス、免疫力アップ、血流を良くする強心作用、発汗・利尿作用、解熱作用、高血圧・低血圧に効果的
主な成分:ジンゲロール、ショウガオール、シネオール、ジンゲロン

特に、しょうがの皮に多く含まれているジンゲロールという成分は、抗酸化作用、末梢血管の血行促進、発汗、保温、肝臓機能促進、免疫力アップといった効果があります。
皮を剥いてしまうとせっかくの効果がかなり減ってしまうので、剥かずに皮ごと食べることが大事です。
また、加熱するとショウガオールに変化して体を温める効果を発揮しますが、100℃を超えると機能を失ってしまうので、低温での調理がおすすめです。

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玉ねぎ

効果:解毒作用、血栓防止、抗アレルギー、老廃物の排出促進、抗ガン、老化防止、抗酸化作用
主な成分:オリゴ糖、セレン、アリシン、ケルセチン

玉ねぎの皮に含まれているケルセチンは、ポリフェノールの一種です。
高い抗酸化力で動脈硬化を予防したり、血中コレステロールを抑制し、血流を良くしたりします
皮のまま食べるのは難しいので、玉ねぎの皮茶にしたり、皮を剥いた状態で一週間程度日光に当てるとケルセチンが生まれるので、日光浴がおすすめです。

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にんじん

効果:ガン予防、老化予防、骨を丈夫にする、水銀を排泄する作用、血圧を下げる、抗酸化作用
主な成分:βカロテン、ビタミンA、カリウム、カルシウム

生で食べても体を冷やすことがないのが、にんじん。
しかも、にんじんに豊富に含まれているβカロテンは、抗酸化作用に優れ、ガン予防にも優れた成分
皮の下に多く含まれているので、皮ごと食べるのがおすすめ
普段、皮と呼ばれる部分は内しょう細胞と言われ、食べられる部分なので、本来捨てるのにはもったいないところなんです。
脂溶性成分なので、油と一緒に食べると吸収率が更にアップするので、ココナッツオイルなど、良質な油と一緒に食べましょう。

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ごぼう

効果:生活習慣病の予防・改善、デトックス作用、肝臓の機能改善、便秘改善、精力増強
主な成分:イヌリン、タンニン、食物繊維、アルギニン

皮に脂肪の蓄積を予防するポリフェノールの一種のクロロゲン酸が豊富です。
しかし、水にさらすと食物繊維同様、流れ出てしまうので、あく抜きや下茹ではしない方が、栄養をたくさん摂ることができます

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れんこん

効果:貧血の予防・改善、胃もたれ改善、消化促進、むくみ予防、消炎作用、新陳代謝の活性化
主な成分:タンニン、カリウム、ムチン、ビタミンC

ビタミンCがレモンにも匹敵するほど豊富なれんこん。
意外にも貧血の予防や改善に活躍してくれます。
他にも、切り口が黒くなるのはポリフェノールの一種のタンニン
黒ずむからといって、長い時間あく抜きをしていると栄養分が流れ出てしまいます。
特に、皮付近に多く含まれているので、よく洗って皮ごとの調理がおすすめです。

ワイルドクラフトのれんこん
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他にも、ニラ、大根、かぶ、かぼちゃ、じゃがいも、ねぎなど、日ごろ何気なく食べている野菜も効果的です。
以前、ご紹介したスーパーフードも同様の効果があるので、こちらもおすすめです。

主食となる肉や魚の中にも、体を温める食材はあります。
中でも、羊肉、鶏肉、牛肉、鮭、鰹、鯖、鮪がおすすめです。
もちろん、添加物が入っていないものを選んでくださいね!

 

 

まとめ
●病気にならないためにも体を冷やす習慣を止めること。
●体を温める食材を摂って、免疫力を高めること。

 

皮ごと食べると、更なる効果を期待できます。
農薬や化学肥料などが一切使われていないものであれば、皮まで安心して食べることができますね。
あれが足りない!と身体が欲しているような場合は、意識して野菜を選ぶことも大事ですね。

ワインとは?ワインで頭が痛くなる原因とは?安くて美味しいワインに騙されないで

お料理に合わせてワインを飲む方、家にワインセラーを置くほどワインが大好きな方、ワイン好きな方はとことん美味しいワインを極めるイメージがありますが、ワインを選ぶポイントはなんでしょうか?
ワインは抗酸化作用のあるポリフェノールが多いので、体にいいものだと思われていますが、腐らせないために防腐剤が入っているので、本当のところどうなの?と疑問を持った方もいるはず…。
無添加ワインなら安心、オーガニックワインなら安心と思っている方、それはちょっと違うかも?
今回はそんなワインについてご説明いたします!

 

ワインとは?


