ワイルドクラフト<目次>
ごうちゃん
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コーヒーを飲む時に何気なく出てくるコーヒーフレッシュを入れたり、温めるだけの味の付いたミートボール、コンビニで売られているドレッシングをかければすぐに食べられるサラダなど、普段何気なく食べているもの、使っているものを気にしたことのある方はどれくらいいるのでしょうか。
今回はそんな食品添加物についてご紹介いたします!
食品添加物とは?
食品添加物とは、保存料、甘味料、着色料、香料など、食品の製造過程または食品の加工、保存の目的で使用されるものです。
人の健康を損なうおそれのない場合に限って、成分の規格や、使用の基準を定めたうえで、使用が認められたものです。
私たちがよく口にする、明太子、漬物、練り物、ハム、ソーセージ、ベーコンなどに、特に大量に添加物が使われています。
特に明太子には、味付けや保存、見た目を綺麗にするために10種類以上の添加物が使用されているものがあり、総重量の2~3%が化学調味料だと言われています。
食品添加物の一日の摂取量はどの位?
一般的に一日平均10gと言われています。
年間で約40kgもの食品添加物を口にしていることになります。
コンビニ弁当やスーパーやデパートのお惣菜などだけでなく、市販のドレッシングやカレールウなど、何気なく使っているものにも多くの添加物は入っています。
また、化学調味料やグルタミン酸ナトリウムという物質名ではなく、調味料(アミノ酸等)と表示されているので、添加物だと気づいていないということも。
そのため、知らず知らずのうちに、口にしまっているんです。
食品添加物の危険性とは?
人体への害悪、毒性があり、特に発がん性があると言われています。
日本では2人に1人がガンになり、3人に1人がガンで亡くなっているのが現状です。
食事をしないと死んでしまいます。
私たちにとって食事は欠かせないもの=食事はそれほど大切なことだということです。
そんな食事が食品添加物だらけだったら、自らガンになるリスクを高めているだけです。
食品添加物の使用量や使用対象の食品は、厚生労働省でネズミなどの動物を使って毒性テストをして、その結果をもとに厳しく定めています。
薬も一緒で大量に飲めば体に何らかの影響を及ぼします。
食品添加物も、使用量が決まっているということは、摂り過ぎたら体に何らかの影響を及ぼすからということなのはお分かりだと思います。
毎日自炊していれば大丈夫?
毎日自炊しているから大丈夫と思っていても、料理の際に使う調味料にも、添加物が入っている場合があります。
例えば、醤油。
醤油は、大豆、小麦、塩、麹でできていますが、添加物たっぷりの醤油の成分表を見ると、脱脂加工大豆が一番最初に書かれていると思います。
これは、油を搾った搾りかすです。
そこに、醤油のうま味成分であるアミノ酸、その他の添加物を入れて作られた、醤油に似せた代替品なんです。
本当の醤油は丸大豆しょうゆと書かれており、代替品は新式醸造しょうゆなどと書かれているので、買われる際に見てみて下さい。
味噌やだしの素などにも要注意です。
この化学調味料や、加工食品のうまみの素であるたんぱく加水分解物などの添加物は、一度口にしてしまうと、舌に「美味しい」と記憶させてしまいます。
そのため、スナック菓子やインスタントラーメンのような加工食品を頻繁に食べていると、それが「美味しい」と舌に刷り込まれてしまい、お母さんの味を「美味しい」と思わなくなってしまいます。
先日、植物図鑑という映画を見てまさしくこれだ!と思ったシーンがありました。
主人公の女の子は、毎日手作りとは程遠いコンビニ弁当を食べていましたが、ひょんなことから植物に詳しい家の無い男の子と出会い、家事をする代わりに居候させてあげると言って、一緒に生活を始めます。
その男の子は料理が得意で、自ら野生の植物(まさにワイルドクラフトですね。)を取りに行き、植物本来の美味しさを引き出すシンプルな味付けの料理、その時に旬な植物を使った料理を毎日女の子に作ってあげます。
ある日、女の子は会社の飲み会で居酒屋へ行った際に食べたつくねの味つけに違和感を持ちます。
毎日手作りの料理を食べていたことで、舌が変わり、男の子の料理が「美味しい」に変わってきたんです。
これは映画の中の話ですが、実際に手作りの食事を心がけていれば不思議と舌は変わっていきます。
本来の舌を取り戻してあげるためにも、食材だけでなく調味料にも目を向けてみて下さい。
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食品添加物のメリットとは?
人間の体にとってのメリットは、はっきり言ってありません。
しかし、消費者、生産者、販売店それぞれにとって、健康面以外ではメリットがあります。
消費者のメリット:見た目が綺麗、美味しい、便利、時短
生産者のメリット:コストを下げられ利益が上がる、均一な商品を楽に作れる
販売者のメリット:安い商品を仕入れれば、特売品にできる、売上が伸びる
もちろん全てがデメリットだったら、こんなに当たり前に使われることはありません。
購入する前にもう一度、自分の体のこと、家族の体のことをよく考えてみてください。
完全に食品添加物の無い食事を一生続けるのは不可能なので、うまく付き合っていく必要があります。
食品添加物と上手に向き合うには?
裏面に記載されている成分を見てもさっぱり分からないと思います。
簡単に見極める方法は、台所にないものが入っているものはなるべく避けることです。
先ほど述べたようなメリットもあるので、状況に応じて、上手に付き合っていきましょう。
本物の塩とは?
塩を買う際に裏の成分表示を見る方は少ないように感じます。
料理でも外食でも、塩はどんな料理にも使われていますよね。
塩を例に挙げてみますが、大きく4種類に分けられます。
①精製塩
海水から電気炉膜を使って塩化ナトリウムだけを取り出したもの。
一般的な塩がこれに当たる。
②輸入塩
岩塩や天日塩のこと。
メキシコやオーストラリア、中国製が多い。
岩塩や天日塩にはミネラルはほとんど含まれていない。
③再生加工塩
②で輸入してきた塩を、一度海水で溶かし、塩化マグネシウムなど加えて再生加工したもの。
④自然海塩
海から直接汲み上げ、水分を蒸発させたもの。
ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、鉄、銅、亜鉛などの海のミネラルがぎゅっと凝縮されている。
日本古来の塩の作り方で、成分を全く調整しない、まさにワイルドクラフトな塩。
ただ単に安いから、量が多いから、と言って買っても、それが本当の塩なのか、きちんと知る必要があります。
もちろん好みや考え方が様々なので、用途によって使い分ければいいのですが、口に入れるものは少なくとも自然海塩がいいと思います。
もしオーガニックやワイルドクラフトのものを買っていても、調味料や、他に口にするものが食品添加物たっぷりのものだとしたら、結局、添加物たっぷりの料理になってしまい、プラマイゼロ、むしろマイナスになってしまうように思えます。
せっかく地球にも人にも優しいものを買っているなら、自分の体も優しくしてあげてください。
●醤油を選ぶ時は、丸大豆しょうゆを選ぶ。
●塩を選ぶ時は、自然海塩を選ぶ。
一番忘れてほしくないことは、本来食べるということは、命をいただくこという行為だということです。
小さい頃に親から、「いただきます」「残さず食べなさい」「ごちそうさまでした」を教わりませんでしたか?
その「いただきます」「残さず食べなさい」「ごちそうさまでした」の意味、私たちの食卓に並ぶまでに、どれだけの命が犠牲になっているかをもう一度考えてみてくださいね。