ワインとは葡萄の実を摘み潰して、皮に住む酵素によって発酵させたものです。
集められた実は、水洗いはしません
つまり、化学肥料や農薬などを使っている場合、全く洗い流されず、そのままワインになってしまいます。
以前、残留農薬のところでお話しましたが、ぶどうは残留農薬が多い食材のひとつです。

しかし、

①果実が傷むため
②果汁が流れてしまうため
③高めた糖度も水に溶けてしまうため
④酵素が流されてしまい、発酵できなくなってしまうため

といった理由により、水洗いすることができません。

この時点で、どのように栽培されたか分からない葡萄からできたワインは、大量生産であるために、化学肥料や農薬を使用している可能性が高いということ。
つまり、安価なものが多いということが分かると思います。

ワインの中にも色々な種類があります。
種類によってワインの作り方は異なります。
よく飲まれる赤ワイン、白ワイン、ロゼワイン、スパークリングワインの作り方をご紹介します。

 

赤ワイン


実、種、皮が入ったまま、発酵槽で発酵させます。(主発酵)
皮ごと発酵させるので、皮の色素が溶け出し、種のタンニンが、発酵でできたアルコールによって抽出されます。
その後、皮、種、澱(おり)を取り除き、更に発酵させます。(後発酵)
後発酵の後、樽やステンレス槽で熟成させ、濾過して、イオウの煙を吹き込み瓶詰めします。

 

白ワイン


果汁だけを発酵させます。
15~20℃の低温の発酵槽で主発酵させ、熟成させます。
その後、濾過して、イオウの煙を吹き込み瓶詰めします。

 

ロゼワイン


赤ワインと同様に仕込み、アルコールの抽出を始めて液が適度に色づいたら皮、種を取り除きます。
温度管理が難しく色や香りが変わりやすいので、瓶詰め前に糖分を加えることが多いです。

 

スパークリングワイン(発泡ワイン)


白ワインと同様に、果汁だけを発酵させます。
夏の太陽を浴びていない葡萄は糖分が高くないため、糖分を加えます。
糖分を加えることで、発酵でアルコールへと変わるので、甘味が出ます。
その後、瓶詰めをして更に発酵させます。
瓶詰めをしていても発酵しているので、シュワシュワと炭酸があります。
赤ワイン、ロゼワインは皮ごと使っているので、特に選ぶ際に注意する必要がありそうです。

 

ワインに含まれる酸化防止剤とは?
頭痛の原因?


ワインには、フィトケミカルである抗酸化作用の強いポリフェノールが多く含まれていますが、酸化が進むにつれ、雑菌が繁殖しワインの品質が劣ってきてしまうので、酸化防止剤を使う必要があります。

 

二酸化イオウ(イオウの煙)
ワインのラベルを見るとよく書かれている酸化防止剤(亜硫酸塩)は、硫黄を燃やした煙「二酸化イオウ」のことです。
二酸化イオウには、

①雑菌排除・酵母抑制:殺菌効果により、果汁に含まれている雑菌を殺す
③酸化防止:水に溶けると還元作用のある亜硫酸となり酸化を防ぐ

この2つの作用があります。
輸送や保管をより容易にするために、色、味、香りを守るためにも二酸化イオウは必要になります。
しかし、二酸化イオウは、亜硫酸ガスとも呼ばれていて、大気汚染の原因となる物質です。
オーガニックワインでも、残留濃度が通常のワインより少ないとは言え、入っています
海外で作られたオーガニックワインは輸送される際に、多くのCO²が排出されるので、人間にとっても環境にとっても優しいワインかと言うと、そうではないような気がします。

 

メタ重亜硫酸カリウム(メタカリ)
メタカリを入れることで化学反応を起こし、二酸化イオウを発生させ、酸化を防ぎます。
しかし、香りを損ねること、分子レベルまで入り込むので、ワインの中に大量に残留してしまいます。
また、使用許容量が日本の厚生労働省が350mg/リットルなのに比べ、EU基準は赤ワインが160mg、白ワインが210mgと、日本の許容量は約倍になっています。
海外で作られても輸出する国の基準に合わせて作られるので、海外製だからと安心はできません。


ワインを飲むと頭が痛くなる、胃が痛くなるという方がいらっしゃいますが、その原因は二酸化イオウやメタカリのせいだという説もあります。
(マロラクティック発酵という工程で発生する、血管を拡張させる作用を持つ「ヒスタミン」や血管を収縮させる作用を持つ「チラミン」が原因ではないかという説もあります。)

原因はまだ解明されていないようですが、酸化防止剤のせいだと言われている説があるということは、人間の身体が拒否反応を示していると考えてもいいような気がします。

 

ワインに含まれる保存料とは?
ジュースやお茶に含まれるビタミンCの正体とは?


輸入の時、少しでも値段を抑えるために温度管理が雑になっているのが現状です。
そのためには、大量の保存料が必要になってきます。

 

ソルビン酸
細菌やカビの発生・増殖を抑える働きがあるため腐敗防止として多くの食品の殺菌剤として用いられます。
分解して異臭を発生させたり、他の物質との複合摂取により発がん性が危惧されています。

 

アスコルビン酸
ビタミンCのことでもあります。
合成した化学物質で、色や味わいに影響します。
日本のジュースなどにもよくビタミンCの表示があり、ビタミンCを摂れると勘違いする方が多いですが、体にいいどころか悪いものです。
ビタミンCはとても酸化しやすい物質で、食品などに混ぜることで最初に酸化し、他の素材の酸化を防いでくれます。
酸化防止剤として添加されるビタミンCは、消費者の口へ運ばれる前に、既に酸化しているものです。
酸化したビタミンCを体内に入れると、今度は還元作用が働き、体内の電子が奪われ活性酸素が発生し体を傷つけてしまいます

ワインだけではなく、コンビニなどで気軽に買うことのできるお茶やジュースにも気を付けなくてはなりません。
成分表に書かれているビタミンCが保存料であることの認識がまだまだ薄いということなのでしょうか。
せっかく抗酸化に優れているポリフェノールが豊富でも、保存料のビタミンCのせいで抗酸化作用の意味がなくなってしまいそうです…。

 

添加物不使用のおすすめペットボトル飲料

ちなみに、ビタミンCなどの添加物を一切加えていないお茶は、コンビニやスーパーで買うことができますので、見つけたら是非買ってみて下さい。

株式会社遠藤製餡
【有機JAS認定商品のあずき美人茶】はこちら

主原材料:有機小豆
賞味期間:(メーカー製造日より)270日

伊藤園
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原材料名:ルイボス
賞味期間:(メーカー製造日より)9カ月

 

無添加ワインとは?


では、保存料などの添加物を避けるのであれば、無添加ワインを選べばいいと思うと思います。
無添加ワインとは、殺菌や液中成分の除去などに様々な技術を駆使したり、発酵をコントロールするために酵素を使用したりしています。
雑菌や酸化変質する物質の除去にはマイクロフィルターを使い、濾過します。
微発酵や酸化変質を防ぐために加熱処理していることなんかもあるようです。
加熱処理すれば、もちろん味や香りが変わってしまいますし、酵素が死んでしまうので、ワインとしての熟成は行われることはありません

 

安くておいしいワインの正体とは?


コンビニでは1,000円以下のワインがたくさん並んでいます。
味も香りもよくてコストパフォーマンスがいいと言われていますが、その美味しさは何か知っていますか?

化学肥料、農薬、除草剤の使用で土が弱く固くなり、ぶどうの品質が落ちてきてしまっています。
そんなワインを美味しく見せるために、高級なワインや有名なワインの香料を加えているので、本来のワインの味や風味ではありません
香料のおかげなんです。
また、農薬を使うことで皮に住む酵素も死んでしまうので、発酵をコントロールするために酵素も使っています。
ヨーロッパでは、酒類は大蔵省の管轄のために、原材料表示の義務がないため、あまり知られていないのが現状です。
もはやワインの味をした、人工的なぶどう味のお酒といった感じですね。

化学肥料、農薬、除草剤を使えば大量生産できるということは分かると思いますが、土には大きなダメージを与え、それが元に戻るのには何十年(それ以上?)もかかります。

樹木の周りに雑草があると栄養を吸われてしまい、バランスが崩れてしまうので化学肥料を使います。
その雑草を無くすために除草剤を使います。
しかし、雑草がいないと害虫や病原微生物の天敵となる雑草がいないので、異常繁殖してしまいます。
その病害虫などを駆除するために農薬を使います。
その結果、土に栄養や空気を与えていた微生物も死んでしまいます。
栄養を作り出せないため、また化学肥料を使う・・・と悪循環になってしまいます
良い土とは、生態系のバランスが整っている土のことです。
生態系がしっかりしていれば、害虫などは発生しません。
化学物質を使うと生態系が狂い、病害虫が発生するんです。

人間のその場しか考えない行動が、何倍にも悪い状態になって帰ってくるなんて、その時は考えもしなかったと思います。

 

オーガニックワインとは?


オーガニックワインとは、オーガニック農業で栽培したぶどうから造ったワインのことです。
メタカリなどの保存料、色素安定剤、香料不使用であり、味・色・香りの補正は禁止されていますが、二酸化イオウを少量使用することは許可されています。
オーガニック原料を使っていればオーガニックコスメと呼ぶことができるように、オーガニックワインも少なからず酸化防止剤が入っているので、絶対安心とは中々言えないような気がします。
現時点では、美味しいワインを作る上で、酸化防止剤は必要不可欠なようですので、結局のところ飲む方の判断に委ねるといった感じです。

ワイルドクラフトのワインはないかと思い探しましたが、ワイルドクラフトのぶどうは使っているけれど、酸化防止剤などは入っていないワインは見つけることができませんでした。
やはり、酸化防止剤は今の技術では不可欠なんでしょう…。
使用するぶどうはワイルドクラフトのものというものを見つけましたので、少しご紹介します。

KURAMBON WINE
【KURAMBON WINE】はこちら
自然栽培でぶどうを育て、最小限の濾過(場合によっては無濾過)で瓶詰めされています。
(酸化防止剤(亜硫酸塩)が入っています。)

ROBERT MONDAVI(ロバート・モンダヴィ)
【ROBERT MONDAVI】はこちら
自然環境およびそこに棲息する動物たちを保護するために、自然との調和を大切にした革新的なナチュラル・ファーミング(自然農法)を採用しています。
(酸化防止剤(亜硫酸塩)が入っています。)

 

ビオディナミワイン=自然派ワインとは?


オーガニックに当てはまらない、自然派ワインと呼ばれるものが、ビオディナミワインです。
ビオディナミとは、ドイツの哲学者ルドルフ・シュタイナーが提唱した自然派主義生活のことで、それに基づく農業のことです。
ドイツのオーガニック認定機関であるDemeterがビオディナミの認証をしていますが、法律の規定がなく、認証がなくても使用することができます
実際には様々な添加物が入っていたり、人工的に味・色・香りの補正が行われているようです。

このように色々とワインについて調べてみましたが、今の技術では中々酸化防止剤や添加物を一切なくした、ワイルドクラフトのワインの製造は難しいのかもしれません。
ただでさえ、ワイルドクラフトのぶどうは少ないので無理ないかもしれませんが・・・。

 

まとめ
●今の技術では酸化を防ぐためには酸化防止剤を使うか、加熱処理しかないので、どちらを選ぶかは消費者が選ぶしかない。
●ワインを飲んで頭痛がする原因は酸化防止剤のせいかもしれない。
●ワインだけでなく、ジュースやお茶などに入っているビタミンCは保存料で、活性酸素を発生させる原因。
●安くて美味しいワインの正体は香料であること。
●ビオディナミワイン=自然派ワインは法律の規定がないため、添加物や香料が入っている可能性が高い。

 

今後もっとワイルドクラフトの概念が世間に知られていけば、酸化防止剤に代わる酸化を防げるものができれば、正真正銘のオーガニック=ワイルドクラフトのワインができる日もそう遠くはないかもしれませんね。

残留農薬量が多い食材とは?少ない食材とは?有機JASマークの落とし穴

残留農薬という言葉は聞いたことがあるかと思いますが、気にしたことはありますか?

スーパーやデパートなどで売られているものなのだから大丈夫だと思われがちだと思います。

日本では有機JASマークのついた食材をよく売られているのを見ますよね。
マークがついているから、100%安心・安全というわけではありません。
以前、農薬による人への影響とは?でお話しましたが、農薬は人間にとって決してプラスになるものではありません。

今回は、そんな残留農薬について、気を付けていただきたいことをご説明いたします!

 

残留農薬とは?


残留農薬とは、字の通り、食物に残った農薬のことを言います。

日本では、厚生労働省が、食品中に残留する農薬などが、人の健康に害を及ぼすことのないよう、全ての農薬、飼料添加物、動物用医薬品(農薬等)について、一定の量を超えて農薬等が残留する食品の販売等を原則禁止するという制度(ポジティブリスト制度)を施行しています。
現在、残留基準が設定されている農薬等は合計で788品目あります。

以前の食品衛生法の規則では、残留基準が設定されていない農薬等が食品から検出されても、その食品の販売等を禁止するなどの措置をしていませんでしたが、ポジティブリスト制度施行により、基準を超えて食品中に残留する場合、その食品の販売等の禁止ができるようになりました。
残留基準は、食品安全委員会が、人が摂取しても安全と評価した料の範囲で、食品ごとに設定されていますが、ポジティブリスト制度が施行される前の食品は、販売等を禁止していなかったので知らないうちに、購入していた可能性は否めません…。

農薬などが基準値を超えて残留する食品の販売、輸入などは、食品衛生法により禁止されているので、日本で販売されている海外からの食品は、基準値以下という意味では問題なさそうです。

 

有機JASマークの落とし穴とは?


有機JASマーク認定機関の規格に沿って、認定を受けたもののみ有機JASマークの表示が許され、オーガニック食材として認められています。
しかし、何度も言うように、オーガニック=無農薬、無化学肥料ではありません。
有機農産物の生産に置いて使用することがやむを得ないとされる化学合成農薬の使用は認められています
海外のオーガニック認定機関の厳しい規定と比べると、日本の有機JAS認定の規定は緩く、20種類以上もの農薬が認められているのが現状です。
確かに、他の食材に比べれば、農薬、除草剤、防カビ剤、化学物質などの残留は少ないのは事実ですが、その点、ワイルドクラフトの食材はそのような心配がないので、安心できるかと思います。

 

残留農薬量が多い食材とは?


食材によって、残留農薬量が多いものや少ないものがあります。

全ての食材を変えるということは、金銭的にも難しいと思いますので、残留農薬量が多いものは特に、ワイルドクラフトのものにするということを心がけてください。

 

残留農薬量が多い食材:いちご、りんご、ネクタリン、もも、セロリ、ぶどう、さくらんぼ、ほうれん草、トマト、パプリカ、さくらんぼ、トマト、きゅうり

残留農薬量が少ない食材:アボカド、とうもろこし、パイナップル、きゃべつ、グリーンピース、たまねぎ、アスパラガス、マンゴー、パパイア、キウイ、なす

 

上記に挙げたものは、一例になりますが、こちらのサイトに詳しく書かれているので参考になさってください。

これを見ると恐ろしくなります…。

 

オーガニックの話になりますが、妊娠中にオーガニック食材をとると、男児の先天性欠損症の発症リスクが劇的に低下したという研究結果があります。
つまり、ワイルドクラフトの食材にすれば、更にリスクを低減できる可能性があるということです。
ワイルドクラフトは、人の手が加わることなく自生しているからこそ、その周囲の環境のみ考慮すれば、良いものです。

まとめ
●有機JAS認定でも、20種類以上もの農薬が認められている。
●残留農薬の多いものは、ワイルドクラフトのものを選ぶ。

 

ワイルドクラフトの食材をとることは、自分のためだけでなく、生まれてくる子どものためにも、必要なことです。

食材を買う時、値段だけで決めないようにしてくださいね。

いい土とは?よく噛んで食べる意味とは?

ワイルドクラフトとは無農薬、無肥料で農作業を生産することですが(詳しくはこちら)、そのためには作物が育つ土が大事です。

いい土とはどんな土なのか、土壌に住む微生物、私たちの体を作る酵素を交えてご説明いたします!

 

いい土とは?


いい土とは、手で触ると温かく、約1gの土壌の中に数億もの土壌微生物が生息し、昆虫などの小動物、放線菌、細菌を合わせると数億~数十億の微生物が生息している土のことを言います。
一反(約1,000㎡)の畑の中には、約700kg存在していることになります。
土の中での微生物の役割は大きく、微生物なしではいい土は成り立ちません。

 

微生物の役割とは?


微生物は土の中の養分や生物の死骸を酵素で分解したり、植物が呼吸するために通気孔の役目を持つ土の団粒構造(水持ちと水はけのいい土)を作ったり、酸素を含んだ水を貯えたり、有機物や無機物の消化、吸収を高めて循環を促進しています。
更に、生理活性物質を生み出し、根圏微生物が根圏環境を保護し、植物の根を病気から守り適正な環境に保つ役割を果たしています。

しかし現在の土壌は、化学肥料や農薬などにより、微生物や小動物が生息することが難しくなり、生態系が壊されてしまいます。
作物に関しては、寒暖差や天候異変に弱くなり、病原菌に対する抵抗力も下がり、ひ弱で病気になりやすくなります。
作物の栄養の低下もそうです。

作物が丈夫に育つためには、根が丈夫で、養分を吸う細根がたくさんあることが重要です。
そのためには団粒構造の土づくりをしてくれる微生物がなくてはなりません。

 

人間と微生物、細菌の関係とは?


私たち人間も微生物から進化を遂げてきたものです。
細胞の中に、酸素からエネルギーを作り出す微生物であるミトコンドリアを体内に寄生させたり、酸素を好むミトコンドリア系と酸素を嫌う解糖系(1つのグルコースから2つのピルビン酸を生成する代謝過程のこと)のエネルギー生成の仕組みを取り込んだのが人間を含む動物です。
人間が作物から栄養を摂取できるのは微生物のおかげなんですね。

微生物には、細菌やウイルス、中には寄生虫なども含まれていますが、互いに助け合って共存しています。
特に密に接しているのが細菌です。
人間には、約100兆個、重さにして1~2kgの細菌が常在し、皮膚、消化管、呼吸器系、口腔などのあらゆる場所に存在し、バランスを保って定着してくれています。

健康な体を維持するためには、腸内のバランス(腸内フローラのバランスとも言われています)を整えることが大切だと言われているのはご存知かと思います。
人間に定着している細菌の90%は消化管に生息していると言われ、これがよく耳にする腸内細菌のことです。
腸内細菌は3,000種類以上の酵素の産生に関わっていたり、私たちが取り入れた食べ物を分解してくれることで、消化吸収ができ、私たちは生命維持することができています。

私たちが健康でいられるのには、酵素と腸内細菌の活動あってです。

 

酵素とは?最初に野菜を食べる意味とは?


先ほどご説明したように、人間の体を維持するためには酵素もなくてはならないものです。

酵素とは、細胞間の情報を伝達し腸内環境を適正に維持したり、代謝にも働いたりして、体内のバランスを整える役割をしています。
酵素には、体内で生成する内部酵素と、外部から取り入れる外部酵素とに分けられ、内部酵素は更に、代謝酵素、消化酵素と分けられます

代謝酵素:生命活動に重要な役割を果たす酵素のこと。
代謝に関わる酵素で、栄養を腸から吸収し、毛細血管を通り内臓や筋肉などあらゆる組織へ届けます。
また、たまった毒素や老廃物を汗や尿の中に排出し、リンパ液や白血球の働きを促進し免疫力を高めてくれます。

消化酵素:食物の消化、吸収活動に不可欠な酵素のこと。
消化器官内で分泌され食べ物を分解する酵素のことです。
唾液中のアミラーゼや胃液中のペプシン、膵液中のリパーゼ、腸液中のスクラーゼなどがあります。

しかし、一生の間に体内で作られる量に限りがあり、また体内で合成できないものもあるため、外部から酵素を取り入れる必要があります
それを、食物酵素といいます。

食物酵素を多く含む食品として、新鮮な生肉や魚、生野菜、果物、発酵食品(味噌、納豆など)があります。
食事をすることも活動であるために、酵素を必要とします。
食事をする時にサラダなどの野菜を最初に食べる意味はきちんと理解していますか?
血糖値を急に上げないということはもちろんありますが、食物酵素を多く含んだ野菜を最初に野菜を食べれば、体内の酵素を無駄に使わなくてすむからという意味もあったんです。
一般的に酵素の耐えられる温度は70度以下と言われているので、調理方法には注意してください。

 

よく噛んで食べる意味とは?


小さい頃、ごはんを食べる時に「よく噛んで食べなさい」と言われてきたと思いますが、その意味はきちんと理解できているでしょうか。
食事をすることは、活動の一つで酵素を必要とします。

よく噛んでいると、唾液がどんどん出てきます。
唾液に含まれる、でんぷん質を分解するアミラーゼも酵素の一つです。
よく噛むと、アミラーゼが食べ物を分解しやすくなるので、体内の酵素を無駄遣いしなくてすみます
そして、この節約した分は、体を維持するために使用されるため、免疫力が高くなります。

よく噛んで食べない、体に悪いものや夜更かしなどの不規則な生活を送っていると、どんどん酵素が消費されてしまい、病気になりやすくなったりするので、「よく噛んで食べる」、規則正しい生活を送ることが健康な体を維持するためには必要です。

 

ワイルドクラフトの土は、栄養豊かな微生物がたくさん住む自然の土です。
微生物がたくさん住む土のおかげで、いい土になり、美味しい野菜や果物ができあがります。

昔と比べて肥料や農薬を使用したことが原因で、野菜の栄養価はどんどん下がっていっています。
この表を見れば分かりますが、昔は肥料や農薬は使用されていなかったので、栄養価が高かったことが分かります。

まとめ
●いい土づくりをしてくれる微生物のおかげで、作物は丈夫に育つ。しかし、化学肥料や農薬のせいで生態系が崩されている。
●よく噛むことで、免疫力が高くなる。

 

肥料や農薬などで見た目を良くし、大量生産された栄養価の低いものを食べるのではなく、自然の土でできたワイルドクラフトの野菜から食物酵素をたくさんとり、いつもの食事を体のことを考えた意味のあるものにしていきたいですね。

農薬が引き起こす影響とは?人への影響とは?ワイルドクラフトは人間にも地球にも優しい

最近ではスーパーや通販でもオーガニック野菜や、ワイルドクラフトの野菜も増えてきました。

スーパーの野菜売り場を見れば分かると思いますが、普通に陳列されている農薬などを使った野菜と比べると値段は少々お高め…。
今は野菜自体の値段が高騰しているため、いくら体に良いからと言っても少し躊躇してしまう方も多いと思います。
今回はそんな農薬や殺虫剤についてご説明いたします!

 

農薬とは?


農薬や殺虫剤は、昆虫や植物の体内で起きている代謝系の化学反応を阻害させ、見た目を綺麗、大量生産できる、大量出荷できるものを作り出すために必要な薬剤です。
農薬を使用することで、人間や地球に深刻な影響を与えているのはもう知ってますよね。
体にいいと思って食べている野菜自体も、昔と比べると栄養価が低くなってきていると言われています。
農薬が原因のひとつになっているということは間違いないでしょう。

さて、普通に栽培することを慣行栽培と呼んでいますが、慣行栽培ではどのくらいの農薬を使用しているか分かりますか?
全国の都道府県が発表しているので参考にしていただきたいのですが、今回は埼玉県を例にあげてみます。
埼玉県の特別栽培農産物に係る化学合成農薬の使用回数及び化学肥料による窒素成分施用量の基準について
トマトやいちごは50回以上も農薬が撒かれています。
しかも何種類もの農薬を一度に使用しても、使用回数としてでしかカウントされないため、回数=農薬の種類(量)でもありません。

ブランド野菜と言って販売されているものは、一見農薬の使用回数が少ないと思われがちですが、そんなこともありません。

オーガニックのものも農薬が0ではありません
本当に農薬0のものを求めているのであれば、ワイルドクラフト以外はありえません。

 

農薬による人への影響とは?


昆虫などを殺すような薬が、人間には無害なんてことはあり得ません。
農薬は、呼吸、口、皮膚から体内に入り込み蓄積され、様々な障害やDNA損傷などを引き起こします。

急性中毒
数時間以内に現れます。
呼吸臭、意識障害、チアノーゼ、唾液分泌過多、呼吸困難、体温上昇、縮瞳、発汗、眼痛、接触性皮膚炎、けいれんなど。

慢性中毒
風邪をひきやすい、生理不順、自律神経失調症、近視、アトピーなど。

DNA損傷
発がん性、DNA損傷による流産、先天性異常児が生まれやすくなるなど。

 

上記のような影響を及ぼします。
現在では、出生する新生児のうち、3~4%が何らかの先天性異常があると言われていて、その原因の10%が環境因子であると言われています。
自分だけでなく、生まれてくる赤ちゃんにも影響を与えてしまいます。
また厄介なことに、一度現れると継世代的にその毒性が引き継がれてしまったりするのです。

日本では1960年~1970年代に水俣病やイタイイタイ病などの健康被害問題が起こりましたが、それも農薬が原因です。

 

農薬による地球への影響とは?



農薬などは広範囲に散布するため、水質汚染や土壌汚染をはじめとする環境汚染を引き起こします。
人間が生きていく上で欠かせない水。
私たちの体の約70%は水
そして、地球の表面の3分の2が水で覆われていて、約14億立方kmの水があると言われています。
汚れた水も、土壌の力で濾過され、蘇ります。
しかし、その土壌が汚染されていては、大切な水もおのずと汚染されてしまうことになります。
農薬の問題は、単に野菜への影響という端的な問題ではなく、地球全体、そして私たち生命にとっての危機的な大問題であるということを忘れてはなりませんね。

小学校の理科の実験を思い出してください。
ペットボトルを使って、濾過の実験をしませんでしたか?
汚い水は土壌で濾過され、きれいな水になりましたよね。
土壌が汚染されている場合、水は濾過されるでしょうか。
水が悪くても土壌が良ければきちんと濾過されますが、水が悪くて土壌も悪いとなると、濾過されるわけがありません。

人間の体も半分以上が水分で占められています。
年齢によって変わっていきますが、

胎児:体重の約90%
新生児:体重の約75%
子ども:体重の約70%
成人 :体重の約60%
老人 :体重の約50%

と言われています。
この水分の3分の2が筋肉などのあらゆる部位を構成する細胞の中にあり、残りは血液やリンパ液などです。
人間の半分以上を占める大事な水が、汚染されている水からできているかもしれない…。
水質汚染=体内の水質汚染体内の水質汚染=不健康に繋がるということは、想像できます。
土壌が汚染されることで、どんどん負のスパイラルに陥ってしまうんです。

また、農薬の中には環境ホルモンが含まれているものがあります。
野生動物の雌化が、その症状の一つです。
ニュースでも見たことあると思いますが、もし動物が雌しかいなくなったら繁殖へ影響が出てしまいます。
最悪の場合、絶滅も考えられます。
異常気象もそうです。
二酸化炭素CO²の増加により地球温暖化が起こり、北極や南極の氷山が溶け出し、海面上昇が起こっていたり…。

 

食い止めるためには?


一人一人がしっかり考えなくてはいけないはずです。
その時のことしか考えずに行った行動が、結果的に自分の首を絞めていることになっているのをよく理解して下さい。
今、私たちがすぐにできることは、そのような野菜を買わない、ということです。
次の世代を守るためにも、これからの地球を守るためにも、オーガニックなものワイルドクラフトなものを見つけたら、なるべく選ぶようにしてくださいね。

 

まとめ
●農薬は野菜だけでなく地球全体、私たちの生命にとっても大きな影響を与えるもの。農薬を使った野菜は買わない。

 

ワイルドクラフトの野菜取扱いおすすめショップはこちら

ワイルドクラフトとは?ワイルドクラフトの野菜は何がいいのか

近年の健康志向ブームから、オーガニックという言葉は世間で広く知れ渡り、オーガニックの野菜は一般的となりました。

最近では、食の安全性を求めて、顔の見える野菜として生産者の方のお名前や地区が記載された野菜などに注目が高まっておりますが、オーガニックより、更に安心・安全な地球に優しいワイルドクラフトのお野菜があるのをご存知ですか?

 

ワイルドクラフトとは?


ワイルドクラフトとは、自然栽培・自然農法・天然農法などとも言われ、無農薬・無肥料で農作物を生産する方法です。
また、肥料や農薬を一切使わないばかりでなく、不耕起(耕さない)・不除草(除草しない)・不施肥・(肥料を与えない)・無農薬(農薬を使用しない)を特徴とする自生している農作物、まさに人の手が加わっていない農法のことです。
現在は、農家や団体による独自の規定はあっても、法的な規制はありません。

 

オーガニック・野生・ワイルドクラフト


オーガニックとは、化学肥料を使わず・遺伝子操作をせずに、有機JASに認定された有機肥料を使った栽培方法のことを言います。
有機JASの認定の仕組みは、第三者の登録認定機関が行います。
生産農家や製造業者が認定の申請をし、書類や現地でJAS法に基づいて審査を行い、合格した場合にのみ有機JASマークをつけることができます。
認定後も、年に一回は認定機関の調査を受ける必要があります。

野生とは、野山などで自然に生育しているもので人の手が全く入っていないものです。

ワイルドクラフトとは、農薬・化学肥料・有機肥料を一切使わない無農薬・自然農の自然栽培方法を用いて、野生の生態系に近い環境の中で、作物を収穫できるよう、人間がお手伝いをしているものです。
お米の栽培では、除草剤を使わずに合鴨を使って草を食べてもらう合鴨農法なんかもあります。

 

特別栽培農産物とは?


特別栽培農産物とは、無農薬、無化学肥料、減農薬、減化学肥料の農産物をまとめた言い方のことです。
特別栽培農産物に係る表示ガイドラインに定められています。
特別栽培農産物は、原則として農薬と化学肥料の両方を、その地域の慣行農業より50%以上削減して作った農産物のみに表示ができます。
無農薬や農薬を削減していても、無農薬栽培野菜や減農薬栽培米などの表示は禁止されています。
ガイドラインなので、第三者による認証は義務付けられていません。

 

ワイルドクラフトの野菜の特徴


ワイルドクラフトの作物は、日本でのシェアは全体のたった0.02%と、とても少なく、まだまだ手に入りにくいものです。
ワイルドクラフトは、成功率が低く、手間がかかりすぎる上に収穫量が少ないので、生産農家が限れらています。
また、オーガニックと違い第三者期間(有機JAS)の検査がないので、自己責任で購入する必要がある。など、デメリットもありますが、何より、農薬・化学肥料を一切使用していないので安心・安全、昔ながらの伝統栽培で、地球にも人にも優しく、自然が持っている力を最大限に引き出し栽培された味が濃く栄養価の高い野菜ですので、オーガニックよりも更に上質なものを求めている方にはオススメです。

 

まとめ
●ワイルドクラフトとは、不耕起・不除草・不施肥・・無農薬を特徴とする、人の手が加わっていない農法のこと。
●農薬や化学肥料を一切使用していないので、地球にも人にも安心・安全。味も濃く、栄養価が高い。

 

ワイルドクラフトの野菜取扱いおすすめショップはこちら

ワイルドクラフトコスメとは?

みなさん、ワイルドクラフトコスメってご存知でしょうか?
ワイルドクラフトコスメとは、オーガニック(有機栽培)よりも更に理想的な、ワイルドクラフト(自然農法)を原料とした新ジャンルのコスメです。
オーガニックを超えた、今話題のワイルドクラフトコスメを徹底解説いたします!

 

ワイルドクラフトって何?


ワイルドクラフトとは、自然栽培・自然農法・天然農法などとも言われ、無農薬・無肥料で農作物を生産する方法です。
又、自然農法とは、肥料や農薬を一切使わないばかりでなく、不耕起(耕さない)・不除草(除草しない)・不施肥・(肥料を与えない)・無農薬(農薬を使用しない)を特徴とする自生している農作物、まさに人の手が加わっていない農法のことです。

 

オーガニックコスメ・ワイルドクラフトコスメの違いは?


まず初めに、オーガニックとは、化学肥料を使わず・遺伝子操作をせずに作る有機栽培農法です。
無農薬で作られた植物を証明するために第三者機関の認定が必要になります。
そのオーガニックを原料としたコスメをオーガニックコスメと言いますが、日本にはオーガニックコスメについての基準がなく、メーカーや団体によって定義は様々となります。
有機栽培は、化学肥料は使用不可となっていますが、堆肥や有機JASに認定された有機肥料を用いることが認められており、一部使用が許可されている農薬もあります。
また、海外のオーガニック化粧品認定機関の基準では、特定の科学物質を少量盛り込むことは許されているため、全く化学物質が入っていないとは言い切れないのが現状です。

それに比べて、ワイルドクラフトは、オーガニックに許されている有機肥料と一部の農薬はNGで、肥料は一切使わず、無農薬に徹底的にこだわり、自然栽培に適した自然環境(健康的な木・雨量・日照時間・湿度・生態系・風量)、自然界のバランスが何より重要という、正に自然と共生した天然農法
特に自然界の生態サイクルをしっかりと保っている土壌を確保し、植物が持っている力を最大限に引き出すことのできる自然農法なのです。
オーガニックに比べ、更に安全で地球に優しいと言われていて、オーガニックと認定されることよりも意義があると言われています。
そのワイルドクラフトを原料としたコスメは、自然のものしか使用していないので、肌への負担がなく、安心・安全なハンドメイドの化粧品です。

 

ワイルドクラフトコスメの特徴



植物のパワーを引き出して凝縮させたコスメですので、お肌への影響力も大きいと考えられます。
栄養価の高い植物のパワーを凝縮した最高級品のため、大量生産が不可能で、一般的なコスメに比べるとどうしてもお値段が高くなってしまいますが、植物が本来持っている栄養分や有効成分のバランスが整っていて、肌本来の力を引き出してくれる究極のコスメです。

 

まとめ
●ワイルドクラフトコスメは、原料に化学肥料や農薬を使用していないので肌に優しい。配合成分も自然のもののみ。
●植物が持っている本ラインの有効成分のバランスが整っているので、肌本来の力を引き出してくれる。

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